六根清浄、お山は晴天。 登って下って、どっこいしょ。

たまに書く、時々入力、気が向いたら、したためる。駄文満載、阪神裕平ことおやじぃ雅のアウトドア雑記帳。

「のんびりも、また楽し」だが。

2013-10-08 16:33:35 | Graffiti~チョイとひと言



 登山の際にローカル線を利用することがある。鉄道マニアではない
が、のんびりと走る雰囲気は結構好きな方だ。

 只見線は、小出(新潟県魚沼市)と会津若松(福島県会津若松市)
の間を結ぶJR東日本のローカル線のひとつだ。沿線には、浅草岳、
守門岳、御神楽岳他、趣のある山も多い。

 とはいえ、只見線を利用することは極めて難しい。理由は簡単、本
数が少ないからだ。例えば東京方面からの起点、JR小出駅発の列車は、
本数と時間は曜日にかかわらず1日4本で、始発の7時20分を逃すと、
次は13時11分までない。山での行動の基本である「早立ち早着き」よ
ろしく、小出駅からの始発乗車をめざして、東京を朝一番の新幹線で
出発しても、小出駅にもっとも近い新幹線の駅、JR浦佐到着が7時30
分過ぎ。タイム・オーバーだ。

 そのため現在、只見線の始発を利用するには、夜行バスを利用して、
関越道の小出ICバス停で下車。小出の駅までは30分の道のりを歩かな
ければならない。しかしこの只見線、その不便さとのどかさは、常に
快適かつ迅速を享受する都市生活者にとっては、何とも懐かしく不思
議な魅力を持つ時間を与えてくれる貴重な存在のような気もする。

 そんな只見線の将来は不透明だ。2011年の豪雨以降、線路は途中
で途切れたままで、予算の壁もあり復旧のメドは立っていない。それ
ばかりか、只見線全体の廃止も噂されており、2013年春には浅草岳
へ最短距離となる登山道の出発点「田子倉」駅が廃駅となった。

 只見線は、小出(新潟県魚沼市)と会津若松(福島県会津若松市)
の間を結ぶJR東日本のローカル線のひとつだった。そんな過去形で
語る時が、来なければよいのだが。はたして。



加齢、いやカレーのお話。

2013-10-08 01:21:34 | Graffiti~チョイとひと言
 
 腹が減っては、戦は知らぬが、山歩きはままならい。若かりし頃は食材
持参で調理もしたが、おっさんともなると山での食事は、もっぱらレトル
トである。中でも、カレーは登場の頻度が極めて高い。

 これはどうも、初めてのアウトドアー体験となった小学生時代、林間学
校で作って食べた記憶が原因のようで、今だに屋外、山の食事イコール兎
に角カレーである。

 さて最近、こんな2つのレトルトカレーが気に入っている。ちょっとご
紹介をば。「ツナとタイカレー」は缶詰の一品。レトルトの紹介としなが
ら、のっけから缶詰ではあるが、こちらは特に温めることなく缶を開けさ
えすれば準備完了と手間入らずだ。

 味は缶詰と侮るなかれの本格派、街にあるタイ料理のお店級の美味しさ
が山の中で楽しめる。さらにこの缶詰は価格が安い。以前ならスーパーに
よっては99円、今でも130円前後で販売されているなど、コストパフォー
マンス的にも優れたカレーだ。

 続いては、今度こそレトルト。「いのししカレー」は、ご当地レトルト
カレーの一種である。誕生のきっかけは、農作物を荒らすため駆除したい
のししの再利用として、カレーの具に採用されたものらしい。

 購入はWebサイトでお取り寄せ。したがってこちらは、価格的には先
の缶詰とは逆に高いのが玉にキズではある。さて肝心の味はというと、
カレーソースの中には、牛でも豚でも鳥でもない独特の香りと食感の肉
があり、これがまた結構いけるのである。

 野生鳥獣の肉は、確かフランスではジビエとか称して高級な食材。ま
た日本でもいのししは、別名山鯨といわれ、古来から滋養や美容によい
とされる肉であり、体力の消耗が激しい登山での食事には、まさに最適
な具入りカレーだ。

 さて今度は、どこのお山で、どっちのカレーに舌鼓を打ちますかな。