3.11の「報道ステーション」。その放送内容は取材したすべてが放送されたわけではなく、敢えて伏せられた情報があったということです。
表に出せない関東の汚染
報道ステーションの放送内容については、「みんな楽しくHappyがいい」さんのブログで内容を書き出してくれていますので、放送をみていない人はリンク先を参照してください。
子どもが甲状腺がんに・・・ 母が苦悩の告白3/11報道ステーション(内容書き出し) ? みんな楽しくHappy?がいい♪
みんな楽しくHappyがいい
で、この取材では関東の子どもの被ばくについても調べたそうですが、東京の汚染については全面カットとなったという話です。
次の内部被ばくを考える市民研究会代表・川根先生のインタビュー記事にそのことが書かれていました。
じわじわ進行する内部被ばくを黙殺する巧妙な安全キャンペーン
福島・関東で放射能による子どもの健康被害が増え続けている。だが国・行政による情報隠しと対応の遅れは深刻だ。特に関東は意識されること自体が少ない。川根さんは中学校の理科の教員で、今回の地震後にすぐ「放射線測定メール」を発信し、友人と「内部被ばくを考える市民研究会」を2011年8月に立ち上げた。日々接する子どもたちへの被ばくの広がり、教育現場での困難、今後について話を聞いた。(園良太)
<中略>
「無いこと」にされている関東の子どもの健康被害
川根…「放射能防護プロジェクト」に参加している三田茂さんという医師がいます。この3月に小平市の病院を閉院して、東京から岡山へ移住することを決断されています。今年3月11日に、『報道ステーション』で古舘伊知郎さんが甲状腺がんの特集をやりました。古舘さんは三田先生にも取材に行っています。
三田医師は、東京・関東の子どもたちの血液、特に白血球の数値が低くなっている、と明らかにしました。それは柏市や三郷市のようなホットスポットだけでなく、埼玉市や川崎、横浜、相模原の子どもたちの数値も悪くなっている、と指摘しました。
話を聞いた古舘さんたちは驚いて、「先生の名前と顔が出るが、話していいのか」と聞きました。三田先生は「大事なことだから、きちんとした良い番組を作ってくれるなら出して構わない」と、OKを出しました。ところが、数日後に連絡が来て、<mark></mark>「実は東京が危ないということは報道できない」
と、全面カットになったそうです。福島だけの問題になってしまいました。
三田先生は、他の医師にも「甲状腺エコー検査機器を共同で買って、治療し直しましょう」と呼びかけているのですが、反応がない。多くのテレビ局や新聞社からも、「東京の子どもの健康問題はどうなっているんだ」と取材を受けていますが、一本の記事にも番組にもなっていません。今のマスメディアは、「東京は安全だ、危険なのは福島だ」という情報操作がなされているのです。
2014/4/10 人民新聞 より引用
三田先生の講演については、このブログでも以下の記事を書いています。
講演会の動画を貼っていますので、ぜひそちらもご確認ください。
?【気になるニュース】被ばく牛のDNA損傷を調査|一方、被ばくした関東の子どもたちの血液像は?
安全という人が多数いる一方、調べた上で警鐘をならす人もいる、ということを気にしておきましょう。
2014/04/17 追記
当サイトで測定した首都圏の汚染状況
?【除染基準0.23μSv/h】これはなんの放置プレイ?
?【路傍の土】コンクリートに囲まれた日本の「都市型汚染」が見過ごされていませんか?
?【測定と除染】一度ではダメ!埼玉であってもセシウムは再度溜まります
?【指定廃棄物】あなたの学校は大丈夫?
?【堆肥4460Bq/kg】落ち葉掃除をやらせなかった英断!
?高崎線の車窓から~宮原駅周辺で0.9μSv/hの場所も
?【皇居周辺1μSv越え】日本人は加害者になってないか?
?【公園測定】調整池は大きな雨樋のとば口だった!
?【都内ヤバイ!!】日本橋の汚染はちょっと凄いぞ!
after311.info より