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たそがれおじさんのぐうたら人生(TOGZ) 

「とかち」をこよなく愛するおじさんが自転車で巡る十勝野風景を発信(晩秋の日高山脈11/8)

チャップリンの独裁者

2025年04月08日 | 特別便

時間があるので、

テレビの番組表の確認は日課のようになっています(笑)

そして気に入ったものや興味がある番組、

録画予約をしています。

 

今週の番組を見ていたら、

4月10日(木)

NHKBS 13:00~

「チャップリンの独裁者」が放映されることを発見しました。

 

このご時世だから観賞する価値がありそうです。

早速、録画予約をしたいところですが、

実は、この映画のDVDが手持ちであるのです。

20年以上前に買ったものですが、

当時980円で?買ったように記憶しているのですが。

著作権保護期間が解除されたのでしょうか、

経緯はわかりませんが安かったので買いました。

 

ということで、

TV放送前にDVD観賞をしました。

 

関心のある方にも観賞していただき、

平和について考える機会になればと...。

 

作品については?

喜劇王チャップリンが、当時台頭していたヒトラーとナチスを痛烈に批判した傑作コメディー。トメニア国の独裁者ヒンケルと、戦争で負傷し記憶を失ったユダヤ人の理髪師は、うり二つだった。ひょんなことからその独裁者と入れ替わってしまい、ユダヤ人の理髪師が独裁者になることに…。チャップリンは理髪師と独裁者の二役を演じ、初めて本格的にトーキーに挑戦、クライマックスの大演説シーンが、あまりにも有名な映画史上の名作。

入れ替わった独裁者に代わって、

理髪師が演説を始めるところです。

とても不安な様子が伺えます。

 

こんな表情で始めた演説が感動的でしたね。

不安を振り切って聴衆に向かって演説した内容は?

日本語訳の字幕を書き写してみました。

申し訳ない、わたしは皇帝にはなりたくない。それはわたしのしごとではない。支配したくない。誰かを征服したくないのだ。できれば援助したい。ユダヤ人も黒人も白人も。

人類は互いに助け合うべきである。他人の幸福を念願して、互いに憎しみ合ったりしてはならない。世界には全人類を養う富がある。人生は自由で楽しいはずであるのに、貧欲が人類を毒し、憎悪をもたらし、悲劇と流血を招いた。スピードも意思を通じさせず、機械は貧富の差を作り、知識を得て人類は懐疑的になった。思想だけがあって感情がなく、人間性が失われた。知識より思いやりが必要である。思いやりがないと暴力だけが残る。航空機とラジオは我々を接近させ、人類の良心に呼びかけて、世界を一つにする力がある。私の声は全世界に伝わり、失意の人々にも届いている。これらの人々は、罪なくして苦しんでいる。人々よ失望してはならない。貧欲はやがて姿を消し、恐怖もやがて消え去り、独裁者は死に絶える。大衆は再び権力を取り戻し、自由は決して失われぬ!兵士諸君、犠牲になるな。独裁者の奴隷になるな!彼らは諸君を欺き異性を強いて家畜のように追い回している!彼らは人間ではない!心も頭も機械に等しい!諸君は機械ではない!人間だ!心に愛を抱いている。愛を知らぬ者だけが憎しみ合うのだ!独裁を排し自由のために戦え!

”神の大国は人間の中にある“

すべての人間の中に!諸君の中に!諸君は幸福を生み出す力を持っている。人生は美しく自由であり、すばらしいものだ!諸君の力を民主主義のために結集しよう!よき世界のために戦おう!若者に希望を与え老人に保障を与えよう。独裁者も同じ約束をした。だが彼らは約束を守らない!彼らの野心を満たし大衆を奴隷にした!戦おう 約束を果たすために!世界に自由をもたらし、国境を取り除き貧欲と憎悪を追放しよう!良識のために戦おう!文化の進歩が全人類を導くように。兵士よ、民主主義のために団結しよう!

