音楽喫茶・ヤギヤ店長の日記

クラシックなどの音楽が聴ける金沢の喫茶店ヤギヤの店主が音楽、コンサートなど仕事と趣味を楽しみながら過ごす日々を綴ります。

ドイツ旅行記 5月30日 vol.2 ヴュルツブルク〜ローテンブルク

2020年03月20日 20時00分00秒 | 海外旅行

待ち遠しかったRBにやっと乗れ、シュタイナハに移動中です。

乗ってしまえばこちらのもの(笑)


電車の窓からぼーっと眺めていると。。。。窓の外を流れる景色が牧歌的で北海道っぽい。

(なんて書いてますが、実は北海道は行ったことがありません)




飛行機から見下ろしていた時も

「ここには山がほとんど無いなあ」と感じていましたが、列車で移動していても山らしい山はほとんど見当たりません。

自転車天国ですね、ここ。


しばらくすると乗換駅のシュタイナハに到着。

シュタイナハは小さな町の小さな無人駅でした。

田舎の簡素な駅なんですがゴミもほとんど無いキレイな駅でした。




乗り換えまで時間があったので駅の外も少し歩いてきました。

改札が無いので出入り自由なんですよ。

外に出る時にちょっと罪悪感があります。←これは日本人の感覚?




外から眺めると古そうな駅舎でした。

もちろんタクシーなんて停まってないし。でもタクシー会社の電話番号が貼ってありました。


ホームには電車で乗り込んできている人もいます。

ドイツの電車は自転車が積みこめる車両もあるんです。積み込み可能な車両には電車のマークが描いてあります。




電車に乗ってサイクリングっていいですね。ちょっと遠い町でも気軽にサイクリングに行けます。

これは日本でも実施してほしいと思いました。

例えば、金沢から富山まで電車に自転車を積んで行って、自転車で富山の街中を散策することもできますし。

レンタサイクルでもいいけど、自分の自転車の方が体に馴染んでて走りやすいですしね。


この駅でも切符の打刻機を見つけました。




これは黄色ですが、他にも赤い機械もありました。
どちらも目立つので駅に行ったら探してみてください。くれぐれも列車に乗る前に打刻を忘れないようにしてくださいね(笑)

シュタイナハからローテンブルクへの路線は単線でした。

同じ電車が往復しているのかな?


3両編成なのですがとても綺麗な車両、しかも広くてびっくり。



天井も高くて、とてもじゃないけどでが届かない。

ドイツの人はどれだれ背が高いんだ。


15分くらいでローテンブルクに到着。

ここも小さな無人駅でした。

どこの駅もシンプルですが好感が持てる駅です。



よーく見るとシュタイナハの駅と同じような造りですね。

車もあまり走ってなくて静かな駅前です。
ここから宿まで歩いて行ける距離なので荷物を引いて歩きました。
ドイツは石畳が多いのでスーツケースのキャスターが折れないか心配です。
できるだけ凹凸の少ない箇所を選びながら宿に向かいました。

つづく



おまけ
ドイツは石畳が非常に多く、スーツケースのキャスターにもかなり負担がかかります。少なくともキャスターはダブルの方が安心できます。それと、スーツケース自体が軽い方がいいです。お土産を買い込むとスーツケースが重いと重量制限にかかりやすくなりますからね。
今回の旅行ではこのスーツケースを使いました。実際にはこれの65Lくらいのサイズかな。
旅行期間にもよりますが、少し大きめの方が安心できます。



ドイツ旅行記 5月30日 vol.1 フランクフルト〜ヴュルツブルク

2020年03月19日 20時00分00秒 | 海外旅行
2018年5月30日 
東横インで朝食を食べながら周りを見ると結構日本人が多い。
後になって思ったけれど、こんなに日本人が多いホテルはここくらい。他の街ではホテルどころか街中でも日本人に会う機会は少なかった。やはり日系のホテルなのでみんな安心するのかな〜❓ 
 実は日本人だと思っていたけど韓国や台湾の人だったかも。


ホテルの朝食は定番のビュッフェスタイル。

輪島さんと一緒に朝食をいただきました。朝から出かけると思っていたので一緒に食べられるとは思いませんでした。
このホテルにはご飯と味噌汁もあったみたいですね。まだドイツに来て間もないので食べたいという気にはなりませんでしたが、長くドイツにいるとだんだん食べたくなってきましたよ。
東横インは旅の途中に来るとほっとするかも。

