音楽喫茶・ヤギヤ店長の日記

クラシックなどの音楽が聴ける金沢の喫茶店ヤギヤの店主が音楽、コンサートなど仕事と趣味を楽しみながら過ごす日々を綴ります。

金沢大学ピアノの会 ヤギヤコンサート

2024年05月12日 11時15分00秒 | コンサート
金沢市にある金沢大学のピアノサークル「金沢大学ピアノの会」のみなさんがヤギヤでコンサートを開催しました。
ピアノの会のみなさんは毎年ヤギヤでコンサートを開催しており、今回で。。。何回目かな?
さまざまな学部からピアノが好きな学生たちが出演してくれましたよ。




1人ずつ演奏するから2時間くらいかかります(笑)
ピアノ演奏をたっぷり聴きたい方にはぴったりです。
学生なので卒業してしまうので多くても4回くらいしか聴けないんですよね。
その点が寂しくもあります。

みなさん卒業してもピアノは弾き続けて欲しいものです。
そしてまたヤギヤで聴かせてくださいね。


小林穂乃香x行野亜紀デュオコンサート

2024年04月14日 09時42分00秒 | コンサート
ヤギヤで開催したピアノデュオコンサート。
今回は小林穂乃香さんと行野亜紀さんのピアノ演奏でした。



ピアノはソロや連弾での演奏。
特にソロは2人の個性が現れていて聴いていてとてもおもしろかったです。
ゲストにフルートの上野賢治さんも加わって素晴らしい演奏会となりましたよ。







明日のコンサートはライブ配信も

2024年03月08日 21時07分31秒 | コンサート
こんばんは。
明日、9日の午後三時から歌とフルートのコンサートです。
今回は無料のライブ配信もありますよ。
以下のURLで視聴できます。


コンサートは今年米寿を迎える出野さんの息子さんが父のために開催を企画したもの。
息子さんの奥様と娘さんがフルートで共演いたします。
一家で作り上げるハートフルなコンサートになりそうです。



おしどり夫婦コンサート vol.2

2024年01月23日 11時14分03秒 | コンサート
先日の日曜日は今年2回目のコンサートでした。
今回は「おしどり夫婦コンサート」と題したコンサート。
音楽好きで夫婦で演奏を楽しんでいる二組の夫婦が出演されました。


久石譲の作品「アシタカとサン」から始まって、ベートーヴェン、バルトークというプログラム。
最初の久石譲の作品はみなさん聴いたことがある曲ですよね。

続く「3つの二重奏曲」はベートーヴェン作曲
演奏は千徳夫妻

ヴァイオリンは千徳信好、ファゴットは千徳真由梨

続いて亀本夫妻による演奏
曲はバルトークの「44のヴァイオリン二重奏曲」より2曲

ヴィオラは亀本侑志、オーボエは亀本理絵

こうして夫婦で演奏できるっていいですね~
私自身は楽器が弾けない人なのですが、こうして見ていると何か練習しておけばよかったな、と思います。

最後に千徳信好さんが作曲した幻想曲を四人で演奏しました。
本公演が初演だそうです。
「・・・最初で最後の演奏・・・」と話していましたが(笑)、いい曲だったので機会があれば聴かせてほしいです。


公演終了後はヤギヤで懇親会でした。

出演者とその友達の6人でヤギヤの料理と懇親会参加者が持参したお酒をいただきながらまだまだ楽しい時間が続きましたよ。

懇親会(打ち上げ?)はいつも楽しいですよ。
店内が狭くて大勢でできないのが残念です。(多くても10人くらい)
出演者の方もどんどん懇親会を申し込んでくださいね。



ピアノトリオコンサート 〜フランス音楽でつづる冬の日の幻影〜

2024年01月15日 13時52分00秒 | コンサート
2024年、ヤギヤの最初のコンサートはピアノトリオでした。出演は

ヴァイオリン 森澤麻里江
チェロ 村上曜
ピアノ 内藤晃

みなさんは以前にもヤギヤに出演されたことがありますので、過去に演奏を聴いたことがある方ばかり。
この3名が揃って出演するのは初めてです。
どんな演奏になるのか期待してこの日を待っていました。

