
(浦之橋商店街)
近鉄伊勢市駅から西へ約1km、
夜店で有名な高柳商店街(エスポアたかやなぎ)の隣りにあります、
浦之橋商店街です。
ガンダム、商店街に立つ!(伊勢市高柳商店街)
隣りの高柳商店街が近代的なアーケードを整備しているのに
シャッターを閉めた店舗が目立つのに対し、
こちらは昭和の雰囲気が残る古い商店街ながら、
元気のある店舗が多いのです。
その違いは何だろう、という視点で
両方を歩いてみると面白いです。

商店街の東にあります、伊勢慶友病院です。
大きな病院で、ここに勤めている人、診察に来る人、見舞いに来る人の数を考えると
この商店街にとって大きな存在であると思われます。

伊勢慶友病院の向かいにある、
ショッピングセンター「コア」です。
ぎゅーとらの店舗が入っていますが、
建物が既に限界を越えているように感じます。
建物がぎゅーとらの所有ではないので、改築できないのか、
あるいは敷地が狭くて、駐車場が確保できないので
改築しても費用を回収できないとみているのか、
いずれにしても、このショッピングセンターが
この商店街で一番、老朽化しているように見えます。

伊勢慶友病院の斜め前にある
喫茶店「HOME CAFE」です。
隣りにベーカリーショップが入っています。
利用してみようと
ドアを開けたこともあるのですが、
満席で入れませんでした。
地元の人や、病院利用の人が
日常的に利用しているのでしょうね。

日本茶専門店「木下茶園」の店内で
抹茶アイスクリームを販売している「伊勢抹茶ラボ kinoshita」です。
伊勢抹茶ラボ kinoshita/木下茶園(伊勢市常磐)
この商店街では異色の、
若い女性が集まるお店です。
私も、今年3回この商店街に来ましたが、
そのうち2回は、こちらを訪ねて来たのでした。

木下茶園の隣りにある「たま川食堂」です。
外から見ただけですが、こちらも良くお客が入っているみたいです。
こちらの付近には
鮮魚店や青果店が元気に営業しています。
同じ商店街にチェーン店のスーパーがあるのに
これらの食料品店が元気なのは、不思議でした。
地域との結び付きが強いこともあるのでしょうけれど、
病院への食材納入があるからでは、と想像します。

黒糖あんころ土用餅/島地屋餅店(伊勢市常磐)

伊勢市河崎に本店がある和菓子店「播田屋」の支店です。
このような和菓子店の需要があるのは、
地域に昔ながらの風習が残っていて、
定期的に和菓子が購入されているのだろうと思われます。
かしわ餅/播田屋本店(伊勢市河崎)
この商店街には、上記の病院と、百五銀行の支店という
強力な集客施設がふたつあります。
これらがあるおかげで「人の流れ」はあるのですが、
だから安泰ということではなく、
大手量販店と競合しない商品、つまり日常的に必要とする品を
徒歩または自転車で行ける近所で売っていること、が
こちらの強みなのだろうと思いました。