朝食を食べているとホテルの前にたくさんの大型バスが停まっていました。
朝食後に見に行ったら都市を結ぶバスの乗り場がホテルの前にありました。
どうやって利用するのかわからないのでウロウロしていたんですが、けっきょく分からずじまい。
おそらくバスの方が運賃が安いので、次回はバス移動も試してみたいですね。


今日はローテンブルク Rothenburg of der Tauber まで電車で移動します。

ホテルのすぐ横はフランクフルト中央駅。

この駅も歴史を感じさせる古い建物です。




駅の構内には電車のチケットの自販機もありましたが、今回はスマホのアプリ「DB Navigator」を使って予約しました。




フリーパスで移動するという方法もあります。 

フリーパスは期間内は同一料金というのと、決められた日数は同一料金というのがあります。 

例えば14日の間は同じ料金、というのと 1日券が14枚というもの。 

毎日電車に乗る場合は前者がお得ですし、3日に一度くらいしか電車に乗らないという人は後者がお得です。 


今回は事前に予約して乗るという方法をとりました。 電車のチケットは事前予約するとかなり割引されます。 逆に当日買うととっても高い! 電車の旅を予定している方は事前予約かフリーパスをおすすめします。 


DB Navigatorというアプリはとても使いやすく、日本だと乗換案内アプリにチケット購入機能が付いているって感じです。 路線図も付いてるし、GPSと連動させると今どこを走っているかもわかります。 チケットはクレジットカードで購入すると、QRコード付きのPDFが送られて来るので、電車の中で車掌さんにQRコードを見せればOKです。 

ちなみに、駅には改札がありません。 なので電車には自由に乗り降りできますが、チケットを持ってないとかなりの罰金を支払わないといけません。 間違って乗ってしまっても同じです。 アプリで事前予約していれば大丈夫ですが、紙のチケットを買った人は駅にある検札機で打刻してください。 


 ※今回はDB Navigator をiPadで使ったのですが、2019年7月現在はiPadには対応しなくなったみたいです。iPhoneには対応しています。 




ホームにはいろんな車両が並んでいました。

鉄オタではありませんが、かっこいいな〜と眺めていました。

やっぱりICE (手前の白い電車)は綺麗な形をしていますね。



フランクフルト中央駅からICE(Intercity Express)でヴュルツブルクへ。

そこでRB(普通列車)に乗り換えてシュタイナハ Steinachへ。

その駅でまた乗り換えてローテンブルクに到着、

という予定でしたが。。。ヴュルツブルク駅でいくら待っても電車が来ない。。。。??




ホームの電光掲示板を見てもドイツ語でしか表示されないのでなんて書いてあるのかわからないし、

「どうしようかな〜」とホームでウロウロしていたら学生さんらしき若者が近寄ってきました。

英語で

「その電車が遅れているよ」と教えてくれた。 ←そう聞こえた(^^;

なんて親切な学生さん😂


分かってしまうと、電光掲示板の表示の意味も予想できます。

これって100分遅れてるってことですね。。。。(^^;




ホームで待ってる同じ状況のみなさんは諦めてのんびりくつろいでました。

私たちももっていたパンを食べながら電車を待ちました。


予約してある電車は来ないんですが、別の電車(ICE)は来るんですよね。

RBよりもICEの方が優先的に走らせているのか?

料金の安い列車は後回し? ←疑心暗鬼になってます(笑)


フランクフルト〜ヴュルツブルクは順調に進んでいたので、ヴュルツブルクで乗り換えせず、もう少し先で降りて、戻るようにすればここまで待たなくてもよかったかも。

後で聞いたら、この路線は始発駅が遠いので気象条件でよく遅延が発生するそうです。

これも後から知ったのですが、DB Navibatorにはダイヤの遅延情報も表示されるので事前に確認するといいですよ。




90分くらい遅れてやっと目的の電車がやってきました。

はあ、よかった。やっと乗れました。


RBはのんびり走るし、停車駅も多い。いかにも電車の旅って感じです。

しかし、電車の遅延に遭遇したくないなあ。たまにならいいけど。


のんびり列車に揺られながら、つづく




おまけ

この時に持っていったα6500はカメラ本体に手ブレ補正が付いていて、暗いところでもしっかりホールドしていればちゃんと撮れました。

その点は素晴らしいのですが、バッテリーの持ちが悪い。

バッテリーが小さいんです。

α7 IIIからはバッテリーが大きくていいなあ、と思っていたら、同じく大きなバッテリーを搭載したα6600が発売されました。

もう少し早く作って欲しかった(涙)





