タイ・バンコクの庶民の生活に迫る!

~タイの庶民の生活とは? 一歩でも近づくために~

タイ農業のあるべき姿(セタキット・ポーピアンの農業社会)

2006年11月11日 | タイの政治・経済
タイの農産物を日本に出している活動に参加しているが、一抹の疑念が生じてならない。
もしタイの農家にエンパワーメント(自分たちの問題を自分らで解決できるような力づけ)をしたいのであれば、外部の経済環境に作用されず、自分たちのことは自分たちで決められるような力強い農村社会を築くように支援するべきである。

実際タイの農村開発のリーダーたちは村に入ってそういうことをしている。

村人たちが外に農産物を出すためせっせと作っていたら、村人は自らの資源を外部の人たちにいかに合わせて高く買ってくれるかということに気をとられて外部の経済環境に左右された農村経済しか村に生まれてこない。

つまり、私たちがやっていることで言うと日本人が何らかの問題でタイの農産物を買わなくなったら、早速村人たちは生活に困るわけである。

国王の提唱する「セタキット・ポーピアン」はそのように村の外の社会に村の資源を依存させているのではなく、自分たちの資源は自分たちで管理できないといけない、自分たちの村で必要だと思われる分だけ作って、自分たちで消費するのが基本で、あるいは村でコントロールできる程度だけつくり、余力があったら外に出す農産物を作る。
つまり自給自足的な村内循環経済のようなものを目指すべきである。
そうでないと、いつも外部の経済環境に左右された村になってしまう。
それでなくても農業はやれ天気だ、雨だ、虫だと村人がコントロールできない環境に左右されてしまうのだ。

私たちのOTENTOの活動もタイにしっかり根ざし、村の人々が自分たちのリソース(人材も含めた資源)をしっかり把握でき、それを使って豊かになってもらえるよう支援していきたい。
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あと1ヶ月ちょっと

2006年11月11日 | 今日の出来事
私もこの活動に携わるのはあと1ヶ月とちょっと。せっかく立派なビルにオフィスの場所が決まったのに残念である。
今日も一日中S社で打ち合わせと場所を借りて内輪の会議。
書類作り。どうでもいいさらっと流したい説明書がうまくいかない。何日も経っている。どうにか格好をつけて早く次の仕事に移りたい。
さて、後任の問題が難しいのだが、もともとW園所属の去年大学を出たばかりのH田さんにお願いしたい。
来年4月から着任させたいというI田常務にそれでは遅いので今月23日前後には来てくれという無理なお願い。
W園だってなかなか人材が居ないのだ。人材問題はどこでも大きな問題である。国レベルでも、会社レベルでも。
さて、明日はJ-GAPの翻訳を前田博士に依頼して、久しぶりにKwangさんとも会わなければ怒られてしまう。
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