ワシントン条約(CITES、サイテス)拡大。
「楽器移動の自由を」象牙使用、税関で足止め相次ぎ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181230-00000543-san-musi
象牙などワシントン条約(CITES、サイテス)で国際取引が
禁止されている希少材を使った楽器を持つ演奏家が海外の税関で
足止めされるケースが相次いでいる。
生ギター関係
ハカランダ材(本体)、象牙(ブリッジサドル・ナット)。
付属書1 Dalbergia nigra ブラジリアンローズウッド
(ハカランダ)
付属書2 Dalbergia cochinchinensis - サイアミーズ・
ローズウッド(シタン)
Dalbergia baronii - マダガスカルローズウッド
(パリサンダー)
Dalbergia retusa - ココボロ(サザン・アメリカン
・ローズウッド)
Dalbergia stevensonii - ホンジュラス・ローズ
ウッド(ノガエド、ニュー・ハカランダ)
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Dalbergia sissoo - インディアン・ローズウッド
(シッソノキ)
Dalbergia latifolia - イースト・インディアン・
ローズウッド(ソノケリン、インドネシア・ローズウッド)
Dalbergia melanoxylon - アフリカン・ブラックウッド
(グラナディラ、アフリカ黒檀)
生ギター関係で昔からよく言われていたのは、1969年にワシントン
条約に現れたブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)。
それ以降ローズウッド系は安泰だったけれど、それはインディアン・
ローズウッドだったりして、それ以外のローズは、対象になってしまった。
ローズ系のギター材はいくつかあるものの、ハカランダの代わりとして
使われ始めたマダガスカルローズとかもう対象になるとか、
これは楽器だけに使われるものでないのか、消費量が楽器だけではそれほど
あるとは思えない。何か裏があるのかな。
それよりも、ホンジュラスマホガニーあたりも危ないといわれていたが、
どうなっているのか。
プロの演奏家は国内外を飛び回っているわけだし、その都度手続きとか、
めんどうなやり取りをしなければならないというのは、今の状況にあってない。
それの緩和を求めるのは演奏家としては必然でしょうね。