Mr.しもの前途遼遠

オンラインプロレスラー、Mr.しもとザ・ミックの成長日記みたいなものです。

2019.6.9ノア後楽園大会観戦記

2019-06-10 12:37:57 | プロレス観戦記

2019年6月9日、
この日の
プロレスリング・ノア
後楽園大会は
三沢光晴
メモリアル大会として
開催されました。

前売りの時点で
全席完売となり
超満員が約束された
大会ということもあり
ワクワク感は
いつも以上。
開場時間前には
後楽園ホールに
着いていましたが
道中も緑色の
Tシャツに身を包む
ファンの方の姿を
ちらほら見かけました。







展示場には
三沢さんの激戦のパネルと
入場用のガウンなどが
展示されていました。
献花台には沢山の花と
数々のお酒も。



緑色のリングは・・・
はっきり言って
うれしくなるよね!

東側の壁面には
三沢さんの全身が映った
大きなパネルも
飾られていました。



開場は南側席の
後ろまでギッシリ。
2階立見席も開放して
超満員札止め達成!
私の席の近くには
山田邦子さんの姿も!



試合開始前に
三沢さんの戦いの映像が
少しだけ流れました。

三沢さんの名前が
コールされると
リング上には
沢山の紙テープが
舞います。
なんかもう
これだけで
泣きそうになりました(笑)

試合開始前に
会場に流れたのは
かつてのノアの
オープニングのテーマ。
これまた胸が
熱くなりました!


第1試合
モハメド・ヨネ 
クワイエット・ストーム 
ロッキー川村
 vs 
齋藤彰俊 
井上雅夫 
長井満也


お客さんの入りが
良かったこともあり
第1試合から
熱がありました。

助っ人、ロッキーも
大活躍でしたが
試合を決めたのは
50ファンキーパワーズの
ファンキーバスターボム。


第2試合
GLOBAL Jr. TAG
LEAGUE 2019 公式戦
大原はじめ NOSAWA論外
 vs 
宮脇純太 諸橋晴也




先日の後楽園に続いて
この試合でも
金星を見せた宮脇。
論外から
スモールパッケージの
4連発で
3カウントを奪いました。

今回の
Jr.タッグリーグで
急成長を見せた宮脇。
今後が楽しみですね~。


第3試合
中嶋勝彦 
谷口周平 
熊野準 
クリス・リッジウェイ
 vs 
拳王 
マサ北宮 
小峠篤司 
稲村愛輝


この試合で
バツグンの存在感を
見せていたのは谷口。
怪物性に
アグレッシブさが加わった
今のスタイルは
かなりイイと思います。
継続していけば
GHCヘビーのベルトも
狙えるかも?



勝彦と北宮、
かつての盟友同士が
ガンガンやりあう場面も。



フィニッシュは
金剛の連携から
拳王のフットスタンプ。

・・・でも金剛、
ちょっと最近
おとなしすぎません!?
この日はマイクもなし。


第4試合
GLOBAL Jr. TAG
LEAGUE 2019 公式戦
田中稔 Hi69
 vs 
HAYATA YO-HEY




GHC Jr.ヘビー級王者で
あるにもかかわらず
優勝予想に
自分たちの名前が
まったく挙がらないことに
憤りを隠さない稔と
病み上がりながら
3連覇の偉業達成の為、
HAYATAとの
コンビを復活した
YO-HEY。
この試合の中心は
この2人でした。



YO-HEYが放った
一度目の顔面Gは
相手が完全に
立ち上がった状態では
なかった為、
落差がなくカウント2。

ただ、このカウントが
なんというか
非常に微妙でして・・・。
選手もファンも
3カウントが
入ったのかと
勘違いするほどでした。

申し訳ないけど
外国人のレフェリーさん、
ちょっとカウント
わかりにくいっす・・・。





その後、稔も
反撃したものの
正調顔面Gから
スーパー顔面Gに繋ぎ
YO-HEYが勝利。
HAYATA&YO-HEY組は
優勝決定戦進出への
望みを繋ぐ結果に。

ノアジュニアらしい
スピーディーかつ
スリリングな展開で
会場を魅了してました。


第5試合
GLOBAL Jr. TAG
LEAGUE 2019 公式戦
小川良成 鈴木鼓太郎
 vs 
原田大輔 タダスケ


現GHC Jr.
タッグ王者組の
小川と鼓太郎。
この日に限っては
負けられない理由が
もう一つ。



なんて思ってたら
原田組が突っかけて
奇襲からスタート。
そこから試合は
一気に加速して
何と序盤から
原田のジャーマンや
鼓太郎の
ブルーデスティニーが
飛び出す展開に。

