盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

エンディング

2019-07-18 12:45:49 | にゃんころ
番組にはたいてい、オープニングとエンディングがあります。
そこにキャストやスタッフなどのテロップを入れるわけですね。

「ジョジョの奇妙な冒険」というアニメ作品があって、私は原作も知らないしアニメをおもしろいとも思いませんが、アニマックスをBGVに作業をしていると、たまたま観ることがあります。
そして気づいたこと。

エンディングの音楽に、イエスの「ラウンドアバウト」が使われている?

イエスといえばキング・クリムゾン、エマーソン・レイク&パーマーなどと並んで1970年代のプログレッシブロック時代全盛期を築いたバンドです。
その中でも特にイエスは全員が超絶技巧、しかもボーカルのジョン・アンダーソンを中心にした美しいコーラスで聴衆を魅了しました。

私はイエスに特別な思い入れがあります。
というのも、高校生の時にイエスのコピーバンドをやっていたのです。

半端な技術で耳コピーできるものではありませんから、イエスのコピーバンドは全国を見渡しても非常に少なく、それを高校生がやっているというので雑誌に紹介されたこともあります。
私はドラム担当で、3枚組ライブアルバム「イエスソングス」の曲はすべて叩けました。

イエスをコピーするには、いくつか大きなハードルがあります。
ひとつは、ボーカルのキーがとても高いこと。
アンダーソンのハイトーンボイスを歌える男が誰もいなかったので、ボーカルは女性が担当しました。

次に、キーボード。
当時はまだシンセサイザの黎明期で、リック・ウェイクマンのように「音色ごとにキーボードを山のように積み上げる」なんぞ、貧乏高校生にできるはずがありません。
しかたがないのでオルガンで何とか音色を似せて、ピアノと2台でどうにか対応しました。

そして、イエス初期の特徴である、変拍子。
これは特にドラムが問題になりますが、私はなぜか変拍子が大の得意なので、逆に他のメンバーのほうが苦労していました。

そんなわけで、文化祭で演奏したり、大学の学園祭に誘われたり結構注目されましたが、メンバーの大学受験などもあり実質的な活動は1年半ほどで自然解散しました。
そのまま続けていたらもしかしたらプロになっていたかもしれないし、逆にしょせんはコピーバンド、ちょっと話題になって終わっていたかもしれません。

もう40年以上前の話ですが、思わぬ番組からそんな過去があったことを思い出しました。
でも「ジョジョ」って若者向けの作品でしょ。誰かイエスなんて知ってるのかなあ。
コメント
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