以前、おじさんお気に入りの景観スポットの一つに十勝川温泉裏の「十勝が丘展望台」があるといいました。その時、冬景色も見たいといったんですが、昨日、やっと行って来ました。
仕事と天候の折り合いがとれなく今まできてしまったのですが、年末にかけて天候が悪くなるって言う予報があったものだから、年内はこの天気以上は期待できないと思い、昼休みを使って駆け足で行って来ました。
十勝の大地は、思ったとおりの雪景色でした。帯広方面に向かっての眺望です。この日は、微風程度の北西の風でしょうか。大地のすぐ上には、朝霧の名残の薄雲が広がり、上空には北西のほうからゆったりとした高層雲(この日は上空2千M程度)が張り出していました。風景の奥に、雲と雲にサンドイッチされた日高山脈がうっすらと見えます。
この風景の左側にあるのが、十勝川に架かっている通称、白鳥大橋です。十勝が丘に来る時も通ってきました。橋の東側には、白鳥もいっぱい飛来し、冬をここで過ごします。この日は日中ということや、餌を与える人たちも少ないからでしょうか、10羽くらいしか見かけませんでした。多くは遠征中と思います。夕方戻ってきます。
十勝が丘からの日高山脈の眺望は、条件が揃えば絶景です。次ぎの楽しみに取っておきます。この角度を鈍角に変えると、幕別・豊頃、そしてその先の太平洋(ここは肉眼では見ることはできません)が眺望できます。十勝平野だなって感じる風景です。この風景を見てチョット気がついたのですが、以前、飛行機から撮った写真を紹介した時、十勝野は、パッチワークが広がっているといいましたが、この風景からは、パッチワークが広がっているようには感じません。おじさん心ですが、こちらの方向は、主に酪農を中心とした農業だからではないかと思います。酪農といえば、牧草を栽培します。牧草畑はチマチマした面積は必要ないし、単品なもんだから、広い土地のほうが一気に機械作業も済むのではないかと思います。まだまだ訳はあると思いますが、大雑把には、そうではないかと思う次第です。この眺めは、無限大です。
丘の下は、道立のエコロジーパークになっています。 幕別町、池田町、音更町をまたいだ自然と景観が楽しめます。(しっかり確かめていませんが)11月初旬までは、秋サケの遡上や、サケが命枯れるのを待って、オオワシやオジロワシをウォッチングできます。おじさんも一度、近くを車で通っていた時、前方から車に向かってくるオジロワシに出会って、その大きさに度肝を抜かれました。下の写真がエコロジーパークエリアです。管理棟という文字の下のドーム型の建物が管理棟です。自然と一体になったユニークな建造物ではないでしょうか。
おじさんが立っている丘の天空は、真っ青な空と北西から延びてきた雲の端っこが、なんともいえなくいいものだったのでシャッターを押しました。ふわっとした雲の様子から、上空の気流もゆったりしていることが分かります。
十勝が丘からの展望は、年内はこれ以上望めそうにはありません。
今日の空は、この通り。年末、年始の天気が思いやられます。