とても不安な気持ちで始めた演説でしたが、

思いの丈を素直に述べた充実感を感じます。

 

チャップリンの名演技が光ります。

コミカルにして重い課題に挑戦していますね。

 

いま世界は一部の独裁者に牛耳られています。

自由と民主主義が通じる人間社会を追求するときです!

 

「チャップリンの独裁者」から

改めて感じるところです!


訃報~タンチョウ足環193♀逝く

2025年02月07日 | 特別便

昨日お昼頃メールが届いていました。

(目にしたのが昨夜8時過ぎでした)

差し出しはタンチョウ保護研究グループM瀬氏からでした。

 

目を疑いたくなるような内容でした。

 

タンチョウ足環193♀が亡くなったという知らせでした!

驚きと同時にクラクラするのを覚えました。

 

いったいどうしたというのでしょう。

とりあえずいただいたメールを読ませていただきました。

環境省から193死亡のニュースが届きました。193(イッキュウさん)はタンチョウが道北に進出した先駆けの1羽であり、村山さん、西尾さんといったタンチョウのファンを紹介し、増やしてくれた、私にとっても特に思い入れの強いタンチョウです。村山さんたちの熱心な追跡観察によって、初めてタンチョウが新天地に定着した経緯や、その後の生活の様子など、タンチョウの分散と保護活動に向けて貴重な情報を提供してくれました。イッキュウさんの12歳弱という一生は、北海道におけるメスのタンチョウの世代時間に近いので、タンチョウの平均的な一生だったのかもしれません。イッキュウさんは2019年から3年続けてヒナを育てましたので、よく頑張ったお母さんだったと言えるでしょう。
 2022年夏に連れ合いを無くしてからの行動にも興味深いことが多くありました。特に、同年10月には6年ぶりに生まれ故郷の鶴居村に現れ、その翌月には湧別町まで引き返して、まるで消えてしまった連れ合いを探しているように鳴いていた姿が思い出されます。
 

環境省からの記録は以下のとおりです。
・1月23日に幕別町公道脇の植え込み敷地でタンチョウの死体が発見され回収
 回収時には目立った外傷はなし
・回収場所GPS値:N42.920635,E143.255312
・鳥インフルエンザ簡易検査は陰性
・個体は鳥インフルエンザが落ち着いたら、釧路動物園で剖検予定

 

何と!亡くなった場所は自宅近くでいつも観察する場所あたりでした。

どうして?

何があったんだろう?

 

その日の午後の早くに足環193♀のつがいを観察し、

写真にも収めていたのです。

2025年1月23日13:26~31撮影

 

M瀬氏のメールは複数の方へ送られていたので、

最後の193♀の姿を共有したくて、

写真をメール添付で送らせていただきました。

 

皆さんこんにちは。
足環193♀の訃報を知り、ただただ驚きとともに大きなショックを受けています。
当地の団地東の畑(農家さんの住宅まわり)で出合って9シーズン目になります。
百瀬さん松本さんを知り、いろいろ情報をいただき、
足環193♀にのめり込んでいきました。
現れるたびに「よく来てくれたね」とねぎらいながら、枝幸へ行くまでの期間をともに過ごしました。
・鶴居生まれなのにどうしてここへ?
・枝幸町まで行って営巣とは!
何とアクティブで本来の野生的なタンチョウだこと!
出合うたびに見惚れていました。
そんな193♀、もう合えないと聞くと残念でなりません。
村山さんのおっしゃるように、3年前なくした雄のところへ旅立ったのですね。
そうであるなら受け入れてあげなければなりませんね193♀。
亡くなった地点を調べたら、自宅から数百メートルと分かり、
看取ってあげられなかったことが残念でなりません。
その上1月23日は193♀のつがいに合っていて、写真も撮っています。
添付写真は、1月23日午後1時30分に撮ったものです。
足環193♀の最後の姿です。
皆様と別れを共有したいと思いお届けします。


足環193♀、出合えて本当に感謝しています!!
ありがとう…。

多くのタンチョウファンや研究者の関心を集め愛された

足環193♀。

ありがとう!