ドイツ旅行記 5月29日 vol.2 フランクフルト

2020年03月18日 20時00分00秒 | 海外旅行

3人で中央駅からレーマー広場に向かってトコトコ歩きます。

もうみなさん仕事が終わった時間なのか街のレストランやテラスは人で賑わっていました。

この時期のドイツは日が長いらしく、夜なのに外は明るくて人も多いですね。




フランクフルト歌劇場を横目に歩き続けると、レーマー広場に到着。




着いたばかり、しかも初めてのフランクフルトなので何を見ても楽しい。




夕ご飯がまだだったのでレーマー広場に面した「Alten Limpurg」というレストランのテラスで

ドイツに来て初めてのビールをいただきました。

「いろんなビールを飲んでみる」というのもドイツ旅行の目的のひとつなのです(笑)

この時点で20:30くらい。でもまだ明るい。




ドイツ風だけど軽い食事を食べて、マイン川に向かって歩きます。

夜の散歩といったところ。


「鉄の橋」Eiserner Stegという小さな橋まで行くと、橋のいたるところに「鍵」がかけられていました。

どういう意味があるのかな?




橋の上から眺めるマイン川の夕暮れ時も風情があっていいです。夕暮れ時といっても実は夜の9時半くらいなんです。薄明るいので時間間隔がちょっと変になります。




歩き疲れたのでこの日はここからタクシーでホテルに引き返しました。

やっぱりタクシーは楽でいいですね~

明日はローテンプルクに移動する予定です。


(帰国してからカウントするとタクシーには2回しか乗ってませんでした。。。)

写真をたくさん撮るのでデジカメの電池がすぐに無くなります。
iPadの充電もしないといけないし。
なのでUSB出力付きのテーブルタップを使いました。
ちょっと大きいけど役に立ちました。





ドイツ旅行記 5月29日 vol.1 金沢〜フランクフルト

2020年03月17日 20時00分00秒 | 海外旅行
2018年5月29日 

移動時間がもったいないのでドイツには直行便で行こうと思いました。 調律師の輪島さんも毎回直行便で行くそうなので同じ便で行くことにしました。 

羽田発のANAで、フランクフルトまで行きます。 その前に金沢から羽田まで行くんですが、数年前に金沢から東京に行く北陸新幹線が開通したのでそれで行くという方法もあったのですが、東京駅から羽田に行くのが面倒だったので、今回は小松空港から羽田に行くことにしました。


小松空港まではバスか自家用車で行くしかありません。 バスだと不便だし、今回は荷物が多いので自家用車で行きました。 幸い、海外旅行で空港を利用する場合は2週間ほどは無料で駐車場を利用することができました。 小松空港で輪島さんと待ち合わせ。輪島さんの家族が見送りに来ていましたよ。 利用した航空会社がどちらもANAだったためか、羽田に着いたら預けた荷物はそのまま海外便の飛行機に移送してくれました。これは楽です。 初めて訪れた羽田の国際ターミナルはまだ新しくてとても綺麗です。 お上りさんらしく空港内のあちこちを歩いて回りましたよ(笑)


ドイツでキャッシングすることも考えて、ドイツの銀行で現金を引き出せるVISAデビッドカードも用意しました。 空港内に両替ができる銀行の窓口がありましたが、今回の旅行はVISAデビッドカードを使う予定なので20ユーロだけ両替しました。 

飛行機が離陸して、日本の上空、日本海、ロシアの景色を空から眺めていましたが、11時間もあるフライトなので半分は寝てました。




というか、ロシア上空は何時間飛んでも景色が変わらないので飽きちゃいます(笑) ロシア上空からの眺めはずーっと森と山と平原、ときどき街という感じ。 

次に気がついたらバルト海上空でした。 たぶんボスニア湾あたり。 小さな島がたくさんあってとても景色のいい海です。 ここは船でのんびりクルーズしたいところですね。


ポーランドからドイツに入ると意外と田園地帯が多いと思いました。街は点在しているし、街と街の隙間にはあちこちに風力発電施設が見えました。再生可能エネルギーを推進しているドイツらしい光景だと思いました。 

