ミコちゃんの徒然日記

日々の雑感など

春愁...唐突なお別れ

2019年03月20日 | これもまた摂理

追憶をたぐれば軽ろきつくしんぼ   山本博子

 

3月17日の朝、思いもかけない義姉の知らせが

実家の方から入りました。

兄が他界して9年が近いのですが、その妻である

義姉がずっと一人住まいでした。

家の中で倒れそのまま2日間ほど、見付けられることなく、

ご近所さんが電気が点いたままを不審に思われて、

やっと発見されて、救急車で病院のICUへ。

 

意識は戻らぬまま、19日の未明に息を引き取られ

帰らぬ人となられました。

17日からずっとお祈りをして、聖心ならばどうか

義姉が回復できますように...と願いましたが...

意識が戻られたら、沢山のありがとうを伝えたかったです。

 

4歳年上の義姉とは、昨年の11月と12月に

電話でお話をする機会があって、今思うと

せめてもの慰めであり、心の交流を感謝しています。

 

ご大家の一人娘さんとして、何一つ不自由なく

大切に育てられ、若くして何故かクリスチャンに。

カトリック系の女子大を出られた影響もあったのでしょう。

 

「ミコちゃんはオレンジ色の服をよく着てるから、

このスカーフがお似合いかも」と言って、

綺麗な色彩のミックスした素敵なシルクの

スカーフをプレゼントして下さったことがあり、

50年近く経た今も愛用しています。

娘が幼い頃、気持ちがいい^^と言っては

すりすりしていたそのスカーフは

これからも愛用し続けます。

 

まだ、お互いが新婚に近かったころ、

我が家に遊びに来られた時、「キャロットケーキ」を

手土産に下さいました。それは

新品の綺麗な箱に入り、お手製の人参色のパウンドケーキで

とっても美味しく、プロのお味に負けないものでした。

 

私にとって、何でも識って何でも出来られる義姉は、

羨望の的で、神戸の教会では婦人会会長を長年され、

私のように月一の信徒とは、真面目さが月と鼈ほどの

差があるなぁと本当に思います。

足腰が弱ったころ、2年前くらいからは背中がぐっと

曲ったそうで、電話の向こうからか細い声で話されて

心配していました...

 

 

月日は流れ流れて、お別れの日が来てしまいました。。

看護師をしながら、兄を支え二人の子供を立派に育てた

義姉に心から感謝を捧げたいと思います。

 

22日が前夜式、23日が葬儀告別式ですが

寂しさと哀しみは大きなショックとなり、

思いめぐらす追憶が刻々と迫ってくる毎日です。

仕事に追われる息子達はどうも無理なのですが、

23日が会社の休日という娘が運転して

神戸まで連れて行ってくれますので

本当に助かります。T姉さんを慕う方々が各地から

集まり、荘厳なパイプオルガンが流れる中、祈りと

讃美歌と涙のお別れになることでしょう。

 

   

  

 

 

ご覧頂きありがとうございました。 

 


goo 音楽 アーティスト