うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

北海道大学大学院 生命科学院先端研究装置紹介動画シリーズ公開

2011年03月18日 23時25分21秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
昨年から製作を続けてきた、我が大学院の研究設備・装置紹介動画シリーズの製作がこの度ほぼ完了し、一挙に3作品を同時公開しました。
今回公開した動画のタイトルは、
第2弾:「蛍光相関顕微鏡」
第3弾:「SPM」
第4弾:「VCD」
です。
昨年秋に公開した第1弾:「NMR、X線装置」と合わせて4つの作品が既に公開されたことになります。現在、第5弾の編集が最終段階に入っており、来週には今年度製作分5つの動画が全て揃う予定です。
私は第1弾に引き続き、第2弾動画で監督を務め、第4弾動画で撮影・最終調整を担当しました。

以下に動画を貼付します。

北海道大学 大学院生命科学院 研究施設・設備紹介 第1回

タンパク質の立体構造を解析する、NMR(核磁気共鳴)とX線装置を特集しています。
NMRは我が研究室の専門分野です。私の研究室は正確には2つの研究室の共同講座になっており、この動画にはその共同研究室の教授に出演していただきました。(最初の作品なので身内ネタにしたわけです)
以降の動画は、この動画を雛形にしています。

北海道大学 大学院生命科学院 研究施設・設備紹介 第2回

細胞内分子の動態を観察する、FCS(蛍光相関分光法)を特集しています。私も今後研究に用いる予定の装置・手法です。
ちなみに出演していただいた教授は沖縄出身で、私も何度かゆんたくに誘われています。(近々三線を弾きにいきたいと思ってます)

北海道大学 大学院生命科学院 研究施設・設備紹介 第3回

細胞自体の動態を観察する、SPM(走査型プローブ顕微鏡)を特集しています。
ホワイトボードを使って解説されていて、分かり易いです。(何故にパンダ?)

北海道大学 大学院生命科学院 研究施設・設備紹介 第4回

分子の立体構造を解析する、VCD(赤外円偏光二色性)装置を特集しています。
PCモニターに写しだされた分子構造が自動で最適化される様子はかなり格好良いです。

[追記]
3/22
本日、残りの1作品をYouTubeに投稿し、シリーズ全作品の製作が完了しました。

北海道大学 大学院生命科学院 研究施設・設備紹介 第5回

微量なタンパク質を同定する、質量分析装置を特集しています。
先生の顔出し許可がNGだったため、個性派の作品となりました。

如何でしょうか。それぞれの研究室ごとに、研究分野に応じた先端装置を導入しています。
非日常的な装置が殆どですが、これらの動画によって、受験生や一般の方々が、少しでも私たちの研究に親しみを感じていただければ幸いです。