東京★秩父★函館ノマド生活 末端社長!森田博の公式ブログ

趣味の世界と零細企業末端社長としての近況報告。
書きたいことを書き、たまにアッと驚くことを発表する。

立場

2009-07-27 15:33:00 | ラスト
●こんなことがあった。

「アルバイト求人を検討している」と連絡したら、今年社会人になったばかりだという男性営業マンがやってきた。
ハキハキして気持ちいい。なかなかの第一印象だったが、名刺交換終えて着座するなり彼はこう言いだした。

「社長さん、今回のように求人意欲をもたれるのは大変結構なことですが、もっと大切なことは人が辞めない会社にすることです。それも、ただ辞めないだけでなくイキイキと目を輝かせて働いてもらうことが大事ですよね。その点、いかがでしょうか?」

●"上から目線で何言ってるんだろう" と思いながらも相手は新人だ。
こちらは平静をよそおって「ま、その通りですね」と返事した。

するとその新人はたたみかけるように、

「じゃあ社長さんの会社ではすでにそうしたスバラシイ職場環境が出来ていらっしゃる、というわけですね?」と妙な目線でこちらを見る。
ケンカを売ってるのだろうか?

●私はぶ然としながら、「ま、自分ではそのつもりですけど。そんなことより、時間があまりないので要件に入ってもらえますか」と先を促した。

「社長さん、もうすでに要件に入っているんですよ」と彼。

「ん?」

「当社が開発した "3分間で結果がでる簡易職場診断" をまずやっていただき、その結果をふまえて今後の求人戦略を考えたいと思いますが、いかがですか。もちろん診断料は無料です」

●おいおい、目の前にいる社長をいきなり素通りして職場診断をしたいとはどういうことか。第一、そんなことに困ってなんかいない。

私は不快な顔をしながら、「それは今日お願いしなくてもいいから、まず求人媒体と費用が分かる資料を見せて下さい」と言った。

●だが彼は上司からきびしく訓練されているようで、私の意向をまったく気にせず、「ええ、資料はのちほどちゃんとお見せしますので、そちらにいらっしゃる女性スタッフの方に今からアンケートを取らせていただいて構いませんか?」とカバンからアンケート用紙を取り出そうとしている。

●息子のような年令の彼に向かい、大のオトナが声を強めなければな
らないのか。

「断ります!」と私。ちょっと大きめの声になってしまった。

ようやく真顔になってくれた彼。

「・・・」
「・・・」

ぎこちない空気が流れた。この人とは組みたくないと思い、私はこう告げた。

「申しわけないが僕は今から出かけるので、これで失礼する。資料があれば置いていって下さい。お願いすることがあればこちらから連絡するので」と席を立った。

●彼が去った後、「楽しい感じの人でしたのに」とスタッフは言う。

たしかにイケメンだし、若い人ウケする雰囲気の男性かもしれない。
だが、コンパをやってるわけではないので、彼の饒舌さと自己中心的な営業展開は、お客の気持ちを逆なでしているだけだ。

●口下手だと何がいいか。
それは、自分からあまり話したくないから、ついつい質問が多くなる。

それが好結果にむすびつくのだ。



『気宇壮大で骨太な計画を作る』

2009-07-25 08:41:00 | ラスト
●「この本の面白さは夢中になること間違いなし。私は一晩で一気に読んじゃいました」というような話をときどき聞く。

だが私はどんなに面白い本でも必ず眠くなる。眠くなるまでの時間が、多少遅かったり早かったりするだけのことで「面白くて夜も眠れない」という経験をしたことは残念ながら一度もない。

●むしろ一晩で一気に読めてしまう本は、どちらかというとつまらない本か、あるいは、中味がすべて我が意を得ていて心地よい本かのいずれかである。
ガツーンと人生に影響を与える本に出会った時は決して一気に読み通すことなどできないはずだ。

●人生を変える言葉や文章、主張に出会うと、それは身体の奥の奥にある髄の部分にまでドスーンと響くので、そこでしばらく立ち尽くしてしまう。
だから、物理的にも精神的にもスラスラ読めなくなり、数行読んでは唸り、もう数行読んではコーヒーをいれながら考える。そんなことをくり返しているうちに、一冊読み終わるのに何週間、時には何ヶ月もかかる。

