1964年、門外不出のルーブル美術館の「ミロのビーナス」は、
例外として日本で公開されたのです。
仏政府にかけ合い、東京と京都で展示を企てたのは、朝日新聞社でした。
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エーゲ海のミロス島で、農夫がその大理石像を見つけたのは1820年の春。
両腕は欠けるも、体重は右に、視線は左に向けて、額から伸びた鼻筋が美しい。
フランスの外交官らの機略で、「ミロのビーナス」はルーブル美術館の至宝に
落ちつき、以来、原則として門外不出となる。
*** 朝日新聞・天声人語より抜粋にて ***
一点のみの美術展を、172万人が訪れたという。
その中の1人に私も入るのです・・・そのときに求めた絵葉書を写しました。
土日は長い行列で、入場するまでに3~4時間かかるとのことで、私は土日を避けて、
隣の席の人には「観にいってきます」と言って、休暇をとって出かけたのでした。
でも、2時間くらいは待っていました。
中に入って、長い時間(と感じています)見とれて見ていた記憶が、残っています。
そのときの情景は、忘れられない思い出です。
我が国にも、誇れる女神像があるとのことです。
山形県で20年前に出土した「縄文のビーナス」が、土偶では四つ目の国宝に決まったそうです。
上野の東京国立博物館で、見られるとのこと、折りがありましたらと思っています。