塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今僕たちは香川にどんな助言を与えるべきか

2014-08-28 22:33:47 | 日記
 もし貴方がトーマス・クロートならば、顧客である香川にどんな助言を送りますか?

 モイーズにしてもファン・ハールにしても、彼最大の武器である敏捷性、ターンしてからのシュートという形を、スペイン代表のファン・マタに任せようとしています。

 ASローマ時代、中田英寿がファビオ・カペロから

 「トッティの控え」
 「両者を共存させるには中田を一列下げる」

 という提言を受けた事を思い出します。

 実際香川も一列下げた場所を与えられましたし、両者ともにもがいた事は事実です。

 ローマは当時基本布陣を3-4-1-2にしましたが、これはトッティだけでなく右のカフー、左のカンデラの推進力を活かすためでもありました。

 仮に3-3-2-2を用いたとすれば、ダミアーノ・トンマージにかかる負担が大きすぎ、両翼の攻撃力が低下しかねないためだったのでしょう

 ユナイテッドも3-4-1-2ですが、現状香川にはマタを打ち破る事が出来ておらず、移籍が濃厚と囁かれます。

 つまり選択肢は3点あり

 1・ユナイテッドに残留
 2・ユヴェントスに移籍
 3・アトレティコに移籍

 になります。

 空間が無く、フィジカル・コンタクトが強いイタリアよりも、太陽が輝くスペインの方が、彼には良いように感じます。

 トーマス・クロートも香川も、31日まで随分悩むのは確かでしょうね。
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本場という殺し文句の背後にあるもの

2014-08-28 17:19:08 | 日記
 どの分野でも「本場」という言葉には重みがあります。

 食で言えばキムチの本場は韓国、寿司の本場は日本、黒ビールならばアイルランドという形です。

 服飾に関心のある方ならば、いつかバーバリーでレインコートを仕立て、ギーブス・アンド・ホークスのスーツに袖と通したいと思うのでしょうね。

 そしてそれらが誕生したイングランドは、当然サッカーの母国であり、プレミアリーグは本場として、日本に限らず世界中からファンが声援を送りますね。

 でも、この本場と言う物差しは、案外冷静に判断せねばなりません。

 例えばキムチですと、韓国直輸入という商品はそれだけで購買意欲を注がれますが、味付けに関しては酸味が強く、国産白菜を用いた国産品の方が僕たちの味覚に合致します。

 カマンベールチーズもフランス産よりも、明治や雪印といった国産品の方が美味しいと感じます。

 つまり、アレンジすることで風土にあった商品開発するほうが、より現実的なわけです。

 いかに英国産のスーツが質が良いといっても、着心地と仕立てに必ずしも満足できるわけではありませんし、案外既製品の方が良いという方もいらっしゃるでしょうね。

 イングランド式の

 「キック・アンド・ラッシュ」

 の名残はまだ見られますが、それらは日本人好みでは無いと言う面があります。

 今でもファンがセンター・フォワードとセンターバックが競る場面を好むからこそ、地方ではこの方式が採用され、首都ロンドンでは大陸型のサッカーが普及しているという形でしょうか。

 日本がキック・アンド・ラッシュに活路を見出す事は無いでしょうが、それでも

 「本場の香り」

 に触れてみたいとは皆が思うのでしょうね。
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言葉とジェスチャー。馴染む為に必要な要因

2014-08-28 01:35:06 | 日記
 僕の店で買い物をする海外の方は、中南米、東南アジアの方が多いのですが、ひとつ特徴があります。

 それは家族の場合、奥様とお子さんが日本語を嗜んでも、ご亭主はそうでは無いと言う点です。

 やはり、子供の方が脳みそが柔軟なのでしょうか、一度聞いた単語はすぐに飲み込めるのでしょうし、奥様は周囲と学校の事を考慮すれば、ご亭主よりも日本語を覚える必要が大きいのでしょう。

 「凄いね、ポルトガル語がわかるなんて」

 昨日、僕が応対したお客様から褒められた言葉です。

 僕が話したのはイタリア語ですが、僕の話す内容に敬意を払って頂いた事は凄く嬉しかったですし、サッカーが好きなのでと返答すると、ああ、なるほどねという表情でした。

 今日本人選手は一時期の勢いがありませんが、ドイツを筆頭にスペイン、イタリア、イングランド、ベルギーなど、多岐に渡ってプレイしています。

 その時、やはり言葉は馴染む要素の一つですが、当然サッカー用語も覚えねばならず、確かに大変でしょうね。

 言葉というのは話すための道具ではなく、

 「自分を護る道具」

 でもあります。

 よくオードリーの春日が

 「台湾でトゥースと発していたら、コーディネイターの方が血相変えて飛んできた」
 「それは現地の言葉で、血反吐を吐いて死ね!!という意味だったんだ」

 と語ります。

 そう、日本では何の問題がなくとも、現地では大問題になる言葉やジェスチャーは、間違いなく存在します。

 サッカー選手はただでさえ目立ちます。

 ですから予備知識がないまま、自分の評価を落とさないように気を付けて欲しい物です。
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今のJ1はPBと一緒のように見える

2014-08-28 01:26:03 | 日記
 スーパーに限らず各社が競って「PB」、プライベート・ブランドの開発、販売、陳列に力を注いでいます。

 従来の

 「安いから買う」

 と言う形から、安いが高品質という認識が強く影響していることもありますし、僕の働くスーパーでも、プライベート・ブランドは存在しますから、確実に潮流となっていますね。

 このプライベート・ブランドはある種、今のJ1と同じように見えます。

 プライベート・ブランドは値段がこなれているのも確かですが、実用性に秀でている品が多いのです。

 僕も自店でスポーツ・ドリンク、ドリンク・ゼリーを災害用に買い求めましたし、特に食品や石鹸の類は実用性と品質が比例しなくては、開発した意味がありません。

 例えば長野東急にはポール・スチュアートやラルフ・ローレンのブティックがありますが、そこで売られているスーツは、廉価版のスーツが何着も買える金額だからですが、だからこそ僕たちの中に

 「昇給したらここでスーツを買おう」
 「僕もこのブランドが似合うだけの地位が手に出来た」

 という憧れが生まれます。

 プライベート・ブランドに憧れはありませんよね。

 J1が日本人選手にとって実用的、言い換えれば実践の場だとすれば、海外リーグは今でも憧れの存在と感じます。

 プレミアやリーガが本格イタリアスーツとするならば、スコットランドやベルギーはセレクト・ショップが手掛けるスーツに例えても構わないと思言います。

 Jリーグが東南アジア進出に力を注いでいますから、彼の地にとって日本でプレイすることは希望の灯なのでしょう。

 その志をJでプレイする日本人選手達も感じるような運営を、僕たちも考えねばなりません。

 
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