
もう3月にならんとしております。今年の2月はけっこう暖かかったでしょうか。はあっという間に2月も終わり。そろそろオープン戦も始まります。でも今年はWBC一色で、ほとんどキャンプ情報は伝わってきません。関西では阪神情報は満載ですがね。他はなかなかです。私は、WBCは全く興味のない「非国民」であります。そんなことより、ペナントレースの方が大事であります。へへへ。
それで今回は、ブラームスです。ブラームスの交響曲は4曲。どれも重量級でいいですねえ。世間では、ブルックナーやらマーラーやらが取り上げられることが多いですが、交響曲として、正統的で時代を代表するものとしては、やはりブラームスでしょうね。ベートーヴェンの継承者ですよね。4曲ともにいいです。私は好きです。その中から、交響曲第2番ニ長調作品73。長年の辛苦の結実ともいえる1番で、ベートーヴェンの後継としての地位を確保したブラームスが、わずか数ヶ月で完成させた交響曲です。1番に比べると肩の力を抜いた美しさが溢れる曲ですね。まあ、そんなことは周知のことでありましょうが…。
そして、この演奏ですが、オイゲン・ヨッフム指揮VPOであります。1981年9月20日カール・ベーム追悼演奏会でのウィーンのムジークフェラインザールでのライブ録音です。ヨッフムとVPOの組み合わせというのは、けっこう珍しいですね。それで、この演奏、まず美麗な弦楽器に耳が引かれます。決して派手ではないのですが、美しく旋律を歌っています。なめらかで、つやのある音色は、さすがのVPOであります。中でもチェロがいいですねえ。それでヨッフムとしては自然体なんでしょうが、力強いスケールの大きな演奏になっています。そして、各主題についてはテンポを落として、じっくりと慈しむように表現しています。これもこのの演奏の魅力でしょう。第1楽章、低弦による基本動機に続いて、ホルンによる第一主題、続いてヴィオリンによる基本動機、そしてチェロによる第二主題。ここまで聴いただけでも、この演奏の豊かな曲作りの特徴が手に取るようですね。第2楽章、冒頭チェロによる主題に始まり、弦が艶やか、木管もうまい。気持ちを込めたヨッフムが聴けます。第3楽章。ここでもチェロのピチカートにオーボエがからむ。チェロのピチカートはいいですね。第4楽章ここでヨッフムは次第に熱くなる。それに伴ってオケの乱れも微塵もない。曲時代の力も加わって、ずんずんと押し進んでいきます。ヨッフムの高揚感あふれる指揮も特筆すべきものです。
このCDには、モーツァルトのフリーメイソンのための葬送音楽と交響曲第41番「ジュピター」がもう一枚のCDに収められており、当日演奏された全曲が収録されており、ベーム追悼演奏会の様子がほぼ完全に再現されています。それで、この2枚組は1050円で発売されています。この内容にしてこのお値段ですから、これはうれしい限りでありますね。
(Altus ALT072/3 WIENER PHILHARMONIKER Live Recording Edition 3 2003年)
それで今回は、ブラームスです。ブラームスの交響曲は4曲。どれも重量級でいいですねえ。世間では、ブルックナーやらマーラーやらが取り上げられることが多いですが、交響曲として、正統的で時代を代表するものとしては、やはりブラームスでしょうね。ベートーヴェンの継承者ですよね。4曲ともにいいです。私は好きです。その中から、交響曲第2番ニ長調作品73。長年の辛苦の結実ともいえる1番で、ベートーヴェンの後継としての地位を確保したブラームスが、わずか数ヶ月で完成させた交響曲です。1番に比べると肩の力を抜いた美しさが溢れる曲ですね。まあ、そんなことは周知のことでありましょうが…。
そして、この演奏ですが、オイゲン・ヨッフム指揮VPOであります。1981年9月20日カール・ベーム追悼演奏会でのウィーンのムジークフェラインザールでのライブ録音です。ヨッフムとVPOの組み合わせというのは、けっこう珍しいですね。それで、この演奏、まず美麗な弦楽器に耳が引かれます。決して派手ではないのですが、美しく旋律を歌っています。なめらかで、つやのある音色は、さすがのVPOであります。中でもチェロがいいですねえ。それでヨッフムとしては自然体なんでしょうが、力強いスケールの大きな演奏になっています。そして、各主題についてはテンポを落として、じっくりと慈しむように表現しています。これもこのの演奏の魅力でしょう。第1楽章、低弦による基本動機に続いて、ホルンによる第一主題、続いてヴィオリンによる基本動機、そしてチェロによる第二主題。ここまで聴いただけでも、この演奏の豊かな曲作りの特徴が手に取るようですね。第2楽章、冒頭チェロによる主題に始まり、弦が艶やか、木管もうまい。気持ちを込めたヨッフムが聴けます。第3楽章。ここでもチェロのピチカートにオーボエがからむ。チェロのピチカートはいいですね。第4楽章ここでヨッフムは次第に熱くなる。それに伴ってオケの乱れも微塵もない。曲時代の力も加わって、ずんずんと押し進んでいきます。ヨッフムの高揚感あふれる指揮も特筆すべきものです。
このCDには、モーツァルトのフリーメイソンのための葬送音楽と交響曲第41番「ジュピター」がもう一枚のCDに収められており、当日演奏された全曲が収録されており、ベーム追悼演奏会の様子がほぼ完全に再現されています。それで、この2枚組は1050円で発売されています。この内容にしてこのお値段ですから、これはうれしい限りでありますね。
(Altus ALT072/3 WIENER PHILHARMONIKER Live Recording Edition 3 2003年)
このブラ2は素晴らしいです。私もブログで記事にしましたが、個人的にはザンデルリンク/ドレスデン、シューリヒト/シュトゥットガルトと並んでBest3入りです。当のベームのライブよりも良いと思うのです。(ベーム翁ゴメン!)