この試合、もし両者が
時間切れで引き分ければ
原田組とHAYATA組、
ラーテルズ同士での
優勝決定戦
進出者決定戦
(わけわからん)
が行われることに。
・・・となれば
連戦になる原田組が
圧倒的に不利な状況。
原田が勝負を急いだのも
当然と言えるのですが・・・。



そんな心理の隙を
狙いすますのが
小川良成という男。
足を4の字に固めて
エビ固めにとる
丸め込み技で
まさかの3分決着。



優勝決定戦は
現王者組と
前回大会覇者組による
顔合わせとなりました。
これは意地でも
HAYATA&YO-HEYに
3連覇を達成して
もらいたいですね。


セミファイナル
三沢光晴メモリアルマッチ
丸藤正道 vs 潮﨑豪


丸藤は
特別な想いを込めて
緑色のコスチュームで
リングイン。



対する潮崎は
ガウンもシャツもナシ。

私は大の
丸藤ファンですが
この日に限っては
潮崎に勝ってほしい、
潮崎が勝たなきゃ
ダメだろうという気持ちで
試合を見てました。



しかし、
試合は序盤から
潮崎の
ダイビングショルダーを
丸藤がなんと
虎王で返して
これがモロに入ってしまい
潮崎がうずくまる
波乱の展開に・・・。





そこからは丸藤が
潮崎が痛めている
肩に攻撃を集中。
ラフ殺法も交えながら
一方的な展開が
続きます。



いや、さすがに
不知火はまだ
早いでしょう・・・。





決まるんかい!

・・・カウントは2。



腕をクラッチして
後方から虎王で射抜く
エグイアレも。



フィニッシュを狙った
ポールシフト式
エメラルドフロウジョンは・・・





潮崎が
ゴーフラッシャーで
切り返し反撃。







豪腕ラリアットで
畳み掛けますが
丸藤が飛びついて
変型のアームロック!









更に虎王と
トラースキックで
追撃する丸藤。



潮崎も豪腕で
反撃を見せますが
腕と肩を攻められた為、
ラッシュをかけるには
至らず。







ならばと
潮崎が放ったのは
三沢さんの忘れ形見、
エメラルドフロウジョン!







最後はこだわりの
豪腕ラリアットを
振り抜き
悲願の丸藤超え達成!

丸藤の技に
耐えて堪えて
最後は渾身の一撃で
大逆転勝利。
三沢さんと
師匠・小橋の
最も得意とする
スタイルであり
プロレス界では
王道パターンでも
あるスタイルですが
潮崎には愚直なまでに
このスタイルを
貫いてほしいです。

一時期は
小橋のマネから
脱却してほしいと
思っていた時期も
あるんですけどね。
今はトップ選手にも
ある程度の
キャラクター性が
求められている中で
一周回って
このスタイルを貫くのは
逆に目立つような
気もしますし。



潮崎はマイクを取り
丸藤への感謝と
ノアを世界一の
リングにする為に
戦い続けることを宣言。
清々しいくらいに
不器用で
真っ直ぐなマイク、
イイじゃない!!



潮崎は更に
ノアが苦しいときも
スポンサーとして
会社を支えてくれた
ザ・リーブの社長を
リングに呼び込み
記念品を贈呈。

社長、いつも
お菓子ありがとう!!



メインイベント
GHCヘビー級選手権試合
清宮海斗 vs 杉浦貴


三沢さんの
メモリアル大会の
メインイベントは
GHCヘビー級王座戦。
ファンの試合への期待値は
この紙テープの量から
推し量れるかと!



尊敬する三沢さんの
メモリアル大会の
メインイベントを
王者として戦うこと、
しかも、
前売りの時点で
今大会の超満員が
確定していた
ことを考えれば
清宮のプレッシャーは
相当なものだったと
思います。



対する挑戦者の杉浦は
そんなプレッシャーを
最前線で何度となく
体感してきたであろう
ノアの精神的支柱。
ファンからの
信頼の厚さは
杉浦が対戦相手でなく
お客さんとも
戦い続けてきた
結果ともいえるでしょう。



試合中の表情からも
硬さが見える清宮。
このプレッシャーに
打ち勝ってこそ
真のエース!





それがわかって
いるからこそ
杉浦の攻撃は
これまで以上に
厳しいものに。



いつも打撃技で
押しきられてしまう
ことの多い清宮ですが
この日はエルボーにも
気迫が込められて
いました。
一方的に
やられていたとは
感じなかったですね。



ミサイルキックは
この躍動感!



