伝説の武人・武田信玄の
遺児・勝頼は
天目山の戦いにおいて
織田・徳川の連合軍に敗北、
その死に因って甲州の名族
武田家は滅んだ。
魔王・信長の手により
目の前で主君を殺された
真田昌幸、信之、
そして幸村であったが
その視を悼み
哀しみに暮れる
遑(いとま)などなかった。
後方よりは
織田の追撃軍が迫り
前方よりは乱に乗じて
真田を滅ぼさんとする
北条氏政の大軍勢が
待ち受けるという
絶体絶命の危機。
敵情を探るべく
斥候に出、
自分の十倍以上に及ぶ
相手陣営に
衝撃を受ける
幸村であったが
この死地を脱し
生を繋ぐには
目前の敵を蹴散らし
死中に活を求める
以外に道はなしと
大軍勢を相手に
戦火を交える決意を
固めるのだった。
北条の大軍を前に
昌幸が講じた策とは
敵方の旗を奪い
霧に乗じて
裏切りと思い込ませ
北条軍を混乱させる
・・・というものでした。
「永楽銭」の描かれた旗を
どうせなら6本集めようと
幸村に告げる昌幸。
その真意は・・・?
旗を集めながら
信長と相対したときのことを
思い返す信之。
信之が感じたのは
恐怖でも畏怖でも
ありませんでした。
どうやら信之は
信長に惹かれているようです。
真田親子が
4本の旗を集めたところで
姿を現したのは
伝説の忍、風魔小太郎。
3人に分身して
幸村に襲い掛かります。
これを撃退した幸村、
6本目の旗を持つ
北条氏政に迫りますが
氏政は我流の分身の術
(北条家歴代の名将、
早雲、氏綱、氏康の
顔出しパネルの裏に隠れる)
・・・で幸村を翻弄。
この術が効果が
あったかどうかはさておき
6本の旗を手にした
真田親子。
三途の川の渡し賃とされる
六文銭を真田家の
家紋とすることを
昌幸は2人に
告げるのでした。
幸村伝の中でも
嫌いなステージの1つです。
霧で視界が悪い上に
全体マップが表示されず
おまけに旗を持つ敵は
偽物が沢山いたり
すぐに逃げたり・・・。
爽快感とは程遠い
イライラしか感じません。
第2章では
ボス戦の機会に
恵まれなかった
主人公の幸村ですが
この第3章では面目躍如、
風魔戦と氏政戦の
連戦となります。
ステージボスの氏政は
シリーズでは小物として
描かれることが多いのですが
今作ではご先祖様の
魂が憑依したようで
それなりの活躍を
見せてくれます。
それなのに
プレイヤーキャラとしては
使用することができないのは
ちょっと不憫ですねぇ。
第3章の熱き名場面
「集いたるは
永楽銭六つ、
泣く武者も黙る六文銭。
ご存知、三途の川の
渡し賃さァ」
「今この時より
真田は六文銭を
家紋とする!
これでいつでも
冥土へ渡れるって寸法よ!」
真田家といえば六文銭。
そこは外せませんよって
ことなんでしょうね。
昌幸が智将らしく描かれる
数少ない見せ場でもあり
そういう意味でも
必要な章だったのかなと。
しつこいようですが
私はあまり
好きではないんですけどね。
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