うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

超満月!

2011年03月20日 02時21分22秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
深夜の更新です。
今、月がとても大きく輝いているのを観ています。
実は、今夜は月が地球に最も近い場所(近地点)にあり、かつ満月なのです。しかも、特に今回は満月の時刻(3:20)と近地点通過時刻(4:09)の時間差が小さいため、ここ20年で最も月が大きく見えるのだとか。今回の近地点までの距離は約35万6577キロメートル。地球と月の距離は大体38万キロと通常言われますから、かなり近付いていることが分かりますね。

参考:NASAのニュース記事「Super Full Moon」

前回、ここまで大きく見えたのは1993年3月だそうです。当時私は6歳、幼稚園の年長組でした。毎日砂場で山を作って遊んだり、予防接種が恐くて園内を逃げ回ったりしていた頃ですね。はるか昔だなぁ・・。


先ほどまで月は薄雲に隠れていたのですが、午前2時前に雲から抜け、眩いばかりの光を放ち始めました。


何しろ月が最接近しているわけですから、光量も最遠時の3割増しになっています。
月光による影もはっきりと見えますね。


月明かりの室内で、手持ちでも写真が撮れます(この記事の中で紹介している写真は全て手持ちで撮影)。


窓際では、月明かりで本まで読めちゃいます。(漫画「神のみぞ知るセカイ」5巻「九条月夜」編)

ちなみに、去年の春にも観月関連の記事を書いたことがあります。昨年5月の記事「月明かり落ちてくる夜は・・」しかし、その時の地球と月との距離は38万9007キロ離れており、今回より1割ほど遠くに見えていたことになります。


実際、前回の記事の際に撮った月と今夜撮った月の写真を比べると、結構大きさが違いますね。
(どちらも、450mm相当の望遠レンズで撮影したものを、約4倍に拡大)

一番近い星なのに3万キロ以上も軌道(の長径と短径)がブレるとは、やっぱり宇宙は規模が大きいものだと実感しますねぇ。