魚のあぶらの方がDHA、EPAの含まれている量が多いので、肉のあぶらより身体にいいと聞きます。 実は、他にもあります。そのあぶらの融点の違いです。魚は、融点が低く、肉は、融点が高い。魚の方は、常温で液体ですが、肉の方は、常温だと固体です。
液体の状態の魚のあぶらの方が、体内にたまらないため、身体にいいあぶらということになります。
ちなみに「あぶら」を漢字で書くと、「油」と「脂」がありますが、「油」の方は、常温で液体のもの。「脂」の方は、常温で固体のものをいいます。ということは、魚のあぶらの方は、「油」で、肉のあぶらの方は、「脂」ということになります。
まぁ肉の脂が固体だといっても、体の中で溶けていてくれれば、問題ないわけで、人の体温を36度として、いろいろな肉の融点を見てみましょう。
羊の場合、44度から49度
牛の場合、40度から56度
豚の場合、28度から48度
鶏の場合、30度から32度
馬の場合、29.5度から36度
牛の脂があまりよくないですね。体温でも溶かされず、固まったままの脂が体内に...想像してみても、ちょっと嫌です。脂が乗った牛肉を食べる時は、食べ過ぎないよう注意が必要です。
マグロのトロなんかは、常温でも液体の油状態。体温で溶かすまでもなく、口の中でとろけるわけです。(出典DHA・EPAの豆知識)