ありがとう...。

 

一昨日、大雪の次の日の散歩で、

雪深い畑の中で1羽のタンチョウが鳴いているのを見ました。

もしかしたら、枝幸から一緒に来たタンチョウかな?

こちらの事情をよく知らないので、

孤立していないだろうか。

心配の種は尽きません...。


ただもう笑うだけでした~観測史上最大の大雪!

2025年02月04日 | 特別便

予報通り十勝は大雪になりました!

12時間で120㎝の降雪。

(24時間で124㎝という報道も)

これは国内観測史上最大の降雪量だとか...。

私も79年間の歴史の中で最大の降雪に見舞われました!

こんな条件での降雪は、

日高山脈は何の役にも立ちません。

朝5:30ころ起きて雪かきをしようと思って、

カーテンを開けたら...。

こりゃなんだ!!

物置が帽子をかぶったようにモッコリ。

見たとたん驚きとともに

降ったな~と笑ってしまいました。

本当に気持ちよいほどの降りです。

こんなに降っところを見たことがありません。

まだ降る予報なので、

雪かきはやめて布団に入り直し。

7時前に起きて朝食を済ませました。

7時過ぎてもまだいい降りです。

カーポートもかろうじて役目をはたしていますが、

足回りには雪が押し寄せています。

雪が落ち着いてきた9時過ぎ、

やっと雪かき出動です。

この前雪かき講習を受けて来て、

今日は実践編と考えていたのですが、

あまりの多さに混乱してしまいました。

せいぜいできたのは、

前後のストレッチだけでした。

今日の雪かきは、

二度寝をしているときに考えました。

これだけの降雪では全部除雪はできないよな。

暖かくなったら融けるので、

生活空間として必要最小限の雪かきにしようと...。

車の出入り確保と歩行空間だけの雪かきです。

周りの人たちへの配慮はもうできません。

結果、どこのお宅も私と同じ雪かき対応でした。

みんな同じ事を考えているんだな...。

玄関前のスロープ

雪の中を泳ぎながら。

壁伝いに物置へ行きました。

ここでも物置近くで雪の中を泳ぐ?

何と胸の下あたりまで積もっていました。

124㎝は本当なんだ!

ゴミ、一時保管のボックスの上に積もった雪。

ボックスの高さの2倍です。

融雪機の近くから雪かきをしました。

玄関からの通路だけ確保して、

道路側から除雪した雪はそのままです。

除雪スコップはできるだけ使わず、

スノーダンプで押したり引いたり

そのまま融雪機に入れます。

押す、引く作業は、

ソリと同じなので意外と力を使いません。

自宅を建てたとき、

今日ある高齢化を想定し融雪機を設置したことは、

正解だった!

車も何とか出入りできました。

雪かき最後は玄関スロープ。

パネルヒーターのところに空洞ができていました。

少しは効果があったようですが、

役には立たない雪の量だったようです。

午後1時ころ雪かき終了。

(撮るのを忘れて夕方撮った写真)

自宅に入る前にちょっと周りの様子を視察。

信号機あたりは除雪ができていました。

テリトリー散歩道(この通りは通学路)

閉鎖状態です。

一度は除雪した痕跡があります。

学校が臨時休校になっているからでしょうか?

その後はそのままですね。

午後に入るころから日差しも射すようになってきました。

半日での降雪量が観測史上最大となった十勝・帯広。

仕事も半端な~い!

帰ってきて目に入りました。

南斜面の屋根も雪が残っています。

雪が一度に落ちて事故になったらとの思いで、

南側の屋根にもストッパーを取り付けています。

史上最高の積雪の雪かきでした。

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今日の濃密な雪かき。

結構アドレナリンがほとばしっていて、

その余韻に浸っています(笑)

夜の雪かき跡を眺めに行きました。

雪もしまってきたので、

朝より量が少なく見えます。

それでも一夜にしてこの量とはね...。

嵐の後の月夜。

なかなかオツなものです...。


今夜の日没直後~星の列車

2025年01月21日 | 特別便

お知らせ

 

