2021年8月24日「しんぶん赤旗」
大量生産・消費・廃棄という社会経済が、アパレル産業で環境破壊や人権侵害を深刻化させています。
日本は国内で供給される衣類の9割を輸入に依存しています。環境省の「ファッションと環境に関する調査」によると、2020年に国内に供給された衣類の量は81・9万トンでした。このうち9割にあたる78・7万トンが事業所や家庭から使用後に手放され、うち51万トン(64・8%)が焼却・埋め立て廃棄されています。
日本に供給される衣類は、原材料調達から廃棄までに推計9500万トンの二酸化炭素(CO2)を排出します。これは、19年度に国内の全自家用車から排出されたCO2(9458万トン)に匹敵します。また、綿などの原材料生産や染色に必要な水の量は、1着あたり年間約2300リットルです。最大80%の排水が適切に処理されず環境へ放出されているとされます。
アパレル企業は、利益を最大化するため、在庫不足による売上減(機会ロス)を防ごうと、生産国へ低コスト化と大量生産を押し付けてきました。流行にあわせて安価な商品を大量に供給する企業の商慣行は、消費者に衣服の頻繁な買い替えと廃棄を促します。
生産を担う途上国の労働者が、生活に事欠く超低賃金と、1日10時間以上の過重労働にあえぎながら作った商品は、多くが過剰在庫として積み上がり、焼却施設へ向かいます。
縫製労働者と環境に負荷を押し付けてきた責任は、発注元である多国籍アパレル企業にあります。世界的な人権意識の高まりに加え、豪雨や熱波といった気候危機への対処が喫緊に求められる今こそ、こうした社会経済を見直すときです。
(小村優)
ブルーインパルスを見上げているときじゃぁないはずです。
今日はほぼ一日雨。雨の日は作物に触らないようにしていますのでハウス内の草取りです。汗をかいてしまったのでお昼で帰ってきました。
ボケましたが・・・
とうとうパラも始まってしまいました。
子どもたちの観戦までしています。
「あとは野となれ、山となれ」なんて、
思ってるんじゃないでしょうね!
命を大事にしない政治なんていらないです。