盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

もういちど右左

2018-11-18 13:47:24 | にゃんころ
「紅娘」と書いて何と読むか。
さつまいもの品種ではないほうです。

「てんとうむし」です。

ある人に娘が生まれ、「みつき」と読ませたかったのでしょう、「海月」と書いて役所に提出してしまいました。
その後、上司に報告したら、

 「きみ、それは『くらげ』と読むんだよ」

といわれてさあ大変。
もう受理されてしまったので、何ヶ月も裁判所の世話になって大騒ぎだったそうです。
人の一生を決める時になぜ1回でいいからリサーチをせんか。
というよりいい歳こいて国語辞典を持っていなかったのでしょうか。


この事例は単なる無知が招いた自業自得ですが、奇妙な名前ブームもようやく下火を迎え、年配者として安堵しています。
キラキラだの DQN だのいわれていても私にいわせりゃ単なる「痛い名前」で、親の脳味噌が知れるというものです。

痛い名前ブームの連中は、いま中学生か高校生あたりでしょうか。
いちど受理された名前は改名するのにとんでもない手間がかかるので、生まれたら役所に出す前にもういちど立ち止まって考えることをお勧めします。


 「昔の難読名は賢くないと読めなかった。
  いまの難読名は賢いほど読めない」

といわれます。
名前なんて無難がいちばん。
あなたは、そしてあなたのご家族は、いかがですか?