Mr.しもの前途遼遠

オンラインプロレスラー、Mr.しもとザ・ミックの成長日記みたいなものです。

真田幸村の生涯 第6章 第二次上田合戦 関ヶ原への道

2016-09-06 00:52:29 | 戦国BASARA 真田幸村伝

魔王・織田信長が
果たせなかった
天下統一の偉業。
それを成したのは
覇王・豊臣秀吉であった。

しかし、
偉大なる星が墜ちる時
天もまた乱れる。
絆によって
新たなる世を創らんとする
徳川家康の拳で秀吉が倒れ
その圧倒的な覇の力で
保たれていた世の平穏は
またしても瓦解する。

秀吉の死後
家康を謀反人として断罪し
覇による支配の継続を目指す
石田三成と
絆による結束を説き
諸大名の信を得ていた
家康によって
日ノ本を東西に二分する
天下分け目の合戦
「関ヶ原の戦い」が
勃発する。

己がライバルを救う為
結果として豊臣家に
忠節を誓った幸村は
父・昌幸と共に
石田三成率いる
西軍に荷担。

一方、家康に与し
東軍へ属す兄・信之とは
敵味方となり
二つに分かたれた真田家は
互いにその刃を
交える事となる。




上田を攻める徳川軍、
それを率いる将は
真田家を出奔した
信之でした。
プレイヤーは
上田城の奥にある
「真田井戸」なる場所に
敵兵を侵入させないよう
場外を幸村、
場内を昌幸を操り
守ることとなります。
この真田井戸、
日ノ本を横断する
地下へと通じているそうで
この道を使えば
関ヶ原は目と鼻の先
なんだとか。
・・・それ、官兵衛さんの
得意なヤツ!

この第6章、
列伝シリーズならではの
プレイ感覚でした。
真田井戸を守りながら
真田井戸を通じて
関ヶ原での決戦の情報が
逐一、入ってきます。
これまでのシリーズと違い
両軍の総大将の様子は
伝令を通じてしか
得ることができません。
それが逆に
妙にリアリティがあって
面白かったですね。
防衛戦は
面倒くさいんですけど(笑)

劣勢を強いられる幸村が
頼みとするのはもちろん・・・

「さぁぁぁすぅぅけぇぇぇっ!」



皆さんお待ちかねの
猿飛佐助、遂に登場!
「幸村伝」なのに
幸村と佐助の出会いが
描かれなかったことは
とても不満ですが
佐助の見せ場があるのは
最高じゃないですか!

プレイヤーは佐助視点で
手裏剣を使って
敵を倒していく
シューティングゲーム
「手裏剣防衛」で
敵兵を倒していきます。

トロフィーコンプの為には
900功以上を獲得して
このミニゲームを
終わらねばなりません。
車懸かり兵
(回転している兵)と
黒田官兵衛をうまく
敵兵の多いところへ転がし
ボーナスポイントを
稼いでいくことが
高得点獲得の
カギになると思います。

佐助の台詞の中に
「俺様は真田の旦那に
 付いて行くだけさ。
 な~んか放って
 おけないんだわ、あの人」
という台詞がありますが
幸村と佐助の関係性が
一言に表れていて
とても好きな台詞です。

戦いの最中
言い争いを始める
昌幸と信之。
信之にしてみれば
今の父・昌幸は
尊敬の対象ではなく
立ち止まって先を捨てた
不甲斐ない将。
だからこそ自分は
走り続けることに
こだわり続けます。
昌幸にとってみれば
それは「迷走」
なのかもしれませんが・・・。



関ヶ原は
家康率いる東軍の勝利で
幕を閉じます。
相対する信之と幸村。
幸村は信之に
「間違っている」と
想いをぶつけますが
拳で幸村を吹き飛ばす信之。
もちろん信之にとって
幸村は大切な弟であり
昌幸に誤った道を
吹き込まれているのが
我慢ならないのでしょう。
現に信之は幸村に対して
昌幸のもとから離れるよう
説得も試みています。

昌幸と信之、
2人だけの対話のシーン。
昌幸は信之に父として
2つの教えを伝えます。
痛みを知れ。
立ち止まり、幸村を待て。
それを伝えると
真田井戸に自ら
身を投げる昌幸。
戦国随一のくわせ者の生涯は
こうして幕を閉じ・・・

・・・ないんですね、コレが!
次の章では
何事もなかったかのように
登場しています。
ちょ・・・
オレの感動を返せ(笑)


第6章の熱き名場面

「最期に・・・父として
 子であるおぬしに2つ
 伝えておく」

「1つ!
 痛みってモンを知れ。
 人の・・・心の痛みを」

「2つ!
 立ち止まり、幸村を待て。
 あやつは必ず
 おぬしの背中に追いつく。
 重いモンを抱えて
 一歩一歩踏みしめながら
 えっちらおっちらと・・・な」

「すまん・・・
 すまんなぁ、信之!
 わしではもう
 おぬしには追いつけんのだ」

「さらばでござる、
 せがれどの!」

「・・・見えぬ。
 幼き日に見た背が・・・
 先を行き
 大きく揺れるあの背が・・・
 俺にはもう
 見えぬのです・・・」



ここはグッと来る要素が
詰まっている
今作でもかなりの
名シーンだと思います。

息子である信之に
追い詰められる昌幸。
自決を覚悟したわけでは
ないのかもしれませんが
「最期」と言うからには
もう信之に会えないことを
直感的に察していたのでしょう。

昌幸が信之に伝えた
2つの言葉。

痛みを知れ。
信州の獅子として
圧倒的な力を持つ信之は
人の痛みに関して
鈍感なのかもしれません。
昌幸自身や真田家の人間、
そして誰よりも幸村を
大きく傷つけて
しまったことを
信之はおそらく
自覚していないのでしょう。
武士(もののふ)として
強さを求めるのは
当然の心理。
しかし、信之の憧れる
織田信長の持つ力は
昌幸の尊敬する
武田信玄のそれとは
性質の異なるもの。
触れた人間をも
傷つけてしまうような強さ、
はたしてそこに
何の意味があるのか?
それは走り続ける
信之には見えず
歩みを止めた昌幸には
見えているもの
・・・なのかもしれませんね。

そしてもう1つ、
立ち止まり、幸村を待て。
父・昌幸も兄・信之も
おそらく幸村には
多大な期待を
寄せているからこそ
自らの背中で
武士のあるべき道を
見せてきたのだと思います。
昌幸は信之が
もう自分の力では
どうにもできないところに
行ってしまったと悟った。
ですが、幸村ならば
信之に追いつくことができると
感じていたのでしょう。
信之にはその幸村と
向き合ってほしいと。
父から兄へ、そして弟へ、
それぞれへの
想いが込められた
熱い台詞だと思います。

更に注目してほしいのは
幸村は重いものを抱えながら
一歩ずつ進むという表現。
これは、迷いを捨て
自ら決めた道を
ひたすら突き進んだ
信之とは正反対の表現です。
この表現は
最終章への伏線として
とても大事なところですので
頭の片隅に
置いておいて下さい。



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