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「熱中症」 実は脳梗塞

2016年07月14日 | 健康・病気

「熱中症」診断  実は脳梗塞…家族「すぐに分かれば」

    毎日新聞2016年7月13日 15時00分

    夏に倒れて熱中症と診断されたものの、実は脳梗塞(こうそく)で、治療が遅れて後遺症に苦しむケースがある。茨城県古河市の県立高1年、柳澤拓実さん(16)は昨年夏、ソフトテニス部の練習中に倒れた。3度の手術を経て奇跡的に一命を取り留めたが、失語症と右半身まひの重い障害が残った。家族は「すぐに脳梗塞と分かっていれば……」と悔やみ切れない思いを抱えている。【伊澤拓也】

 判断難しく損賠訴訟も
  
めまいや頭痛、ふらつき、しびれ−−。真夏にこうした症状が出た場合、まず熱中症が疑われるが、これらは脳梗塞など脳卒中にも共通する症状だ。専門家によると、発症直後に熱中症と脳卒中を見分けるのは難しい。柳澤さんのように脳梗塞なのに熱中症と診断されたケースがどれほどあるのか、統計はなく不明だ。
   特に脳卒中のリスクが低い若者の場合、夏にこうした症状があれば一般的に熱中症と診断される可能性が高い。脳出血がなければCTにも異常は映らず、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)脳血管内科の古賀政利医師は「言葉が正常かどうか、体の一部がまひしていないかなどを確認するしかない」と指摘する。熱中症が脳梗塞を引き起こすこともあるという。
   訴訟に発展したケースもある。東大阪市立中学の生徒だった女性が2010年、バドミントン部の練習中に熱中症になり脳梗塞を発症して左半身にまひが残ったとして、損害賠償を求めて提訴。大阪地裁は今年5月、学校の注意義務違反を認め、市側に約410万円の支払いを命じる判決を出した。
   日本スポーツ振興センターによると、10年には小学4年女児が体育で走った後、頭痛を訴えて倒れ、病院で脳梗塞と診断された。05年には中学1年男子生徒がリレー競技中に、小学3年女児が水泳の授業中にそれぞれ脳梗塞を発症し、障害が残った。【伊澤拓也】

 脳卒中と脳梗塞
  
脳卒中は脳の血管障害から突然起こる病気の総称。血管が詰まって血液が流れなくなり、脳の組織が壊死(えし)する脳梗塞と、血管が破れて出血を伴う脳出血、くも膜下出血に大別される。脂肪分の多い食生活や運動不足などから脳梗塞が増えている。


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