●いろんな会社の経営計画書を拝見して、それに似た気分になることがある。サクサク読めて何も残らない経営計画か、悪文で読むのが辛い経営計画がまだまだ多い。

従来と同じ意識と発想で計画を作っても、根底から企業を揺さぶるものにはならない。サラサラと作り、サクサクと読めて、スラスラと忘れられていく三文小説のような経営計画であってはならないと思うのだ。

●松下幸之助さんの奥様 "むめの" さんは一冊だけ本を書かれた。
『難儀もまた楽し』という。 → http://www.amazon.co.jp/dp/4569544703/

PHP本社の清水取締役のお話によれば、むめのさんはこの本で次のよう
なことを書かれているそうだ。

「世間では幸之助を"経営の神様"などと持ちあげてくださるが、妻からみて彼を"神様"と思ったことは一度もありません。ただ、いつも感心していたのは、彼の計画力の凄さです」
(現在、むめのさんの本は発注中につき、この発言の文責・武沢)

●奥様も脱帽したという幸之助の計画力とはどの程度のものだろうか。

端的な例が、有名な「命知元年」の話だろう。

昭和7年5月、昭和恐慌の影響がのこり、世間ではまだ不況風が吹いていた。そんなある日、ある宗教団体の本殿建築現場に遭遇した幸之助は、そこで嬉嬉として働く人たちの姿や表情をみて、おどろく。

「この人たちは心から喜んで無償の奉仕をしている。それは、宗教が人々に精神の安定をもたらし、人々を幸せにしているからに他ならない。宗教は崇高な使命に立つ聖なる事業だ。これは、なんとすぐれた経営ではないか。松下電器の事業も崇高で聖なるものにすることができれば、そこで働く人たちはもっと生き生きとしてくれるに違いない」

そう考えた幸之助は松下電器の綱領(経営理念)をまとめ上げ、「水道哲学」を考案し、それを実現するための250カ年計画をとりまとめた。
更にはその翌年にはその遂行組織として日本初となる事業部制組織を作りあげるにいたる。

●PHPの清水取締役のお話によれば、幸之助の250カ年計画は25年を1スパンにしたものが10節あるという。

1スパン25年あるうち、最初の10年が「建設の10年」、次が「活動の10年」、最後が「貢献の5年」となっている。それが10節あるわけだ。
しかもその10年、5年はそれぞれに細分化されていて事業の方向性や数字などが書き込まれているという。

●清水取締役が新入社員だったころ、講話で幸之助にこう言われたそうだ。

「仕事は知識でやるもんやない。知恵でやるもんや。知恵とは知識×想い、である。君たちの知識は私の二倍はあるだろう。だけど、想いはぼくのほうが四倍はあるから、君たちに負けへん」

幸之助が語る「想い」とは、目標や計画に対する思い入れの深さと熱さではないだろうか。そこから知恵が生まれるのだ。

私たちも、一晩で読める計画をつくるのではなく、自分と会社を根底から変えるような気宇壮大で骨太な計画を作ってみようではないか。




1ャ塔hデイ

2009-07-24 12:14:00 | ノンジャンル
今日は、ハンバーグのゴールドラッシュ1ャ塔hデイ

やみつきだが、臭いですよ~。

まだエアコン設置出来ず、頭にきたので、ヤマダ電機にモノだけよこして、設置料金を返還してもらった。

穏やかに、論理的に説明を怒り心頭に発する我を押さえてしましたよ

やはり、頼りになるのは、地元の職人さん達。

頼んます。



ゴーゴーカレー

2009-07-19 22:07:00 | ノンジャンル
最近編集室から近いので時折食べるゴーゴーカレー(・ω・)/

ソース味でガツンと太ります!

キャベツおかわり自由だが、なかなか言いにくい。

それにしても蚊に食われかゆい。

今日の材木屋は素晴らしい蚊の坩堝だった。

明日も頑張って材木切ります。