(本頁は「今年も春は東光山へ。前編。」の続きである。)
東光山は稜線に上がってからが、面白い。
ブナの大木が次々に現れるが、中でも圧巻なのは千手観音のように枝を広げた木だ。
この大木の下はコキンバイやスミレ類、ミヤマカラマツなどの群生となっていた。
千手観音のようなブナの大木
千手観音ブナの木の根元に咲いていたコキンバイとタチツボスミレ。
ここには何故かヒメアオキも多かった。
再びコキンバイとミヤマカラマツ(生育中)
ミヤマカラマツは奥羽山系では高山植物のイメージだが、出羽丘陵や男鹿では低山にもよく現れる。
登山道を塞ぐように立つブナの木。
手前から。
過ぎてから振り返る。
稜線の小道はまだ続く。
道の両側はコキンバイやスミレ類の絨毯がずっと続いてる。
稜線を更に進むと、広葉樹林から杉林に変わる。
すると、今まで見られなかった花、
と言ってもカタクリの咲き残りやサンカヨウの咲き出しが現れて来る。
カタクリとスミレサイシンの咲き残り
咲き出したばかりのサンカヨウ
ミヤマカタバミは中腹以下では花が終わっていたが、
山頂手前では今が盛りだった。
山頂の祠とミヤマキケマン。
山頂は南や西側が開け、鳥海山や由利本荘の街並みが望める。
山頂から鳥海山を望む。
朝、保呂羽山からはとてもきれいに見えていた鳥海山だが、
昼過ぎ以降はバックに雲が出てしまい、コントラストはいまいちだった。
山頂から由利本荘市街方面を望む。
登山口方面を見下ろす。
以上。
まだまだ未熟ものです。