お正月用に図書館で本を借りた。
さまざまな名言を残した作家、
開高健さんのエッセイ集。
昨年は没後30年、
今年は生誕90年にあたるということで、
再び注目が集まっているという。
開高健さんの本をむさぼるように読んだ時期がある。
彼の言葉は、ひとつひとつが輝いていた。
私が生きるうえで支えにしてきたのが、
「一番の危機は自分の心である」という言葉。
そして彼が登場する
サントリーの新聞広告に使用された
「酒は学校だよ」というコピー。
これはコピーライターが考えたものらしいが、
いかにも開高健さんが言いそうな言葉で、
感心した。
鋭く、ナイーブでありながら骨太。
そんな作家は、もういない・・・
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