もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「アイデン&ティティ」

2005-01-25 22:42:52 | 2004年の映画
田口トモロヲ初監督作品で
クドカン脚本で
大森南朋くんと獅童くんじゃ見逃せない。

バンドブームに乗っかって
デビューしたものの
一発屋となってしまったバンド。
曲のタイトルが『悪魔とドライブ』
って・・・。

追っかけギャル(笑)とやっちゃう、
ダメなメンバーを切り捨てる話がでるなど
バンドブームの頃はあったんだろうな、
のエピソードに笑える。

突然現れた
ハーモニカ吹いてる”ロックの神様”
最後まで謎だ。

「売れる歌」と「歌いたい歌」
の間で悩むのはバンドなら必然なのかも。

バンド好きにはお奨めの一本。
青春映画としてもいい。

獅童くんのジョニーカッコ良し。
南朋くんはベース。
が、主役を演じた本物のバンドマン峯田和伸
かなりの好演で印象深い。

麻生久美子、今回も良し。
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「半落ち」

2005-01-25 22:20:47 | 2004年の映画
原作も読んでいなかったのだが、
ひょんなことで観た一本。
それが良作だった。

警察用語で全てを自供することを「完落ち」
「半落ち」とは自供が完全ではないことらしい。

妻を殺したと自首してきた警察官。
その理由だけでぐっとくるのに
隠している2日間にさらに
胸を打つ真相が隠されている。

身内の犯罪をあつかう警察の内部も描かれ
見ごたえのある作品。

人間の尊厳
なんて普段考えないことを考えた。
泣けます。
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「ヴィタール」

2005-01-25 22:09:07 | 映画
塚本監督と浅野君、
ということで、観てきた。

解剖がテーマということは知っていたが、
その実、ラブストーリーだったとは。
(と私は思った)

なんか、じんわり染みた。
特にラスト。
死から生へ繋がってゆくもの。

浅野君は近作(といっても撮影順は不明だが)とは違う感じ。
具体的に表現しがたいが・・・。

亡くなったリョーコの役の女性が魅力的。
海辺での二人のシーンがすてきだった。
あと、周りも利重剛や國村準や、
ちょい役で中島陽典さんが出ていたのも良かった。
(人相変わってたけど)

解剖の場面は去年「人体の不思議展」を見て
ケラケラ笑ってた時を思い出し、
気持ち悪くなかった。

前作「六月の蛇」と同じように雨が多く、
画像がブルーだったのは、塚本監督の特性か?
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「幸福の鐘」

2005-01-24 21:19:38 | 2004年の映画
いきなり勤め先の工場が倒産して
あてどなく歩き始める男。

目の前で人が死んだり
偶然大金を手にして
それを持ち逃げされたり。

いろんな出来事に出会ってゆく間
彼はずっと無口だ。

そして最後は家に帰ってゆく。

SABU監督作品としてはめずらしい
普通の人を描いた作品。
でも、結構人が死ぬけどね。

ハッピーエンドかといわれれば
そうでもないのだが、
何故かほのぼのした。

寺島進は北野作品より
「空の穴」や「おかえり」の方が好きな私には良かった。
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「ドラッグストア・ガール」

2005-01-24 21:00:00 | 2004年の映画
田中麗奈×宮藤官九郎
ときては見逃せない。

麗奈ちゃんがかわいくて、
すっとんきょうな女の子だった。
ラクロス姿もキュート。

濃~いおじさん俳優達が
やりすぎ感ありつつも、はまっていた。
笑えた~。

荒川良々って改めていいなー。
唯一無二のキャラを再確認。
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「10ミニッツ・オールダー」

2005-01-24 20:55:25 | 2004年の映画
7人の監督が一作品を10分で仕上げたオムニバス。

おきにいりの監督
アキ・カウリスマキ「結婚は10分で決める」
ジム・ジャームッシュ「女優のブレイクタイム」
チェン・カイコー「夢幻百花」
の3本はやはり楽しめた。

スパイク・リー「ゴアVSブッシュ」
は、なるほどな、という作品。

思いのほか良かったのが
ヴェルナー・ヘルツォーク「失われた一万年」
ヴイクトル・エリセ「ライフライン」

ヴィム・ヴェンダース「トローナからの12マイル」
はいまひとつか。
この監督、好きかもと思っていた時期もあるんだけど
作品によるなぁ。
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「ヴァイブレータ」

2005-01-23 15:20:28 | 2004年の映画
金髪の大森南朋くんにひかれていったら、
大ヒット。

私にはイタイ映画だった。
リアルな痛み。

食べ吐き、じゃなくても
精神的に近いとことまで行ったことがあるので。

でもそれを感じない幸せな女性もいるんだろうなぁ、と
ぼんやり考えたりして。

イタイけど、見たことを幸福だと思える大切な映画。

美人でもなく、
妙にエロい身体を持った寺島しのぶ、
だからこそリアリティがあったんだと思う。
体当たり演技、
なんて陳腐な表現には収まらないモノを表現していた。
凄みがあった。

お気に入り女優追加か?

南朋くんの金髪最高。
受けの演技もすごくよかった。

お風呂場のシーン、
泣いたから、
本気で。

ガテン系、これから好きになりそう、と思った帰り道。
でもその時だけでしたケド(笑)

あんな男、いないよな。
あんな女、はいるんだけどね。
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「砂の器」

2005-01-23 15:10:25 | 2004年の映画
旧作ですが、劇場で観たので。

まずドラマから入り原作を読み、
これを現代に置き換えるとどうなるのかの興味が。

ドラマは映画を下敷きにしてるし、
さらに昔見たという友人は「泣けたよー」と言うし。
で、レンタルで探すもみつからず、
の日々に名画座で上映があり駆けつけた。

親子の放浪の日々の映像は、
美しく悲しく涙がでた。
あの原作からこの物語を作り上げるとは。
(原作は推理に重点がおかれているし、
時代背景も違う)
人間が生きてゆくことの本質を問うような
脚本の素晴らしさを感じた。

そして加藤嘉のしぼりだすような一言にも涙が。

名作といわれるものは過去の作品でも見る価値がある、
という思いを強くした一本。
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「藍色夏恋」

2005-01-23 14:59:29 | 2004年の映画
台湾映画。

日本の高校生と比べると
幼い、
だから余計に胸をきゅんとさせる
初恋物語。

主人公の友人が
好きな男の子の物をいろいろ集めているのが
「気持ちは分かるがいかんだろー」
ってなカンジ。

夜のプールの映像や、
体育館、
校舎。

風を切って走る自転車
白いシャツ。

それぞれの気持ちが交差して
うまくゆかない初恋。
秘められた恋心。

全てにノスタルジーを感じるということは、
自分がずいぶん遠くに来たということ。
そういう大人向けなのかもしれない。
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「ションヤンの酒家」

2005-01-23 14:43:13 | 2004年の映画
中国映画。
「山の郵便配達」の監督作品なので観たのだが、良作。

酒家と書いてみせ。
ションヤンという女性が屋台をやっている。
店は流行っているけれど、
実は身内のことで沢山の悩みを抱えている。

これも今の中国なんだろう。

たくましく強いションヤンは
いい人じゃ無い時もある。
家族や自分を守るために、
人の恋路の邪魔をしたり。

でも、不運でもうつむかない。
恋にやぶれてもへこたれない。
開発で立ち退かなくてはいけないことも
分かっていながら
今日も屋台を開店させる。

地に足がしっかりとついた
ヒロインが美しい。

私も、もうちょい
強くなりたいもんだ。

それにしても、
中国映画に出てくる食べ物って
いつも、
何気無い物でもすっごくおいしそう。
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