教養部での物理学だけど、考え方の養成も兼ねて凄く重要だった、というのが個人的な思い出なの。もちろん、物理学の授業で数学も学べた、ということだったかと。
35年近くも前なのでやや記憶が曖昧だけど、1年生の前期が力学で、後期が電磁気学、2年生の前期が相対性理論で後期が量子力学、という内容だったかと。
2年生では専門の基礎科目も学んでいたので、弾性体、流体、熱の基本もそれぞれの科目でお勉強、ということだったかと。3年生ではさらに応用で・・・。
修士では制御を専攻したのだけど、対象の原理の理解を学部でしっかり学んでいた、ということがとても役立った、ということだったかと。代数と偏微分方程式論、それに関数解析、確率論も修士の頃に学んで、知識が広がった、ということに。
博士の頃は統計科学が専攻だったので、何しろアレコレ・・・。物理モデリングと統計モデリングの違い、それと推論理論の考え方と細かい計算を自分なりに考え抜いて・・・。
そう言えば、ウチの娘だけど、大学院でお勉強に集中、とは言えないように思えて・・・。学部の積み重ねも弱い感じで、やはり研究者としての才能って疑問、というのが率直な感想。本人も博士に行く気はないみたいで・・・。だけど、修論にはしっかり取り組んで欲しい、ただそれだけ。
自分のテーマを掲げて、絶えず積み重ねのお勉強を続けて、徹底的に研究する、というシンプルな生活だけど、辛さを忘れるくらい集中する、ということって大切でしょうよ。才能がある若者は簡単に解いてしまうので、そういう方々の存在も知りながら・・・。
頑張りましょう。