2025年1月21日

次の惑星直列は 2025年1月21日 に起こります。 この日は日没直後、 火星、木星、天王星、海王星、金星、土星 の6つの惑星が空に整列します。 このうち4つの惑星(火星、木星、金星、土星)は肉眼で簡単に見ることができます。 海王星と天王星を見るには望遠鏡や高倍率の双眼鏡が必要です。 では、惑星観測の条件について詳しく見ていきましょう。
 
私は(豊頃)大津に用事があって出かけますが、
移動道でチャンスがあったら観察したいと思っています。
 
まず空が晴れていて欲しいです!!
 
 
 
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追記
 
日が暮れるころ
用事があって(豊頃)大津まで行ってきました。
 
例の太陽の惑星が整列しているところを観察しようと
2度ほど車を止めて夜空を観ましたが、
どれがどれやらよくわからず、
結局は空振りでした。
 
星はこれだけでした。
オリオンの三ツ星を含めてこれしか撮れませんでした。
 
星は観察できなかったけど、
景色や茂岩のイルミネーションがよかったので、
写真に収めたので記録します。
 
日没後の日高山脈方面。
息をのむほど空のオレンジ色が綺麗でした!!
 
十勝幌尻岳の頂上部だけ見えました。
 
茂岩市街のポケットパークのイルミネーションがきれいだったので、
車を止めて観賞しました。
質素なイルミネーションですが綺麗でした!

お時間のある方、ぜひ見ていただきたいTVがあります

2025年01月18日 | 特別便

明日(19日)

NHK総合8:25~8:50

Dearにっぽん「牛とともに大地に生きる」

上記番組を紹介させていただきます。

 

北海道・足寄町で酪農業を営んでおられた

吉川友二さんは、

昨年11月がんのため59歳でお亡くなりになりました。

※ありがとう牧場HP

放牧酪農で多くの実績を重ねられ、

その経営スタイルはこれからの日本酪農界の

課題改善へ多くの示唆を与えています。

この放送の中からもくみ取れると思いますが、

単に日本の酪農を語り実践しているだけでなく、

人間としての生き方を経営にも生かされていました。

 

吉川さんという人物を初めて知ったのは...。

2010年です。

この年に美瑛町で第1回目の

美瑛センチュリーライドが開催されました。

プログラムを見て、

十勝からの参加者はいるかな...?

何人かの参加者の中に「吉川友二・足寄町」をみつけました。

足寄町にも自転車に関心がある人がいるんだ!

それで終わっていましたが、

翌年の2011年のこと...。

これまで何度か参加していた「ママチャリ12時間耐久レース」。

ここに仲間のメンバーのつてで吉川さんが加わったのです。

家族6人が揃ってきてくれました。

当時、後にしあわせチーズ工房のオーナーになる

Hさんは研修生という立場でしたが、

この耐久レースに顔を出していました。

 

2014年1月の反省会には...。

ありがとう牧場のストレスフリーの牛乳から生まれた、

しあわせチーズ工房の(初期の)チーズをいただき、

その味に未来を感じさせていただきました。

 

吉川友二さんの放牧酪農は、

自転車で出会った後に知った話です。

 

どのTV放送でも

吉川さんが自転車が趣味だったことには

触れていないと思いますが、

 

繰り返しますが

私が自転車での出逢いの後に、

ありがとう牧場の放牧酪農を知った次第です。

 

吉川友二さんを失った悲しみは、

多くの方々にとって大きな悲しみです。

私にとっては吉川さんとの素晴らしい出会いに

少しでも感謝の気持ちを伝えたくて

今回のTV 放映を皆さまに紹介させていただきました。

 

最後の弔問に茂喜登牛へ行ってきました。

足寄の高台まで自転車で訪問し、

そこから雌阿寒岳を眺める予定でしたが、

歳ばっかり重ねて実現できませんでした。

その日は徒歩で

牧場のてっぺんまで行ってきました。

(当日は霧で雌阿寒は泣いていました)

吉川さんの案内で眺めたかったです...。