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昔UNIFLAMEの「不思議なめし袋」を貰って1~2度、炊飯したことがあったが、これを使うより、普通にクッカーで炊いた方が手っ取り早く、味も良かったので、その後は使わなくなってしまったが、今回、暫く前から巷の一部で噂?!のダイソーの「ごはんが炊ける炊飯袋」を試したみた。
有難い事にこの商品に関する情報は種々はあるが、自己流のアレンジを施して炊飯してみた。
以前にも何度か記事で触れているが、基本的には「炊き干し方」と「湯取り方」の2種類。普段炊飯器等で炊くのは炊き干し方、この飯袋炊飯はどちらかと言うと湯取り方に近いと思う。この2つの大きな違いは湯取り方ではおコゲが出来ないのと、「おねば」(米のでんぷん質)が炊き干し方では米に再吸収されるが、湯取り方では米に残らないかの違い。今日の昼は昨日の残りのカレーなのでサラっとした湯取り方が合っているとも判断して試した。
第三の炊飯として、餅をつく時に行う、米を蒸す方法がある。正式名称は知らないので仮に「蒸炊き方」と呼ぶが、例えば飯盒の掛子(中子)に米を入れ、下に水を入れて蒸す方法で、火力調整が難しい焚火等でも失敗して焦がす事無く炊飯が可能。
さて、先ずは計量。某YTのテスト動画では1合で試したら、炊きあがった時に、米の量が増えすぎて袋が破けていた。普段0.5~0.7合程度で炊飯しているし、袋のサイズ的にもその位が適量と判断、今回は0.5合で炊飯してみた。
洗米、マニュアルには袋に入れてから洗えば更に美味しくなるという記載があったが、普通にクッカーで洗米、そして吸水(浸水、浸漬等言い回しが種々あり、某農協のサイトで浸水とあったのでこれをリスペクトして浸水を使ってきたが、再度確認したら農協パールライスのサイトでは吸水とあったので、バカバカしくなって吸水に戻した。)30分。
吸水した米を炊飯袋に移して炊飯開始。今日はガスが少量残ったCB缶処理を兼ねて、Jr.バーナー使用。ちなみに満タンのCB缶の場合はGross350g/Net250/Tare100gなので、クッキング秤でGross Weightを計り、Tare Weightを引けば凡そのガス残量が分かる。
クッカーは敢えて容量500mlのロッキーカップを使用。それは連れ出すクッカーの構成、調理時の使いまわし、少ない水量での炊飯の可能性、炊きあがった時の袋(ごはん)の容量を含め最小限必要なクッカーサイズ確認、そしてカレー用ではあるけど、旨味成分のおねばが湯取り方でも水量が少ない方が、多少は濃いめに残るかどうか、といった理由。
マニュアルだと沸騰してから袋を投入とあったが、炊飯袋との兼ね合いを見て、約400mlの水をロッキーカップに入れ、炊飯袋を入れて水から炊飯開始。
中の弱火で約5分で沸騰、マニュアルでは蓋はしないとあったが、「何故」という疑問は残る。湯が跳ねてこぼれるので(写真の様に蓋をすれば跳ねは抑えられるが)、弱火にして15分茹でた。普段の固形燃料自動炊飯も最初から最後までほぼ弱火だからそれと同じ状態。
マニュアルでは茹で上がったら湯を捨てるか、他の容器に移して15~20分程度蓋をして蒸らすとある。ただゆで汁がかなり浸み出し、これが炊きあがったご飯に戻り、べちゃべちゃの炊きあがりの原因の一つと推測し、分離、湯切りが必要と判断、焼き網を敷いてその上に炊飯袋を置いて上からロッキーカップを被せた。
ダイソーグリッパー(新型)はトングを兼ねる。
蒸らし中に湯切りで出た湯。
この記事を途中まで書いていたので結局20分以上蒸らしたが、キャンプ場で20分も蒸らしていたら、気温が低いと多分炊き上げた飯が冷えてしまい、美味くないと思えるので、実際には適宜調整した方が良いと思う。
袋は両端を引っ張れば簡単に破れ、ほぼ、おにぎり状態で纏まった飯は炊飯袋には殆ど付着せずに取り出せたが、水切りをしてもややべちゃべちゃの炊きあがり、芯は無かった。
湯取り方だし、この辺は仕方が無いところ、基本的には柔らかめの炊きあがりが好みだから、許容範囲ではある、ただ、おねばの吸収が殆どないので、風味というかコクは無い。
私はソースを掛けるのが好き、異論は認めるw