(本頁は「2011年夏の八幡平・花の記憶(2)八月編」の続きである。)
八幡平西部にある大場谷地湿原は湿原植物の宝庫だ。
ミズバショウ、エゾノリュウキンカが咲く晩春や
コバイケイソウ、ニッコウキスゲなどが咲く七月初めまでは
切れ目なく通っているが、それらの花が終るとさっぱり寄らなくなっている。
2017年初夏、この湿原で山菜取りの女性が熊に襲われて亡くなっている。
その影響もあり、その年の秋以降、湿原への立ち入りが禁じられている
(厳密には湿原入り口の駐車場が閉鎖された)。
2011年は珍しく晩夏にこの湿原に立ち寄っていた。
この時期、花はあまり無いし、風景も奇麗とは言えなかったが、
一応、記録として報告しておく。
湿原にはシシウドのような大型のセリ科が多かった。
友人からはエゾノヨロイグサではないかとアドバイス頂いた。
ミズバショウは花後も大きな葉が残っている。
奥の褐色の群生は花の終わったオニシモツケ。
花後のモミジカラマツ
(右上)ハンゴンソウ
奥の方に入ると、丈の高いハンゴンソウ、オクトリカブトが増えて来た。
オクトリカブト
ナガボノシロワレモコウだろうか。
(右上)コバギボウシ
エゾオヤマリンドウ
(右上)ミズギク
クロバナロウゲの古花(果実?)
(右上)アオモリアザミ(オオノアザミ)
最後にまたオクトリカブト。
以上。
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