時代を駆ける
栗城史多(くりき・のぶかず)
毎日新聞
自分が打ち込む対象として山を発見した僕は、次に目標を立てることにした。
まずは、海外の山に一人で挑戦しようと。
それが04年6月のアラスカの北米最高峰マッキンリー(6194m)の単独登頂でした。
入山料が安いうえ、ガイドも誰も付けずに一人で山と向き合える。
僕がこだわったのは、どうしても一人で登りたい、ということでした。
実はこの時、世話になった山岳部の先輩から、一緒に行かないかと、声をかけられていたんですが、断りました。
その先輩と一緒に行くと、ただ付いていくだけの山になってしまう。
そうではなく、自分の山を登ってみたい、と先輩に伝えると、では、部をやめて行け、と言われました。
OBからも怒られた。
パスポートのとり方もわからないような人間が、植村さんがなくなったように一人で登れるわけがない、と毎日言われました。
だがここはこらえどころでした。
土下座して行かせて下さいと頑張ったのです。
栗城史多(くりき・のぶかず)
毎日新聞
自分が打ち込む対象として山を発見した僕は、次に目標を立てることにした。
まずは、海外の山に一人で挑戦しようと。
それが04年6月のアラスカの北米最高峰マッキンリー(6194m)の単独登頂でした。
入山料が安いうえ、ガイドも誰も付けずに一人で山と向き合える。
僕がこだわったのは、どうしても一人で登りたい、ということでした。
実はこの時、世話になった山岳部の先輩から、一緒に行かないかと、声をかけられていたんですが、断りました。
その先輩と一緒に行くと、ただ付いていくだけの山になってしまう。
そうではなく、自分の山を登ってみたい、と先輩に伝えると、では、部をやめて行け、と言われました。
OBからも怒られた。
パスポートのとり方もわからないような人間が、植村さんがなくなったように一人で登れるわけがない、と毎日言われました。
だがここはこらえどころでした。
土下座して行かせて下さいと頑張ったのです。
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