なんとか風邪からも復帰しました。病床にあったときは、モーツァルトが一番と述べましたが、そんなことから、聴いていたのが歌劇『ルチオ・シッラ』であります。12月に買ったCDです。先日読んだ、文春新書の中野雄著『モーツァルト 天才の秘密』によると、1772年の二度目のイタリア旅行から帰ったころから、モーツァルトの音楽は変化し、彼しか書けないような音楽に変貌を遂げたと言われます。そして、K.136のディヴ . . . 本文を読む
27日は、モーツァルト250回目の誕生日ということでした。1991年は没後200年ということでしたが、それに続いての記念の年です。まあ、次に考えられるのは、没後250年ですが、そこまで生きているかどうか微妙なところか、多分無理かなって思いますので、私が経験する最後のモーツァルト記念の年かもしれません。前回の1991年には、モーツァルトのいろいろなCDが安く出て来て、けっこうモーツァルトを集めること . . . 本文を読む
今日は、レコードです。レコードはたまに聴くと、なんとも懐かしい音がしますね。最近は、ほとんど聴きませんが、これでしか聴けない演奏もあったりて、そのことで、ブルックナーのカラヤンの交響曲第4番「ロマンティック」を聴きました。このレコードを買ったのは、たしか、14才のときでした。当時、岡山の田舎に住んでた私は、クラシック音楽を好んで聴きだして一年ほどがたった中学生でした。友人と岡山大学の学生だった知り . . . 本文を読む
ピアノ曲を最近よく聴いてますが、なんといってもピアノ曲で一番よく聴くのは、バッハの平均律グラヴィーア曲集です。1巻と2巻、どちらも大好きです。どんなときにも聴くことができる音楽です。しっかり集中しても、また何かをしながらでも。バッハの音楽は懐が深いですね。そもそも、私の平均律体験は、グールドから始まりました。この躍動感に溢れた演奏、特に雄弁な左手に夢中になりました、その後、知人からリヒテルの演奏が . . . 本文を読む
昨日、岡山のBOOKOFFでまたまた買ってしまいました。バーバラ・ヘンドリックスのシューベルトの歌曲集(第2集)です。伴奏はラドゥ・ルプーです。シューベルトの歌曲は、これまであまり馴染みがありませんでした。中学校のときの音楽の時間に「魔王」を聞かされたことを覚えています。『冬の旅』も聞いた記憶があります。それで、よかったか?と聞かれると、「No!」ですよ。おもしろくないんです。「魔王」ってのも、そ . . . 本文を読む
金曜日から、岡山の実家に帰ってました。雪が心配でしたが、まったく降りませんでした。岡山まではいつも高速を使わず、地道で往復してます。約3時間。この間、車の中でCDを聞いてます。帰りは、たいがい最近はバッハのマタイ受難曲を聞いてます。マタイはいいですね。素晴らしい曲が、もう波状攻撃のように、これでもかこれでもかと、襲ってきます。だいたい、あと少しで全部聞ける!ってところで、家に着いてしまいます。なぜ . . . 本文を読む
先日、ドン・カルロについて書きましたが、それからどう巡ってか、カバリエにたどり着きました。それで、彼女のプッチーニ・アリア集を聞きました。カバリエとは、あのモンセラート・カバリエであります。カバリエを聞いて思うのは、この人のテクニックの凄さです。とくに、完璧なブレスコントロールによるピアニッシモの美しさは、比類するものがありませんね。ある人は彼女のピアニッシモを長く伸ばす歌い方を細い絹糸になぞらえ . . . 本文を読む
またまた昨日、家の近所のBOOKOFFで、シューベルトの即興曲を買いました。ピアノはアルフレッド・ブレンデル。先週、ラドゥ・ルプーで買ったのと同じ曲です。ブレンデルは、バックハウス、ケンプやグルダ亡き後のドイツ正統派の系譜を引くピアニストですが、なかなかドイツの先賢ピアニストの壁を乗り越えられないのも事実であります。ベートーヴェンも何回か全集を録音してますが、「やっぱ、バックハウスやで~」と思って . . . 本文を読む
先月、カラヤンのドン・カルロを買ったことを述べましたが、カラヤンはこのオペラのビデオも残しています。1986年のザルツブルク復活祭音楽祭のライブです。ソニーからDVDも出ていますが、わが家には、おそらく今から10年以上前でしょうか。NHKBS2で放送してましたが、それを録画したビデオがありますので、それを少し久しぶりに見ました。最近は、トンとオペラなどの放送をNHKはしなくなりましたね。昔は頻繁に . . . 本文を読む
昨晩、夕刊を見ていた家人がビックリして訃報記事を教えてくれました。87歳だそうですね。数年まえ、レヴァインのメト就任の何年かの記念演奏会で登場して、ワルキューレの「雄叫び」?を披露したことを覚えてます。ニルソンは、20世紀後半を代表するワーグナーのドラマチック・ソプラノとして活躍しただけでなく、この分野では、フラグスタットと並ぶ頂点を極めた人でしたね。私がちょうど音楽を聴き始めた頃が、現役の最後で . . . 本文を読む
先日、モーツァルトの比較的早い時期のオペラ5曲が入ったBOX8枚組を買いましたことは、先に述べた通りです。『偽の女庭師』『ルーチョ・シッラ』『牧人の王』『劇場支配人』『エジプト王タモス』で、すべてアーノンクールです。生誕250年記念のものです。1991年に没後200年で全集が発売され、そのばら売りの輸入盤で、オペラでイドメネオより前の作品を買いました。ハーガーの指揮のものがほとんどでした。後のダ・ . . . 本文を読む
私は、バッハはけっこう好きです。特に声楽曲は、よく聴いてます。ある時期、マタイを聞きながら、家で汗まみれになりながら、エアロバイクを漕ぐ、ということが日課になった時期もありました。また、カンタータについては、「バッハの真髄はカンタータにあり」という格言?を誠にもって信奉しているものであります。中でも、リヒターの演奏は何物にも代え難くすばらしい、と確信しておりました。十年ほど前に、25枚の選集を半分 . . . 本文を読む
シューベルトに最近傾いています。今回は、4つの即興曲です。これはD.899と935の二つがありまして、演奏はラドゥ・ルプーです。じつはこれは、関大前の●●●●●で750円で買いました。しかし、帰って聞こうとしたら、聞けないのであります。ディスクを見ると、裏側が半分以上白っぽくなっているんです。それは不良品だ!と思って、苦情電話をしたら、返金してくれるとなったのです。その後、メガネのレンズを拭くよう . . . 本文を読む
大阪に行く途中に、三宮のタワーレコードに寄りました。DENONのCREST1000にあるヴァレリー・アファナシェフのシューベルトの晩年の三つのピアノソナタと見つけてこれだ、と思って確保しておればよかったのですが、ひとまず他のCDを見ようと思ったのが運のつき。約10分して、再びピアノソナタにしようとして、行ってみると、「ない!」のでした。売れちゃいました。わずかの間に。それもシューベルトのピアノソナ . . . 本文を読む
正月に岡山に帰省しました。帰り道の東岡山のBOOKOFFに行くと、中古盤で先週買いそびれた「ワルキューレ」がまだあったので、買いました。1954年のバイロイト音楽祭のライブ。カイルベルトのやつです。値段は1250円。これは安いですよ。ふつう5000円ぐらいはします。安い理由は、おそらくこれが正規盤ではないからだと思います。しかし、このワルキューレは1954年のライブで、音もモノラルですが、それほど . . . 本文を読む