河野大臣マイナカード“名称変更”発言で蒸し返し…麻生太郎氏「必要ねぇもん」大放言の中身
日刊ゲンダイ2023/07/03
秘書に対する暴言が話題を集めた元衆院議員じゃないが、「違うだろー!」とツッコミを入れたくなる。河野デジタル担当相は2日のNHK「日曜討論」で、マイナンバーカードの名称変更に言及。来秋の健康保険証の廃止は「国民の不安払拭」が大前提と繰り返している割に、カードの名称変更が有効策だとでも思っているのか。
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河野大臣は「日曜討論」で、「マイナンバー制度とカードが世の中で混乱している」と指摘。2026年中にも実施するカードデザインの変更を念頭に、「次の更新でマイナンバーカードという名前をやめた方がいいのではないか」と主張した。
別にカードの名前を変えたところで、政府に対する国民の不信感が払拭されるわけではない。問題の本質は、被保険者情報の誤紐づけなどのトラブルが相次ぐ中でもマイナカードの活用拡大をゴリ押ししたり、カード普及のために健康保険証の廃止を掲げたりする岸田政権の強硬姿勢だ。
しかし、世論調査で国民の7割超が「マイナカードと健康保険証の一体化」に「反対している」との結果が出ても、河野大臣に反省している様子はない。「国民の不安払拭」を繰り返す一方、トンチンカンぶりを日頃の大臣会見でも発揮している。
先月27日の会見で、河野大臣は記者から「どういう状況に至ったら『国民の不安払拭』と言えるのか」と問われ、次のように答えた。
「3月に比べて、4月、5月、(マイナ)保険証を使って下さる方、どんどん増えていますので、多くの方に使っていただいて『特に問題ないね』ということが確認されれば、だいぶ不安も和らいでいくというふうに思います」
トラブル続きのさなかで、マイナ保険証の利用が増えている……? デジタル庁に事実関係を確認すると、「(カード交付枚数など)現在公表している数字以外に、何か新しい数字を出しているわけではない」(広報担当者)とのこと。河野大臣の発言の根拠は不明のままだ。
この親分にしてこの子分あり
河野大臣が所属する派閥の会長、つまり“親分”の麻生自民党副総裁も負けていない。マイナカードをめぐる放言は、“子分”より強烈である。
安倍政権の副総理兼財務相だった麻生氏が当時、定例会見(2019年9月3日)で言い放った一言がSNS上で注目を集めている。マイナポイント事業の意義を問われた麻生氏は、記者団に「(マイナカードを)持ってる人?」と確認。「半分以下だな」「その程度なんだよ」と続け、こう言い放った。
「持ってるって手を挙げた人? 何に使った? (記者から『使った機会ないです』) 持ってるけど、使ったことないんだよね。ほとんどないはずだね。俺に言わせたら、必要ねぇもん」
麻生氏は当時、政権のナンバー2。「必要ねぇ」と分かっているのだったら、さっさとマイナカードの普及を止められる立場だったはずだ。
ところが、麻生氏は会見で「使う必要がないものにいくらカネをかけているか、知ってますか?」と問いかけた後、「これ(マイナンバー制度)をやり始めるときに、(メディアが)個人情報の漏洩になるからって言って普及しないようにしちゃったのだよね」と責任転嫁。挙げ句に「俺も正直言って、(マイナカードを)使ったことは1回もない」などと、あっけらかんとしていた。
ジャーナリストの横田一氏がこう言う。
「マイナカードの申請率は現在、人口の8割弱に達していますが、政府がマイナポイントで国民を釣って増やしたのであり、必要性に迫られたからではありません。麻生さんの『必要ねぇ』発言はある意味、正論ですが、自分で必要ないと言っているものを普及させようとしてきたのだから無責任極まりない。河野さんも『国民の不安払拭』と言いつつ、何をもって『不安払拭ができた』と言えるのか、具体的な数値目標や基準は決して答えようとしない。まるで本気度が感じられず、秋までに完了するとしている『総点検』は単なるアリバイづくりに終わりそうです」
麻生氏も河野大臣も、どちらも引けを取らない無責任ぶり。“この親分にして、この子分あり”だ。
すごい!
無責任男たち。
キシダも同じ。
園のようす。
ピンクのバラがほぼ散り、赤いバラが咲き始めた。
(品種名は判らない。買ったことがないので)
ラベンダー。
アジサイが咲きだしたが、タマザキクサフジがツルを伸ばして絡みつく。
ブルーとピンクが絡み合い、ちょっといい感じなので覆われないように管理してみる。
桑の実も黒くなって落ちてきた。
恐ろしい人たちですね。
必要ないものを作らす意味はなんなのか?
考えたら、すぐにわかることですよね。
それと、やっぱりここでもチューチューしたい人たちが、垣間見えます・・。
この国、寄生虫にやられてますよ。