まずは内藤晃さんのピアノソロから。
ドビュッシーの小組曲から「小舟にて」
内藤晃さんの音は粒がキラキラしているので好きなんです。



続いての曲、「美しき夕暮れ」では森澤麻里江さんのヴァイオリンとピアノです。
楽器がひとつ増えるだけで音楽の幅がぐっと広がりますね。

前半最後の曲は同じくドビュッシーの「ピアノ三重奏曲 ト長調」
この曲はドビュッシーが18歳で作ったらしく、1982年に楽譜が発見されたある意味新しい曲です。




チェロが加わると室内いっぱいに音が広がります。
チェロの低音、やっぱり好きです〜

後半はラヴェルの作品を。




まずは「ハバネラ形式の小品」
とても気持ち良く聴けました。




村上曜さんは6年くらい前にヤギヤでバッハの無伴奏チェロ組曲を全曲演奏したのですが、あれから奏法を変えているそうです。
より疲れなくなる奏法だそうで、練習するとすぐに指や身体のあちこちが痛くなる私も教えてほしいくらい(笑)




最後の曲は「ピアノ三重奏曲 イ短調」
これもラヴェルの作品ですが、各パートがとても難しい曲だそうで演奏する機会が少ないとか。
今回はドビュッシー、ラヴェルのとても珍しい三重奏曲が聴けてラッキーでした。




前日は安曇野にある「あずみのコンサートホール」で公演を行った三人でしたが、疲れも見せずに難曲を弾ききっていましたよ。

三人の最終公演は2月17日に東京の紀尾井町サロンホールです。
今回聞けなかった方はぜひそちらで。
毎回素敵な演奏で心を和ませてくれる三人です。ぜひみなさまも足を運ばれてください。



フルート・ピアノ デュオコンサート 最上綾乃・山澤祐香

2023年12月06日 09時24分06秒 | コンサート
先日の日曜日のヤギヤコンサートはフルートとピアノのコンサートでした。
フルートは最上綾乃さん
ピアノは山澤祐香さん

12月のコンサートらしくクリスマスソングからスタート

その後はモーツァルトのきらきら星変奏曲
この時期に聴くとクリスマスのイメージに聴こえます。

その他にもドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」
プーランクの「フルート・ソナタ」など。
ピアノ・ソロもありました。

シューマン(リスト編曲)の「献呈」
ベヒシュタインを初めて弾いた山澤祐香さん、最初は慣れなくて難しかったそうですがこの頃はキレイな演奏を聴かせてくれました。

後半もシューマンの「子供の情景」など。
最後にはモンティの「チャルダッシュ」も演奏
チャルダッシュはとても音が多いので息継ぎをいつしているの!?
ってなりました。

アンコールも2曲あってとても充実したコンサートになりました。
出演者の友達も聴きにいらしてたようで、公演後にみんなで写真を撮っていましたよ。
二人での公演は初めてだそうで、しかも自主企画の公演も初めてと初めてづくしの手探りでしたがみなさんに楽しんでいただけてよかったです。




オーボエ・デュオと通奏低音によるバロック音楽

2023年11月27日 18時54分22秒 | コンサート
昨日、日曜日はオーボエ、チェロ、チェンバロによるバロックコンサートでした。
『オーボエデュオと通奏低音によるバロック音楽』と題したコンサートは
オーボエ 佐藤亮一、田中宏
チェロ 富田祥
チェンバロ 加藤純子
の四人がバッハの時代のバロック音楽を演奏しました。



ヤギヤではバロック音楽の演奏会は少ないのでとても楽しみにしていました。
しかもチェンバロを搬入しての。
チェンバロの音を聴くのも久しぶりです~


オーボエは木管楽器の中でもとても難しい楽器ですが、綺麗な音色を響かせてくれました。


オーボエのおふたり、田中さんと佐藤さんはウィーンで出会ってからのお友達だそうで、かれこれウン十年のお付き合いだとか。
いついらいの共演なんでしょう?息のあった演奏でした。


古典のチェロ協奏曲とは違い、縁の下で支えるチェロ。
派手さはないですがオーボエやチェンバロとの音量、音色とのバランス感覚がいいですね。
低音の音が綺麗で気持ちよく聴けました。


今回演奏した曲の作曲家は知らない人ばかりでしたが、バロック音楽特有のゆるい感じが好きでした。
その時代の宮廷ではこのような曲を演奏していたのでしょうか?
その時代の光景を思い浮かべながら聴いていました。


公演後には懇親会も開催、参加者が持ち込んだ美味しいワインとチーズとともに軽い食事を提供しました。
料理もワインも美味しかったです。
コンサート後の懇親会も楽しいですね。
ウィーンのお話や楽器、音楽の話など他では聞けない話がたくさんできて貴重な時間となりました。



