ボヤキまSHOW

I talk to the window ~窓に語りて~

時代の流れなのですが。

2015-05-24 00:32:59 | じゃっく。

ごきげんよう。

じゃっくです。

本屋で、ある本を立ち読みしたんですが。

作者の実話をもとに書いた漫画で、高級寿司屋でのお話。

作者が秘書とお寿司を食べている時に、両親と来ていた子供が

カウンターでお寿司をいっちょ前に注文しているワケですよ。

お店の大将に「コハダ」とか、「〇〇と〇〇を巻いて」とかいう感じで。

作者は、何でガキの分際で「コハダ」とか知ってるんだ・・・

みたいな感じで言いつつ、自分が子供の頃は寿司は滅多に食べられず

特別な事があった時に出前で注文していたというような事を言うんですね。

秘書の人が「お金持ちの家族だから」って言うんですが、

ガキが大将に注文する姿を見るのが不快だから、

「もうこの店には来ない」って帰っていくんですね。

これに似たような事、私(わたくし)も思った事がありましてね。

ま、私(わたくし)の場合は高級寿司店じゃなくて回転寿司のお店だったんですが。

まだ今ほど回転寿司のお店が多くなかった頃、20年くらい前だったかなあ。

今では一皿100円のお店が当り前のようにありますが、

当時はまだネタによって値段が違う店が主流でした。

私(わたくし)が行っていたお店はマグロやイカや煮アナゴが150円、

エビや中トロが200円といった感じで、私(わたくし)は

150円の生エビと煮アナゴを必ず食べていました。

当時「将太の寿司」という漫画を読んでいた影響でよく回転寿司に行っていました。

その回転寿司屋で、やはり小さいガキが「エンガワ!」とか注文していたんですね。

エンガワ?

そんなん私(わたくし)が知ったのは最近(当時)の事だぞ。

しかもエンガワが何なのか当時はよく理解していなかったのです。

そのエンガワを、ガキが注文しているのを見てショックでしたね。

こんなガキがいっちょ前に、私(わたくし)もよく理解していないネタを

注文できるなんて。

私(わたくし)が子供の頃を思い返しても、寿司屋に行った記憶は無いですね。

寿司と言えば、小僧ずしでしたよ。

回転寿司屋は市内で一軒はありましたが、連れて行ってもらえませんでした。

行きたいとも言いませんでしたがね。

で、ガキがエンガワを注文した事がショックで悔しくて、

だがしかしこれも時代なんだな、と。

冒頭の漫画の高級寿司屋の事も、やはり時代なのかなと思います。

だって、ゴールデンウイークのニュースで小さい子供が

どこに行ってきたんですか?とインタビューされて「おーすとらりあ」って

答えていたりするんですもの。

私(わたくし)が子供の頃は、ハワイに行ったという同級生がただ一人。

すごいとは思わなかったけど、珍しかったですね。

世の中は移り変わるもので、自分たちの時代もまた、昔の人からすれば

贅沢な時代だと言われているんですね。仕方がない事なのです。

だがしかし。

ガキが寿司屋でシブイネタを注文する姿は、やはり見ていて良い気分はしないな。