出だしは「女房と畳は…」で、
おしまいは「女房と鍋釜は…」
甲津原~奥伊吹スキー場~ブンゲン(1259m)~
・1126~品又峠~奥伊吹スキー場~甲津原【滋賀県】
その時、ふと
今となっては時代錯誤で無礼千万、
このたわけ者がと
お叱りを受けるような
「女房と畳は“新しい”方が良い」なる
ことわざが頭に浮かんだ。
ここは滋賀県、
奥伊吹スキー場の駐車場。
今日は「ブンゲン」という
不思議な名前の
山の頂上をめざす。
そして“新しい”とは資料、
つまり最新の情報のことだ。
ブンゲンへのルート、
登山道の第一歩となる
入口は見つけにくい。
そんな記述が、事前に集めた
資料にはあった。ありがたいことに
資料には入口の目印についても
いくつか触れていた。
ところが実際に出かけてみると、
現地はスキー場の拡張工事の真っ最中で、
資料にあった目印は、ほぼなし。
いささか資料・情報が古かったようだ。
仕方がないので、
資料では建物の裏手から鞍部へと
あったので、地図と磁石をにらめっこ。
多分ここだなという場所へ
工事現場を横断して向かってみる。
やっぱりここでしたかである。
こういう時は
いわゆる“山勘”がはたらく。
これも技術は低いが、
登山歴だけは長いお陰かなと
思いつつ、それは出発だ。
最初は下り気味に、沢を2つまたぎ、
そして尾根に取りつく。
ここまでくれば、ひと安心。
顕著な尾根なので、
登りきれば、そこは
ブンゲンのテッペンだ。
資料には、
あまり歩かれてはいないと
あったが、
人が往来した道というのは、
意外と残っているもの。
ブンゲンへと続く道も同様で、
かなりしっかりとわかるものだった。
ただ道は両側からの草に覆われ、
また倒木もあり、
さらに高度をかせぐににつれ、
背丈以上の熊笹エリアが続き、
歩きにくいこと、この上なし。
これは資料と同じだった。
確か資料には、ブンゲンのピーク直前は
四つん這いになって進むともあったが、
確かにその通り。
いつしか姿勢は
和式トイレを使うかの如く、
加えて両手は熊笹を分けながらで
前へ進めとなる。
資料には、この状態は
ピーク直下まで続くとあったので
窮屈な姿勢は、もう少しキープか、
やれやれと思った矢先に、
突然熊笹はきれいに刈られ、
まさに“高速道路”のような道にぶつかった。
おっと、また資料とは違う状況だ。
でも、これは助かったである。
この高速道路をわずかに歩いた先が
ブンゲンの頂だった。
ここで大休止。たっぷり、
これでもかと休んで行動再開だ。
ブンゲンから先、予定している
・1126地点、品又峠経由の下山ルートは
ほぼスキー場のゲレンデ歩きとなる。
天気もまずまず、先を急ぐこともない。
途中で「あっ鹿だ、おっうり坊だ」と
走る皆々様にも出くわしたが、
こちらは、あくまでものんびり、
スローな行動に終始する。
それでも、やがてはゴールだ。
品又峠からはラストの下り、
雪のある季節ならリフトを降りて直滑降で、
一気に下までとなるはずだが、
今はまだ秋、草原モードのゲレンデを下る。
結構、急である。さっきは直滑降なんぞと
うそぶいたが、自身のスキーの技量なら
ボーゲン&キックターンで、
歩くようなスピードで下までかな。
そういえばスキーともずいぶんと
ご無沙汰だな。前回はいつ滑ったか何ぞと
回想しているうちに、
またことわざを思い出した。
今朝は、大変失礼なものだったが
今度は「女房と鍋釜は古いほど良し」。
ん、いかんいかん
女性と鍋釜を一緒くたんとは
これも「ムーン・ティアラ・アクション」などと、
月に代わっておしおきされそうか。
〜2019(令和元)年10月1日(火)予定は伊吹山だったが
名前にひかれて急遽変更。ヤブをガサガサ後、
スキーゲレンデをブラブラと歩く〜
