うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

【ブログ補完計画第2弾】にっぽん丸に乗ってきました。

2010年04月18日 02時24分08秒 | えぞ日記(北海道編)・・趣味
※春休み中に書いたこの記事ですが、九州旅行に出発して以来更新が停まっていたので、補完いたします。
補完完了後、[2010-03-25 20:24:08]に表示時間を戻します。
以下、内容です。

今日は家族で「にっぽん丸」の特別船内見学会に参加しました。

「にっぽん丸」は商船三井客船が有する豪華客船で、日本郵船の「飛鳥Ⅱ」と並んで、日本を代表する豪華客船です。昨年秋から行われていた、就航以来最大の改装工事がこの度完了し、それを記念して船内見学会が催されました。
まず22日に横浜港大桟橋で、次に昨日24日に神戸港中突堤で、そして今日、名古屋港ガーデン埠頭に寄港し、船内を公開しました。
私は、今月初めにインターネット上でこの情報を知り、参加には事前の申し込みが必要だったので、早速家族全員分を申し込んでおきました。

実は以前、2005年に那覇港で開催された、「りっかりっか!マリンフェスタ」というイベントで、豪華客船「スーパースタージェミナイ」船内での「海猿」映画上映会に参加する機会を得たのですが、直前に発生した台風のせいで台湾から船が来れず、中止になったという苦い経験があります。
そういうわけで、一度は豪華客船に乗ってみたいという願望は以前から強かったのです。

久々の家族全員でのお出掛けなので、きちんと盛装して、昼2時前に三重県伊賀市の実家を出発しました。今日は往復とも私の運転で、行きは名阪国道と東名阪道、伊勢湾岸道を乗り継ぎ、約1時間半で名古屋港に到着しました。名古屋港も伊勢湾岸道のおかげで近くなりましたね。

ガーデン埠頭の駐車場に車を停め、岸壁に向かって歩き始めると、すぐににっぽん丸が見えてきました。

全長167mの船体は、先日乗船したフェリー「あかしあ」の224mに比べれば小柄ですが、舷側に窓がずらっと並んでいて、また違う迫力がありますね。
このにっぽん丸の大きさは、日本近海の波の波長が平時で最大150m程度なのと、あまり大きすぎると入港できる港が限られてしまうため、乗り心地と使い勝手のバランスを取って決定されたそうです。

ちなみに、今回のにっぽん丸大改装の目玉の一つに、塗色の変更が挙げられます。
商船三井客船の従来の塗色は、下の写真のようなものです。

この船はにっぽん丸の姉妹船、ふじ丸です。主にチャータークルーズ船として活躍している船で、ある高校の修学旅行で那覇に入港した際の写真です。喫水線から2m程度まで青、それより上は白一色で、煙突のオレンジ色が引き立つデザインでした。(ふじ丸は現在もこの塗色のままです)
今回の改装で、にっぽん丸の塗装はより高級感のあるものに変わりました。船体の下側をロイヤルブルー、上側を白に塗り分け、間にアクセントの赤いラインを引いてあります。
日本人にもお馴染みの、クイーンエリザベス2(先頃引退しました)など、往年のオーシャンライナーをイメージしたデザインでしょう。なかなか似合っていると思います。

ところでもう一つ、ふじ丸の写真で注目すべき点があります。それは、ベランダ付きの船室が無いことです。以前のにっぽん丸も同様で、舷側には救命ボートやテンダーボートが設置されており、ベランダ付きの部屋を設定できなかったのです。今回、テンダーボートが大型化されて救命ボートと兼用になったので、船首側に空きが出来、デラックスクラス以上の船室にベランダが設置されました。これにより、ベランダで優雅な朝食を・・なんて事もできるようになりました。



こちらは、にっぽん丸船内に置かれていた、改装前と改装後のにっぽん丸の模型です。
(下の写真は、本当は左舷側のものですが、見易いように左右反転させています)
今回の改装のもう一つの目玉は、船室区画の追加でした。改装前、ブリッジ(操舵室)から上にはプールしかありませんでしたが、今回の改装で前後に船室区画が追加されました。
実質的に階層が一つ増えたので、低いフォルムが特徴だったこの船の外観がどう変わるかちょっと心配したのですが、塗色の変更のおかげか、あまり気にならず、むしろ前後方向の纏まりがよくなった気もします。

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