うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

テスト週間終了。

2009年02月13日 23時03分01秒 | うちなー日記(沖縄編)
ようやく辛かったテスト週間が終了しました。
最終日の今日は二時間目に「比較内分泌学」のテストがありました。

松果体から分泌されるホルモンは?・・・答え「メラトニン」

というような問題がメインで、基本的に最後の講義で配られたプリントの内容さえ暗記すれば単位は貰えるという、我が学科の中では比較的優しい試験でした。

対して、先週の金曜日に行われた「細胞学」の試験は、講義自体の内容も濃く、ノートなどの持ち込み不可なため、ノート50ページ(裏表)分に及ぶ内容を覚えなければならず、かなり大変でした。(どうにかやり遂げましたが)

さてさて、今期の講義はこれで終わったのですが、私にとっては一大イベントが来週の水曜日に控えています。
「中間発表」です。
進化・生態学講座の研究室の学生と私の二人だけの発表会ですが、恐らくあちらの教授陣と我が熱帯生命機能学講座の教授陣が入り混じって、通常の中間発表会(単独の講座のみで行われる)よりも緊張感は高くなると思われます。
私は、「蛋白質二次構造解析」と題して、これまでの経過を発表する予定ですが、ほぼ研究自体は完了(卒論執筆段階のレベル)しているものの、今回の発表でどこらへんまでの内容を語れば良いかで悩んでいます。
通常の中間発表会は、人数も多いため、一人当たり15分間の縛りがあります。しかし、今回は二人だけなので、特に時間は定められておらず、たっぷりあるのです。少なすぎても困りますが、たっぷりあるのもまた困りものです。それだけ突っ込まれる可能性も高くなるわけですから・・。
熱帯生命機能学講座だけなら、蛋白質についての説明は省けるのですが、進化・生態学講座と合同となると、蛋白質の定義から始まり、セントラルドグマ、各次の構造、既存の研究の経過と問題点も説明する必要があります。
そして、解析手法の説明、経過、結果と発表を続けるのですが、結果だけでも結構な量があります。単純に、蛋白質の全体と各構造別のアミノ酸組成割合だけでも良いのかもしれませんが、私の研究の醍醐味は各アミノ酸同士の連結に関する傾向の解析でして、それに関するデータも既に仕上がっています。図表も作成し、あとは纏めて文章にして、論文誌に投稿するだけの状態になっていますから、やろうと思えば論文誌に発表予定の内容全てを中間発表で発表することもできるのです。
しかし、それだとあまりにも中間発表のレベルを逸脱してしまいます。きちんと発表すれば、時間も何時間もかかかるでしょう。
という感じで、発表量をどれくらいにするかで悩んでいるわけです。
普通の学生は、中間発表時点では文字通り「中間」での発表ですから、このような悩みはあり得ないのでしょうけども・・。考えてみたら贅沢な悩みですね。

まあ、とにかく、無事に発表を乗り切られるように頑張ります。

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