おしまいは「女房と鍋釜は…」
甲津原~奥伊吹スキー場~ブンゲン(1259m)~
・1126~品又峠~奥伊吹スキー場~甲津原【滋賀県】
その時、ふと
今となっては時代錯誤で無礼千万、
このたわけ者がと
お叱りを受けるような
「女房と畳は“新しい”方が良い」なる
ことわざが頭に浮かんだ。
ここは滋賀県、
奥伊吹スキー場の駐車場。
今日は「ブンゲン」という
不思議な名前の
山の頂上をめざす。
そして“新しい”とは資料、
つまり最新の情報のことだ。
ブンゲンへのルート、
登山道の第一歩となる
入口は見つけにくい。
そんな記述が、事前に集めた
資料にはあった。ありがたいことに
資料には入口の目印についても
いくつか触れていた。
ところが実際に出かけてみると、
現地はスキー場の拡張工事の真っ最中で、
資料にあった目印は、ほぼなし。
いささか資料・情報が古かったようだ。
仕方がないので、
資料では建物の裏手から鞍部へと
あったので、地図と磁石をにらめっこ。
多分ここだなという場所へ
工事現場を横断して向かってみる。
やっぱりここでしたかである。
こういう時は
いわゆる“山勘”がはたらく。
これも技術は低いが、
登山歴だけは長いお陰かなと
思いつつ、それは出発だ。
最初は下り気味に、沢を2つまたぎ、
そして尾根に取りつく。
ここまでくれば、ひと安心。
顕著な尾根なので、
登りきれば、そこは
ブンゲンのテッペンだ。
資料には、
あまり歩かれてはいないと
あったが、
人が往来した道というのは、
意外と残っているもの。
ブンゲンへと続く道も同様で、
かなりしっかりとわかるものだった。
ただ道は両側からの草に覆われ、
また倒木もあり、
さらに高度をかせぐににつれ、
背丈以上の熊笹エリアが続き、
歩きにくいこと、この上なし。
これは資料と同じだった。
確か資料には、ブンゲンのピーク直前は
四つん這いになって進むともあったが、
確かにその通り。
いつしか姿勢は
和式トイレを使うかの如く、
加えて両手は熊笹を分けながらで
前へ進めとなる。
資料には、この状態は
ピーク直下まで続くとあったので
窮屈な姿勢は、もう少しキープか、
やれやれと思った矢先に、
突然熊笹はきれいに刈られ、
まさに“高速道路”のような道にぶつかった。
おっと、また資料とは違う状況だ。
でも、これは助かったである。
この高速道路をわずかに歩いた先が
ブンゲンの頂だった。
ここで大休止。たっぷり、
これでもかと休んで行動再開だ。
ブンゲンから先、予定している
・1126地点、品又峠経由の下山ルートは
ほぼスキー場のゲレンデ歩きとなる。
天気もまずまず、先を急ぐこともない。
途中で「あっ鹿だ、おっうり坊だ」と
走る皆々様にも出くわしたが、
こちらは、あくまでものんびり、
スローな行動に終始する。
それでも、やがてはゴールだ。
品又峠からはラストの下り、
雪のある季節ならリフトを降りて直滑降で、
一気に下までとなるはずだが、
今はまだ秋、草原モードのゲレンデを下る。
結構、急である。さっきは直滑降なんぞと
うそぶいたが、自身のスキーの技量なら
ボーゲン&キックターンで、
歩くようなスピードで下までかな。
そういえばスキーともずいぶんと
ご無沙汰だな。前回はいつ滑ったか何ぞと
回想しているうちに、
またことわざを思い出した。
今朝は、大変失礼なものだったが
今度は「女房と鍋釜は古いほど良し」。
ん、いかんいかん
女性と鍋釜を一緒くたんとは
これも「ムーン・ティアラ・アクション」などと、
月に代わっておしおきされそうか。
〜2019(令和元)年10月1日(火)予定は伊吹山だったが
名前にひかれて急遽変更。ヤブをガサガサ後、
スキーゲレンデをブラブラと歩く〜