次回の授業で使う資料の作成をしている、という状態。介護事業を展開している法人さまが公開している資料を使って、ケース・スタディを考えているのだけど、病院会計と違うところがあるので、解説も必要で・・・。
もちろん、実際の財務資料って量も多いので、眺めながら推察をして、全体の特徴を掴むだけでも分析の知識が必要。特に、社会福祉法人は事業も複数で、幾つもの施設を運営していることが少なくないので、分析となると容易じゃない、そんなこと。
だけど、少し前まで受け持っていた学部の会計・情報コースの学生さんなら、3年生のゼミで分析をまとめる、というのって可能だったかと。ただし、社会人の専門職大学院の授業と違うのは、介護の現場やビジネス・モデルの知識および経験が学部の学生さんは無いので、分析の議論では社会人の方が深い、ということかと。当たり前のことだけど。
それでも、二十歳くらいで簿記と会計の基本を徹底的に鍛え上げて、資料見ながら計算も同時に行える、という早業を身につけるのって、とても重要でしょうよ。