みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
建替えなどで建物の解体が生じる場合、
土の中から予想外のものが出てくることがあります。
予想外のものが、小判などの貴重なものでなくても、
それがコンクリートの塊やガラ、古い浄化層であっても、ラッキーです。
なぜ、そんなものが出てきてラッキーかって?
本体の基礎着工時に気付くと、工期が延びて費用の負担でも
問題になることがあるからです。
解体業者を単独で頼んで、別の本体業者が後から入る際に
問題が発覚すると、本体業者は責任はもちません。
解体中に発覚しても、当然費用は発生するのが普通ですが、
同時に行えば費用も工期延長も最小限で済みます。
解体業者が、面倒だからと黙って隠してしまったら、
基礎工事のときに初めて発覚します。
解体業者に直接依頼すれば、本体業者に頼むより
価格は安くなりますが、こういうリスクは存在します。
どちらを選ぶかですね。
更地の土地を購入した場合でも有り得ます。
その場合、撤去処分の費用の負担を誰がするかとういうことで
問題になることがあります。
今回の場合は、本体業者が未定なので、
単独の解体業者をさんに依頼したのですが、
追加金額無しでやってもらうようにお願いしています…。(^^)ゞ
基礎着工時に発覚したら、これは不可能です。

▲こんなものが家の下から…

▲右下の穴に埋もれていたもの
以前、コンクリートの大きな地中梁が出てきたこともありました。
今回は古い浄化槽の中にコンクリートのガラを入れて、
その上に家を建てていたようです。
他にもコンクリートのガラをたくさん隠していました。
搬出処分費が高いので、敷地内に埋めてごまかしたのでしょう…。
昔はよくあった話です。
昔の本体業者の仕業か、その前の解体業者か…。
教育委員会に事前届け出を行い、基礎工事の掘削時に立ち会ってもらう
必要のある地域もあります。
その地域で、掘削中に何か考古学に関係する土器などが出てきたら…
発掘調査が終わるまで、工事はストップします。
建て主にとっては、逆にアンラッキーといえるかも…。
横浜市 新築建て替え
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