ならばと杉浦は
ダイナミズムを感じさせる
雪崩式ブレーンバスター。





コーナーに
もたれかかって
ダウンする清宮に
杉浦は鬼の形相で
エルボーの連打。







清宮のエルボーを
全身で受け止めて
ラリアットで
反撃する杉浦。
王者のあるべき姿を
清宮に叩き込んでいる、
そんな姿にも見えました。



キレイなブリッジで決める
清宮のジャーマンからは
エースの資質を感じます。











続いて狙った
タイガースープレックスは
杉浦が堪えて
逆にコーナーへの
投げっ放しジャーマン!
ピンチをチャンスに
変えてしまう嗅覚が
杉浦はズバ抜けてますよね。





そして
この日一番の危険技、
断崖式の俵返しも。



更に再び
コーナーの清宮に
エルボーを連打。
レフェリーの制止も
振り払ってエルボー!!







予選スラムを
なんとか逃れた清宮。
しかし、杉浦は
腕をクラッチしたまま
エルボーを叩き込みます。
負けじと清宮も
下からのエルボー。





これを嫌った杉浦は
フロントネックロック!



三沢さんも
奥の手的に使っていた
即頭部を狙う
危険なエルボーから・・・







予選スラムが炸裂!
カウントは2!!









ならばと
雪崩式の予選スラムを
狙う杉浦。
嫌がる清宮に
エルボーを打つ
杉浦ですが
ここで清宮は
なりふり構わぬ
ガムシャラな
ヘッドバットを放ち
杉浦の動きを止めます。
キレイな技の多い
清宮だからこそ
こういう必死な姿は
かえって心を打ちますね。









清宮は起死回生の
雪崩式裏DDT!







粘る杉浦に
タイガースープレックス
ホイップ!









垂直落下式
リバースDDTを狙うと
杉浦はここで
フロントネックロックを
抜いてきました!







これを清宮は
強引に持ち上げ
垂直落下式
リバースDDT。
お客さんも大興奮!!









両者は額を突き合わせ
エルボー合戦。
清宮のエルボー、
杉浦に対して
全然負けてませんよ!!



ロープダッシュする
杉浦に対して
カウンターの
顔面を打ち抜く
ドロップキックを連発!







なおも粘る杉浦に
「うるせぇ!」とばかりの
オーバースロー。



更に垂直落下式
リバースDDT。
・・・というかこれは
エメラルドフロウジョン!?









そこから必殺の
タイガースープレックスに
繋いでカウント3。

・・・じゃない!

なんと杉浦、
これをカウント2で
返します。
場内大ストンピング発生!



























フラフラになりながらも
立ち上がる杉浦に
清宮はエルボーを
何度も打ち込みますが
決して倒れない杉浦。
むしろ
「もっと来い!」と
言わんばかりに
両手を拡げ
ノーガードで立ちます。

何発エルボーを
叩き込んでも
倒れない杉浦に対して
清宮が繰り出したのは
三沢さんの
決め技の一つでもある
ランニングエルボーでした。











フィニッシュは
こだわりの
タイガースープレックス!!



天国の三沢さんへ、
ベルトを見せる清宮。
くぅ・・・、泣ける!



超満員の観客の前で
清宮はノアの未来を
見せることができたか?

答えは・・・
イエスでしょう!!

メインの試合内容は
ベストバウト級だと
感じましたし
杉浦の強さに
正面からぶつかっていき
清宮の強さを
ファンに示すことが
できたと思います。

もちろんまだまだ
足りないところも
あるでしょうけど
そこはファンも一緒に
成長する過程を
楽しめばいいんです。



試合後、
清宮のマイクはナシ。
それだけ厳しい
激戦だったのか、
それとも清宮が
忘れてしまったのか?

真相はわかりませんが
清宮の勝利、
メッセージの書かれた
紙テープが舞う、
ビジョンに三沢さんの
戦う姿が映し出され
エンディングという流れが
あまりにも早すぎたので
撤収時間の都合
だったんじゃないかなんて
勝手に思ってたりします。



三沢光晴
メモリアル大会、
超満員のお客さんの
熱気もあり
非常~に面白い
大会になりました。

この日は夕方から
研修と会議があり
あまり大会の
余韻に浸ることは
できなかったのですが
仕事に向かうときも
ハッピーな気持ち
でしたからね。

・・・そう、
あの話を
耳にするまでは・・・。



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2 コメント

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Unknown (裸のヌマン(ジャッカル浅沼))
2019-06-10 17:57:03
まるで会場にいるように、読みごたえたっぷりでした。あまり新人に詳しくないので、杉浦とか、小川の姿見れると安心します!拳王はみちのくプロレスでよく観戦してたので、大きく成長したなぁ!
楽しんで読めました笑
返信する
すっかり変わりましたが (Mr.しも)
2019-06-12 22:57:27
裸のヌマンさん

ありがとうございます!

今やノアも
昔のファンからしてみれば
知らない選手ばかりだと
思うんですけど
試合の内容は決して
落ちてないと思いますね。
若きエース、清宮は
足りないところもありますけど
頑張ってくれてます!
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