当時は授業の始まり終わりを知らせるには
夫婦で住み込んでいた こづかいさん(用務員)が大きなリンを振って知らせていた
従って音の届く範囲もしれたもので
校外の田圃まで届くはずも無かったのである
僕等は仰天して大慌てで帰ったが もう午後の授業が始まっていた
拳骨を貰うか 立たされることを覚悟して教室に入ったが
この時の処置はどうされたか覚えていない
或いは 皆に笑われ 先生に怒鳴られた程度かもしれないし
例によって立たされたのかもしれない
今もそうだが 何かに熱中してしまうと
何も彼も忘れてしまう癖は子どものころからで
同じく昼の時間に遊んでいると授業初めのリンを聞いて教室に戻ると
机上に食べかけの弁当箱が開いた儘だったという様な失敗もあった
蝗の事を書いたので 今度は如何にも信州らしい
変わった食べ物について書いておこう
第一は 蜂の子である
本来一番に珍重されるのは 「地すがり」とか
単に「すがり」という 崖などの地中に巣を作る蜂であるが
これを採るのは子どもには無理なので
普段は家の周りいいくらでもいる 蜂が対象だった -続-
☆蜂の子の話が出てきました
親父は僕よりも子どものころは 活発だったみたいです
数学の先生をして 校長になって きちっとしたイメ-ジがあったが
どうも違うようで 今更 安心してる僕がいます(笑)