昨日は強風にも関わらず、隅田川の花火大会が決行されました。
先日も申し上げた通り、私は何十年も現場に行っていません。
そしてテレビで観る花火の、何とつまらないことか。
とにかく,音がしょぼい。
花火はあの腹に響く破裂音があってこそ。
家でテレビの音をそこまで大きくしたら、近所から苦情がきます。
大学生の頃は音楽をやっていたのでPA(音響設備)にも縁が深く、学園祭の野外特設ステージでウーファー(バスドラやベースの音域を鳴らす巨大なスピーカー)の前に立ったことがあります。
生の花火はちょうどそんな感じです。
「女を口説くなら花火を観に行け」という古いことばがあります。
確かに下腹部を揺さぶられながら口説かれれば、女もその気になるのかもしれません。
江戸の男と女も、そうやって夏の夜を楽しんでいたのでしょうか。
隅田川花火は、テレビ東京系列で生中継されます。
去年の副音声はいとうせいこうとみうらじゅん。名前を聞いただけで誰でも悪い予感がするでしょう。
実際、同時刻に行われているフジロックフェスの話ばかりで花火にはほとんど触れず、しまいには
「花火、うるさい!」
今年もそのノリを期待していたのですが、なぜかみうらじゅんではなくスチャダラパーのBOSEが出ていました。
メインスポンサーのアサヒビールから、クレームでもきたのでしょうか。
テレ東らしく突っぱねてほしかったのですが。
さて、そろそろ全国的に梅雨も明け、あちこちで花火大会が開かれます。
別に夏でなくても、真冬に打ち上げてもかまわないと思うんですけどね。
隅田川は街中で行われるため、尺玉以上の大きな花火は使えません。
そのぶん数と技で勝負、というところでしょうか。
みなさんのお住いの地域では、いかがですか。