トリオコンサート ~ブラームスの調べ~

2023年11月24日 11時54分49秒 | コンサート
祝日の昨日はヤギヤで『トリオコンサート』~ブラームスの調べ~を開催しました。
出演した3人はヤギヤでは何回も演奏しています。

左から、中山知子さん、黒崎隆博さん、古川知津子さん
今回はこの三人がブラームスのソナタと三重奏曲を演奏しました。

チェロとピアノのためのソナタ第1番ホ短調 Op.38
こちらは個人的に大好きなチェロ・ソナタです。
最初の出だしのメロディーが好きでときどきCDで聴いていました。
生音で聴けて感動しましたよ。

クラリネットとピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.120-1
こちらは初めて聴いた曲でした。
ブラームスって難しい感じの曲が多いけど、旋律はきれいなんですよね~

休憩を挟んで、
クラリネット・チェロ・ピアノのための三重奏曲 イ短調 Op.114
これだけ全曲演奏
長い曲でした。練習にどれだけ時間がかかったんだろう?
ピアノの中山さんはずっと弾き続けて、手がかなり疲れていたそうです。
ピアノの音が多くて弾くのはたいへんそうだな~って思ってました。

アンコールはドイツ作曲家の3大Bのもうひとりベートーベンでした。
穏やかな旋律ですがピアノはやっぱりたいへんそうでした(笑)


今回も大勢の方に聴いていただけてよかったです。
残念だったのはドタキャンの方が何名からいらっしゃって、当日に聴きたいと連絡してこられた方が聴けなかったこと。
せめて前日にキャンセルの連絡があればその方たちも聴けたのになあ。
ということで、みなさんキャンセルの連絡はお早めにお願いいたします。

コンサート 順子の歌の旅

2023年11月13日 19時51分45秒 | コンサート
昨日は歌とピアノのコンサート『順子の歌の旅』でした。
ソプラノ・松本順子、ピアノ・山中聡子の二人が金沢とウィーンを歌で巡るコンサートでした。


まずは金沢を流れる犀川をイメージして「犀川」「ふるさと」を


そしてウィーンに思いを寄せて「モーツァルト」「シューマン」と衣装も着替えて歌いました。
素敵な構成の公演が続きます。


民族衣装にも着替えて「エーデルワイス」や「赤いバラ」も。
オーストリアは白ワインがおすすめなんだそうです。


そしてR.Stolzらの曲を披露してくれました。
時間を感じさせないコンサート。
歌もよかったけれどピアニストの山中聡子さんのピアノもすごくよかった。
繊細な音から感動的なシーンの盛り上げるような演奏。
ピアノのベヒシュタインはドイツ製だけれどきっとウィーンやヨーロッパの音が響いていたに違いない。


ふたりの熱演は当日2公演開催されました。
90分の休憩で次の公演というのはたいへんだったと思いますが、2部も素晴らしい歌とピアノを聴かせてくださいました。

松本順子さんは東京二期会のオペレッタ・ミュージカル研究会から派生したオペレッタ座に参加しており、今回はオペレッタについてみなさんに知ってもらおうと金沢を含め、岐阜、長崎でも公演されたそうです。
今後も関東や宮崎で開催する予定なので興味のある方はぜひご覧になってください。

前日は持ち寄り会で日本酒を飲み、今日はオペレッタを観る。
食欲と芸術と両方の秋を堪能しました。

林ナナ子 ピアノ・ミニコンサート

2023年11月07日 13時56分48秒 | コンサート
三連休最終日は林ナナ子さんのピアノコンサートでした。
林ナナ子さんのヤギヤでのコンサートは何回目になるのかな?

名曲アルバムというタイトルで全国で開催しているコンサートシリーズも今回で七回目。
さてどんなコンサートになるでしょうか。


前半はバッハの平均律から始まり、モンポウ、ショパンと続きました。
モンポウは演奏の機会が少ないのでここで聴けて嬉しい。
しかも穏やかな情感豊かな曲はとても落ち着きます。


休憩を挟んで後半は
モーツァルトのソナタ K310イ短調
長い曲なのですがじっくり聴くことができました。

最後にフォーレの無言歌とシシリアンヌ。
これはみなさんも聴いたことがあるメロディだと思います。
いい曲ですよね。


今回は東京からもたくさんの人が聴きにいらっしゃいました。
みなさんは金沢観光も兼ねてでしょうか?
演奏後はみなさんで食事に行かれたようです。

いつも情熱的で素敵な演奏を聴かせてくれる林ナナ子さん、来年はもっと多くの人に聴いていただきたいです。