ミニトマトのハウスの通路に雑草、スベリヒユが伸びてきました。今晩のおかずにしましょう!
栄養豊富、貴重なオメガ3を持つスベリヒユ
抗酸化物質の一つであるグルタチオンや、オメガ-3脂肪酸を多量に含む。ビタミンB、マグネシウム、鉄分も豊富で、解毒作用、コレステロール値、血圧、心臓冠動脈病などの血管系に優れた効果あり。
雑草なれど、オメガ3脂肪酸含有量が全植物中最高なのをはじめ、天然の抗生物質とも呼ばれ、様々な有効成分豊富で、とにかくそこらの野菜以上に有用、しかも食べてみると、シャキシャキして、多少のヌメリもあって、特別なクセもなく実に食べやすく、なかなか旨い(?)。
生のまま好みのドレッシングでサラダ。炒め物にしたり、トマトといっしょに豚肉や鶏肉や魚などをあわせオリーブ油で煮込んだり、一般的にはお浸しが。貴重な植物です。工夫して色々な料理に取り入れたいものです。ただし、農薬や除草剤のかからないところの物を!
効能は「清熱解毒・散血消腫・止血通淋」。いわゆる利尿作用、消炎作用、抗菌作用、解毒作用など。中国では食品や治療薬としてよく使われます。
性質としては「寒」。これから夏の高温・多湿の時期は細菌が繁殖しやすく、腸炎などの胃腸障害、下痢をおこしやすい時期ですので、予防にぴったりの食材です。ただし、たくさん食べると体を冷やしてしまうので、冷えて胃腸が弱っている方(水様性の下痢など)や慢性下痢の方は注意しなければいけません。子宮収縮作用があるので、妊娠中の方も要注意。
中国では、
腸炎の予防や治療(出血性下痢、赤痢や細菌性の下痢)皮膚病(アトピー性皮膚炎・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)・乾癬・帯状疱疹・ニキビや化膿性疾患など)の内服薬や外用剤、泌尿器系感染(膀胱炎・尿道炎)不正性器出血や出産・流産などの出血などに使われています。
オメガ3
いわゆる体をキレイにする油。青魚の油、エゴマ油、あまに油などが体に良いというのはオメガ3脂肪酸を豊富に含むためです。
動脈硬化やコレステロールが気になる人には積極的に食べていただきたい。
脂肪にはラードやヘッドなどの飽和脂肪酸と、植物油や魚油などの不飽和脂肪酸があります。
不飽和脂肪酸にはオメガ-6脂肪酸とオメガ-3脂肪酸があって、オメガ-6脂肪酸はコーン油やゴマ油などのリノール酸に含まれていて、オメガ-3脂肪酸は魚に多く含まれるEPHやDHA、亜麻仁油(フラックスオイル)やシソ油などに含まれます。
オメガ-6とオメガ-3摂取の比率は2:1~4:1がいいのですが、現代はオメガ-6の摂りすぎで、摂取比率が40:1の人もいるようです。
オメガ-6を摂りすぎると、アトピー性皮膚炎や花粉症、その他の炎症などを悪化させると言われています。
オメガ-3を摂取するには、魚を食べたり、加熱しない亜麻仁油を摂ることがいいのですが、そのオメガ-3がスベリヒユに含まれているのです。