吃飯了没有?

元中国深セン駐在員のブログ~中国・中国芸能情報・各方面の旅行日記、日本の街歩き情報を配信します。

深センで起きた事件に対して・・・

2024-09-23 13:23:19 | 深セン情報
深セン日本人学校での悲劇は痛ましい事件でした。ご冥福をお祈り申し上げます。事件の背景や中国経済の不況はメディアにお任せしますが、深センに6年間の駐在経験のある身としてメディアでの報道以外に感じた内容をお伝えします。

不動産バブル、コロナ禍が引き金となり若者の失業率が高くなってきていることもあり、個人的には、日本産水産物禁輸の解禁のカードに惑わされることなく、日本企業はそろそろ中国からの撤退を考えた方が良いと感じています。独裁政権が続いており今後も快方に向かうことは期待できませんから。

今回の深センの事件で2件感じたことがあります。1つは、深セン日本人学校の所在地です。昔は蛇口港近くの閑静な住宅地に存在してました。周囲には国境警察の建屋があったり、南海酒店といった高級ホテルが存在しており、治安は良い場所でした。

それが在籍者数が増えてきたことで、かなり北の工業八路沿いへの移転を選択したようです。この場所ですが、私が新校舎を決定する立場にある人間であれば、選ばない場所であったと思います。治安に懸念があるからです。下に地図を貼りましたが、東に深セン湾口岸、西に深セン西駅(図示せず)があり、人の出入りが多くなっています。


西側は前海という埋め立てエリアで、建築が続いてそこで働く作業者や業者が入り混じり、元々ローカル色が強いエリアに近い場所に学校を置いたことに、問題は無かったのかなあと感じています。参考までに地図の丸印を付けたあたりの散策動画を見つけましたので、視聴されてみて下さい。


もう1点感じたことは、日本人学校の場合、ローカルの学校と違って体操服のような格好での通学ではなく、一目で日本人であることがわかってしまう状況にあったのではないでしょうか?

かなり前にここのブログにも書いたかもしれませんが、私が駐在していた時代は反日暴動がひどく、日本料理屋が襲われたりしましたが、私は会社の通勤の服装は、なるべく現地で買った服や鞄、外套を身にまとっていました。靴も現地で革靴を買い、髪型もローカルの理髪店に行って白髪は隠し、なるべく短い髪形にしていました。

プライベート時の鞄も、日本では選ばないような垢ぬけないローカル色の物を購入したりと、気を遣っていましたね。今駐在されている方はどうされていますでしょうか?そこまで気を遣わなくても安全と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここまで愛国教育が浸透して景気が悪い国の中では、何が起きてもおかしくはありません。

反スパイ法の問題もありますし、つい最近ではNHK国際放送で日本の国益に沿わない発言を流した中国人が中国に逃げ帰った事件も発生しました。某神社での中国人の放尿事件もしかりです。平和ボケのせいで事件に巻き込まれないよう、改めて考え直された方が良いと感じます。

以下に、関連動画も貼っておきます。中国人の中にも全てをわかっていらっしゃる方もいますので、日本人はあまりにも過敏に反応するのではなく、毅然とした思慮深い態度で対応していくことが重要と思っています。

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