ドイツ上空をしばらく飛んでいるとフランクフルト空港に着きました。 長いフライトだった。。。




空港で入国手続きも終わり、
 「やっとドイツに来た〜」という気持ちになりましたよ。 よく飛行機を降りるとその国の香りがするって聞きますが、今回はあまり感じませんでした。



輪島さんは仕事用のレンタカーを借りたので、空港からフランクフルトで宿泊するホテルまでは車で移動しました。 運転はもちろん輪島さん。



iPadとGoogle mapでホテルの場所を調べて無事に到着。 

今日のホテルは東横INNフランクフルト(笑) フランクフルト中央駅のすぐ近くにあるのでとても便利。 日本人スタッフがフロントにいるのも安心です。 日本人観光客も多いですが、このホテルの素晴らしい点はなんといってもトイレに「ウォッシュレット」が付いてるところ。
 後日いろいろなホテルに泊まりましたがウォシュレットが付いてるホテルはここだけでした。 正直日本人スタッフがいなくてもいいけどウォシュレットがあったほうがいいと思ったくらい(笑)




チェックインを済ませて、晩御飯は外で食べることに。 そして夕方のフランクフルトの街に出ました。 

つづく 

おまけ 
飛行機の中のゴーッという低い音が苦手で、この旅行では使いませんでしたが最近は機内でノイズキャンセリングヘッドフォンを使っています。 基本的にはBluetoothで聴くんですが、ケーブルも使えるので機内のビデオも快適に聴けます。






ドイツ旅行記 プロローグ

2020年03月17日 10時17分00秒 | 海外旅行
ドイツ旅行記 プロローグ

 クラシック音楽が聴ける金沢のカフェ・ヤギヤです。 

2018年の初夏に2週間かけてドイツ旅行に行きました。 25年ぶりの海外旅行記をブログに書いたつもりでした。が、今になって何も書いてないことに気がつきました(笑) 
ずいぶん時間が経ってしまいましたが、記憶を手繰りつつ、ドイツ旅行記を書いてみようと思います。 時間が経つとどんどん忘れちゃうしね。 長くなると思いますがお時間のある方は読んでみてください。 

初めてのヨーロッパ、初めてのドイツ。しかもツアーではなく個人旅行だったのでますますわからないことだらけでした。それでも、なんとか無事に帰ることができたし、とても楽しかったので「旅行に行こうかな」と悩んでいる方のためにもこの投稿が少しでもお役に立てれば幸いです。 

海外旅行経験は新婚旅行でハワイに行ったのと、友達家族でサイパンに行ったことしかない。サイパンなんて飛行機で3時間とちょっとで着くので、金沢から大阪に行くようなものです。 そんな私がヨーロッパなんて行くことなんてないだろうなあ、と漠然と思っていました。 パスポートもとっくに期限が切れてたし。 

それでも行こうと思ったきっかけは。。。 2017年7月にヤギヤのピアノ(C.Bechstein)のハンマーを交換しました。ピアノの音色が固い気がしたので少しでも柔らかい音にするためです。 調律では限界を感じていたので思い切ってハンマーを交換することにしたんです。 

その時にお世話になったカオルさんはドイツにあるベヒシュタインの工場の製造責任者でもあります。 そんなご縁でカオルさんを訪ねてドイツのザイフェナースドルフにあるベヒシュタインの工場を見学させていただくことになりました。 一緒にハンマー交換作業をしていただいた調律師の輪島さんは毎年調律の仕事でドイツに行くので一緒にドイツに行くことにしました。


※私は写真を撮るのが好きなので今回の旅行のためにレンズを新調しました。 ボディはα6500なのでVario-Tessa’s 16-70mm F4を選択。 このレンズ、F4はちょっと暗いけど軽いんです。なんと308g 旅先でずっと持ち歩くことを考えたら軽さは正義です! 旅行中の写真はほぼこれで撮ってます。