私が紹介する川柳や小咄あるいはクイズなどは、これまで60年近く生きてきた中で読んだ本、テレビやラジオで知ったもの、知人から教わったものなどです。
つい最近知ったものもあるし、もう何十年前にどこで覚えたか忘れてしまったものもあります(こっちのほうがはるかに多い)。
その中で、単に知識として知っているけれど嫌いなものに分類されるのは、「一時的に何かを借りてくる」クイズです。
たとえば、
父親の遺言には、こう書かれていた。
「飼っている牛は、長男に 1/3、次男に 1/4、三男と四男にそれぞれ 1/6 を与える」
その家には牛が 11 頭いる。
どうすれば遺言の通りに分けられるか?
11 は素数ですから、頭数では決して分けられません。
で、クイズの答えが、
隣から1頭借りてきて 12 頭にして、長男から順に4頭、3頭、2頭、2頭を受け取って残った1頭を隣に返す
というものなのです。
これは、「卑怯」です。
隣近所が牛を飼っていなかったらどうするのでしょう。
「仮に借りたことにする」にしても実際には 11 頭しかいないのですから、クイズ問題の大前提をねじ曲げて出した答えは正解とはいえません。
だからこのクイズの正解は「不可能」です。
どうしても可能な正解を作りたいのであれば、
11 頭を全部殺し、細かく解体する。
4人で相談しながら、全員が「どれを貰っても満足」と思えるよう肉や骨を 11 分割した山を作る。
そして長男から順に4、3、2、2個の山を受け取る。
これしかありません。
しかしこれも遺言は「頭」といっているのですから、肉や皮や骨に解体した時点で矛盾が生まれます。
やはりこのクイズの正解は「不可能」しかないことになります。
ということで、私はみなさんが正解を知った時に「もやもやしたものが残らない」作品を、できるだけ選んで紹介していきます。
ネタはたくさんありますので、いっそクイズブログに……
いや、それはないな。私は「主」ですから。
つい最近知ったものもあるし、もう何十年前にどこで覚えたか忘れてしまったものもあります(こっちのほうがはるかに多い)。
その中で、単に知識として知っているけれど嫌いなものに分類されるのは、「一時的に何かを借りてくる」クイズです。
たとえば、
父親の遺言には、こう書かれていた。
「飼っている牛は、長男に 1/3、次男に 1/4、三男と四男にそれぞれ 1/6 を与える」
その家には牛が 11 頭いる。
どうすれば遺言の通りに分けられるか?
11 は素数ですから、頭数では決して分けられません。
で、クイズの答えが、
隣から1頭借りてきて 12 頭にして、長男から順に4頭、3頭、2頭、2頭を受け取って残った1頭を隣に返す
というものなのです。
これは、「卑怯」です。
隣近所が牛を飼っていなかったらどうするのでしょう。
「仮に借りたことにする」にしても実際には 11 頭しかいないのですから、クイズ問題の大前提をねじ曲げて出した答えは正解とはいえません。
だからこのクイズの正解は「不可能」です。
どうしても可能な正解を作りたいのであれば、
11 頭を全部殺し、細かく解体する。
4人で相談しながら、全員が「どれを貰っても満足」と思えるよう肉や骨を 11 分割した山を作る。
そして長男から順に4、3、2、2個の山を受け取る。
これしかありません。
しかしこれも遺言は「頭」といっているのですから、肉や皮や骨に解体した時点で矛盾が生まれます。
やはりこのクイズの正解は「不可能」しかないことになります。
ということで、私はみなさんが正解を知った時に「もやもやしたものが残らない」作品を、できるだけ選んで紹介していきます。
ネタはたくさんありますので、いっそクイズブログに……
いや、それはないな。私は「主」ですから。