ハイカーズ・ブログ(徘徊者備録)

「あなたの趣味はなんですか?」
「はい、散歩です」

「こうなる前からですか?」
「いいえ」

地元版三塔巡拝(延命寺、観心寺、河合寺)

2012-06-03 08:37:15 | 歩行禅(ウォーキング編)
鐘の音に鶯がわす杉木立

朝の散歩は延命寺参拝コースだったのですが、今日はちょっと足を伸ばして、観心寺へ出て、河合寺まで歩いてみました。

延命寺から観心寺まではうっそうとした杉木立の中を歩きます。
獣が出てきそうです。
カラスが鳩かなにか野鳥を襲って食べているところに出くわしました。

観心寺から葛の口までは国道310号線を歩きます。左手に田園風景が広がります。田植えも終わっています。
葛の口からハイキングマップでは住宅街に入るようになっているが、あえて国道を直進。歩道がなくて危険だからですね。
昇條坂というんですかね。バス停がありました。

河合寺は無住寺なのですか。荒れていました。もったいない気がします。



人間は病気の動物である。

2012-06-03 08:13:03 | 雑談
スポーツを考える  毎日新聞6・2夕刊

下り坂では後ろ向きに

丘沢静也 ドイツ文学者

いままで運動らしい運動をしたことがなかったが、こっそり走ってみたら気持ちが良かった。
体の喜びに目覚めて、人生ががらりと変わった。
毎日のように、ダラダラ走り、のんびり泳ぐようになった。
朝走るのがその日のウォーミングアップで、夜泳ぐのがクールダウン。

私にとって運動は食事や排泄と同様なくてはならないものだ。
運動習慣病だ。
ニーチェは「人間は病気の動物だ」と言った。
どうせ病気なら、生活習慣病より運動習慣病の方がいい。

運動ができるのに運動をしない人は、ぜひ体を動かす喜びに目覚めて欲しい。

スポーツで「結果を出す」とか「仕事をする」ということは考えない。
無理をしない。
一人でやるから競争はしない。
距離や回数ではなく、たとえば30分と時間だけ決めて、ダラダラ走ったり、のんびり泳いだりする。

これが運動習慣病を維持するための秘訣だ。
頑張らないのが教養なのだ。

下り坂では後ろ向きに走る。膝への負担が軽減し、なかなか快適。

体が軽くなると心も軽くなる。
記録も、記憶も、感動も欲しくなる。
目標を持たず、結果を求めず、プロセスをゆっくり楽しめばいい。

「静かなスポーツ」はお金もかからないし、生活習慣病にもそれなりに効き目があるだろう。

スポーツの語源は気晴らしであり、競争の意味はない。

静かなスポーツをスポーツの王道と考えるのなら、競技スポーツはスポーツの特殊な一部にすぎない。