塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手が怪我、病魔に見舞われたら

2014-08-21 23:13:05 | 日記
 我が家には、飼いはじめてもう18年になる猫がいます。

 捨て猫を父が拾ってきたのが縁なのですが、僕は当時山梨学院での生活を始めたころで、飼いはじめの頃に接点はありませんでした。

 人間で例えるならば、既に100歳を超えているにも関わらず、僕たち家族が飽きれるくらい元気で、病魔に襲われたもう一匹の猫とのコントラストが痛々しいくらいなんです。

 サッカーでもカズ、中山のように40を超えてプレイする選手もいますし、アレッサンドロ・ネスタ、デル・ピエロのように、幾度も怪我を追いながらも、その都度懸命にリハビリに励んできた選手もいます。

 サッカーだろうが動物だろうが

 「健康の素晴らしさ」

 は、本当に凄い物だと実感します。

 選手にとって怪我と病気が一番怖いのは、代表から外れる事でもなく、試合出場機会が無くなることでもなく、ファンとクラブ、メディアの3者全てから、悪意のある罵声を浴びせられるためです。

 「この役立たず!!」
 「給料泥棒め!!」

 インテルに移籍してから怪我に苦しんだロナウドが、これらの批判にどれだけ胸が痛んだかを吐露したことがありました。

 本来ならば励ましを必要とする選手に、罵声を浴びせても何の解決にもならないという事例ですよね。

 病気と怪我は僕たちが普段の生活の中でも気を付けるべき事柄です。

 もしその時、同僚や両親から

 「バカだな!!」
 「いかげんにしてくれよ」

 と言われたならば、誰だって傷つきますよね。

 それは選手も同様で、自分を一番恥じているのも、また彼らなのですから。
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クリックス・ヤスダを思い出して

2014-08-21 01:14:03 | 日記
 昨日、物は例に

 「クリックス・ヤスダ」

 で検索をしてみますと、ホームページは2008年以降更新されていない様子で、サッカー批評が18号、20号で企画した河崎三行氏のコラムが閲覧できる形でした。

 その題名は「ヤスダが光っていたころ」で、特に20号に掲載されている

 「ドゥンガとのアドバイザリー契約
 「2002年の破産宣告」

 が、ぐいぐいと読ませる文章になっています。

 特に「2002年の破産宣告」では、韓日ワールドカップに限らずライセンス販売のむずかしさ、本家(この場合にはFIFA)に支払う契約金など、そのビジネスの成り行きが、僕たちに訴えかけてくるのです。

 でも、ヤスダのように

 「その存在意義」

 を知らしめようとする存在があるのは、むしろ珍しいと言えるでしょうか。

 クロノス、ハイテック、ランゼラ、クエイザーのように、かつては市場で積極的な動きを見せながらも、いつのまにか撤退し、その動向が今どうなっているのかわからないブランドは多いですね。

 リーボックとフィラが、今後経営が上向けば再度市場に投入するかもしれませんが、ブランド経営は一筋縄ではいきませんよね。

 アンブロをナイキが切り離す呂名言した際、インターネット上ではアンブロの生い立ちから現在までを羅列したコラムが多く誕生し、非常に興味深く読んだものです。

 サッカーは市場が開かれている分、新規が入りやすい側面があるのも確かでしょうし。

 

 
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師匠とお弟子、サッカーと文学

2014-08-21 00:45:21 | 日記
 僕が池波正太郎先生を敬愛しているのは、先生の作品が素晴らしい事も確かですし、母が松代出身ということも影響しています。

 先生は2016年の大河ドラマに指名された「真田一族」を題材に選び、「真田太平記」を書き上げましたが、ゆかりのある長野、松代、上田近辺を幾度となく尋ねています。

 先生の作品は、読みやすい上に胸に響く、どんな方でも

 「個の登場人物は僕に似ているな」

 と思える、感情移入すやすい物が多いですよ。

 先生はお弟子をとらなかったようですが、山本一力氏のように先生の作品を幾度となく読み返し、自分の肥やしにしてきたと公言なさる作家もいます。

 僕は山本さんの単行本は一冊も持っていませんが、先生の事を敬愛しているというだけで、僕としては食指が動きますし、きっと作品も素敵なのだろうと、勝手に想像しています。

 角川文庫から発売されている

 「山本一力が語る池波正太郎」

 は、解説としては非常に秀でた作品だと思います。

 サッカーでも、監督は駆け出しの頃に出会った指揮官との出会いが、今後の進路を左右しますね。

 モウリーニョもバルセロナ時代、ボビー・ロブソンとファン・ハールの姿勢から多くを学んだと語っていますし、その彼の背中をみて、ブレンダン・ロジャースとスティーブ・クラークがプレミアの指揮官となりました。

 チャンピオンズ・リーグ優勝3度、アンチェロッティもアリゴ・サッキを踏襲することで、腕前を上げてゆきました。

 文学でもサッカーでも、優れた作家、指揮官との出会いが深い味わいと喜びを与えてくれますが、その反面他の分野に疎くなるという危険性はあるかもしれませんが。
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