盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

二進数

2018-11-22 11:24:24 | にゃんころ
前回のクイズには二進数の考え方が必要でした。
これを応用して、ちょっと知人に自慢できる技をお教えします。

「指折り数える」との表現もあるように、人間は指を折って(骨折じゃないですよ。曲げるという意味です)数を数えられます。

片手の指は5本。
障害者の人やヤクザの人など5本でない人は、あくまで豆知識として聞いてください。

普通は、この↓ように数えます。

 0 → 何もしない
 1 → 親指だけ折る
 2 → 親指+人差し指
 3 → 親指+人差し指+中指
 4 → 親指+人差し指+中指+薬指
 5 → 親指+人差し指+中指+薬指+小指

片手で数えられるのはここまでです。
「6は小指を伸ばす」といっても、それだと見た目は4と同じになってしまい、どちらなのか覚えておく必要があります。

これは5本の指すべてを「1」とする、つまり十進数の考え方です。
では発想を変えて、

 親指   → 1
 人差し指 → 2
 中指   → 4
 薬指   → 8
 小指   → 16

であると考えてみましょう。
すると、

    指   小指(16)  薬指(8)   中指(4)  人差し指(2)  親指(1)
  数字
   0  ×(折らない) ×(折らない) ×(折らない) ×(折らない) ×(折らない)
   1     ×      ×       ×      ×      ○(折る)
   2     ×      ×       ×      ○      ×
   3     ×      ×       ×      ○      ○ (2+1)
   4     ×      ×       ○      ×      ×
   5     ×      ×       ○      ×      ○ (4+1)
   6     ×      ×       ○      ○      × (4+2)
   7     ×      ×       ○      ○      ○ (4+2+1)
   8     ×      ○       ×      ×      ×
   9     ×      ○       ×      ×      ○ (8+1)
  10     ×      ○       ×      ○      × (8+2)
  11     ×      ○       ×      ○      ○ (8+2+1)
  12     ×      ○       ○      ×      × (8+4)
   :
   :
  30     ○      ○       ○      ○      × (16+8+4+2)
  31     ○      ○       ○      ○      ○ (16+8+4+2+1)

このように、片手だけで0から 31 まで、両手の10本指なら0から 1,023 まで数えられるわけです。

1秒にひとつ増えるように練習しておけば、片手で2回やればほぼ1分。
いちいち時計を見ていられない状況で、簡易時計になります。

それ以外にもちょっとしたものの数を数える時、結構実用になるので、無意識に指が動くようになるまで練習することをお勧めします。