うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

論文の草稿です。

2009年05月07日 23時48分49秒 | うちなー日記(沖縄編)
気付けば一か月近く更新していませんでしたが、私は元気です。
なかなか安定してブログを書く時間が無く、「下書き」の状態のものがいくつもあります。
バイトを始めたり、お金が無かったり、ゴールデンウィークを楽しんだり、色々ありましたが、皆様の運が良くて、私に時間ができれば、それらの記事を公開できるかもしれません。

さて、今研究室に来て、私の机の上を見たら、論文の草稿が置いてありました。
なんだろうな・・と思って見てみたら、私の研究の論文の草稿ではないですか・・!

指導教官のO先生が執筆したもので、私にこれから推敲してほしいとのことです。
大体、海外のジャーナルに載っている論文といったら10ページ程度のものなのですが、今回の論文は25ページですよ!(実際にジャーナルに載るときには文字の大きさが小さくなるので、多少少なくなると思いますが)

海外のジャーナルに投稿するので、もちろん全文英語です。
タンパク質を構成するアミノ酸それぞれの繋がりに注目した研究内容で、その考え方の根拠や、解析にあたっての定義などから始まり、結果や考察、そして研究手法などがてんこ盛りの内容です。

結構な量なので、読むのに時間がかかりそうですが、教官からの指令は、「あせる必要はありませんが、早目にお願いします」とのことで、つまりは「早くしてね」ということです。教官は、筑波大学を卒業した後、アメリカの大学と大学院を卒業しており、ケンブリッジで研究員までした人なので、限りなくネイティブに近い英語力を持っています。よって、「早目」というのは、恐らく「一週間以内」という意味なので、ちゃちゃっと読まなければなりません。
まあ、今さらっと読んでみた感じでは、自分でやった内容なので、ゼミなどで他人の論文を読むよりは楽そうです。

それにしても、自分のやった研究の成果がこうして一つの形になるのは、嬉しいですね。