630名以上の知恵を集めてついに公開です!
2022年4月4日
⼦どもが不登校や登校しぶりになったとき、多くの保護者は⼤きな衝撃を受け混乱します。
そしてその状態のまま、我が⼦へのケアと学校とのやり取りが始まります。 そんな保護者が感じる苦しさは、次の言葉に現れています。
「毎朝しなくてはならない出欠連絡が本当に精神的苦痛で、それをしないでいると今度は学校側から掛かってきて、その電話を取って答えなくてはならないというのが地獄で、それが原因で家族や物に当たるようになったりして、一体これで誰が幸せになってるのだろうと、常に疑問を持っていた。」(40代 父親)
不登校児童生徒数は8年連続で増加し2021年度に19万人を超え過去最多となりました。少子化にも関わらず年々増加の一途をたどり、小学生では8年前の約3倍の人数に急増しています。※
「多様な学びプロジェクト」は、全国約400ヶ所の平日昼間に立ち寄れる子どもの居場所を「とまり木」として紹介、不登校保護者や支援者を対象にオンラインの交流会や講座などを開く全国組織です。
私たちは、令和4年3月1日~10日に、不登校/行きしぶりのお子さんがいる保護者を対象とした「学校とのやりとり困りごとアンケート」を実施、10日間で632件もの回答を集めました。
そもそもこのフォーマット作成企画は、多様な学びプロジェクト運営の「とまり木オンラインサロン」会員の1人の保護者の声から始まりました。(きっかけとなった久保田さんの想いは 前回の記事 に)
「同じようなことで疲弊する保護者を一人でも減らしたい!」
その呼びかけに賛同した「とまり木オンラインサロン」会員有志が集まり、「学校とのやりとりに関するアンケート」を実施したうえで、そのアンケート結果を元にした「学校への依頼文」フォーマットを作ろうという企画が生まれました。
普段は、子育てや仕事をしている普通の保護者が集まって、「どんなことを聞いたらいい?告知はどうしたらいいだろう?」と手探りで作ったアンケートに「多様な学びプロジェクト」が伴走。10日間という短い募集期間にもかかわらず、632件もの回答を集めました。
アンケートの集計結果からは、不登校/行きしぶりのご家庭の約9割が、学校とのやり取りに困難を抱えている実態が明らかになりました。
アンケートに書かれたエピソードを読みながら、保護者の考えを学校に伝えるためにどういう形がいいのか、不登校やホームスクール家庭当事者であるメンバーが、何度も話し合いを重ね、この学校への依頼文フォーマットは生み出されました。
さらに保護者の視点だけでなく、現役の学校教員や、不登校支援者など様ざまな方々にも見ていただき、そこから得られたご意見も取り入れています。
そうして、出欠連絡の方法、プリントなどの受け取り方、給食費の払い方など、不登校の子どもの保護者が困りがちなアレコレをギュッと詰め込んだ「学校への依頼文」フォーマットが完成しました。
そんな「学校への依頼文フォーマット」と「アンケート報告事例集(速報版)」を本日公開いたします。
学校への依頼文フォーマットは、可能であれば不登校当事者であるお子さんの意思を確認しながら作り上げてください。 ですが、もし、お子さんが学校に関する話題を出すことも辛そうな場合は、無理をせず保護者のみで作成していただければと思います。
出来上がった依頼文は、保護者のご判断で学校との面談の際にご活用ください。
なお、この学校への依頼文フォーマットやアンケート報告事例集は、学校批判のために作り上げたものではありません。
保護者を取り巻く現状を整理したうえで、学校と家庭が、「子どもが伸び伸びと成長できる環境」「子どもの幸せ」という共通目的のために対話を進める一助になることを、心から願っています。
また、この依頼文は無理に作成・使用をする必要もありません。 悩んでいる保護者の方に「同じ悩みを抱えている人はたくさんいる、あなたはひとりではない」というメッセージとともに、色々なやり方があるとお伝えすることを第一目標としております。
「アンケート報告事例集(速報版)」は、4⽉の新学期時期に皆様のお⼿元に届くよう、速報版として作成しております。上記アンケートの回答内容をより丁寧に分析・整理した詳細版も、後⽇公開予定です。
学校への依頼文フォーマット(Googleドキュメント版)へのリンク ※下記記載例と事例集を参考に記入ください(省略、詳しくは【拡散歓迎】「学校への依頼文」フォーマットを公開します (tayounamanabi.com))
山ぶどうの収穫。
山ブドウは優れもの