一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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リビング空間について考える(2)

2007年03月05日 10時31分47秒 | 2階リビング空間を考える
おはようございます。清水です。

先週土曜は、アポがなかったこともあり、目は覚めても身体が動かず結局仕事せずに過ごしてしまいました。アポイントがあればこういうことも無いのですが、年中無休で仕事をしていると時々こういう風に身体が動かなくなりますが、骨休みでしょう。

さて、リビングの話やコストダウンの話の続きについて、催促のリクエストが来ています。本日はリビングの話の続きを。


前回の話は、2階をリビングにすると

①空間については上部の屋根空間を目一杯使えること

でしたが、

これを効果的に活用するには、勾配天井やオープンロフトの採用、壁上部の窓、隣接するスペースとの兼ね合いなどの平面、立面の両方の視覚的な演出以外にも、断熱性や構造面の裏付けなどが必要ですので付け加えておきます。

実例をあげますと、「20帖のリビングでは狭すぎて嫌だ」とおっしゃっていた40帖のリビングダイニングにお住まいの施主がいらっしゃいました。私の空間プランの説明をして納得していただきました。完成後は、「20帖でこんなに広く感じるとは思わなかった。」とおっしゃっていましたが、これには、平面的にも立面的にも様々な工夫やテクニックを使っています。単に2階リビングで勾配天井にすれば良いという単純なものではありませんので、念のため。

百聞は一見にしかずですから、ホームページの実例をご覧下さい。


二つ目のメリットは、

②耐震性に極めて有利であること

みなさんはリビングダイニングを広く明るく、窓を大きくというご希望が多いのですね。これは、よく考えて頂ければ、皆さんでもおわかり頂けると思いますが、それを1階にもってくるのと2階へもってくるのとでは、耐震性に実は有利不利の差が出ます。同じように建築基準法に合っていても、耐震等級3級であってもです。

この理由を次回説明しましょう。


ミタス 一級建築士事務所 清水煬二




ミタス 一級建築士事務所のホームページ 
横浜市 住宅設計 ミタス 一級建築士事務所




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